草木染めで緑を染める方法を習う
先週、藍熊染料のワークショップで、緑染め(若葉染め)を習いました。草木染の試験布研究会です。その感想を書きます。
普通に葉っぱを煮出して染まる色は、茶色っぽい緑や黄色っぽい緑になりがちですが、調整をすると緑色に染めることができます。
写真のスカーフは、先生の桑の葉染めです。残液で染めたので黄緑ですが、はじめに染めた布は、絵の具のビリジアンみたいな緑色でした。そこまでの緑を染めたいとは思いませんが、木綿の場合はミントグリーン系のキレイな色だったので、自宅で染めてみたいです。
※講習会中の写真は載せていません。細かい技法は書いていません。参加した感想を書いています。
染めた日:2019年5月24日
目次
緑に染めること
自分でヨモギ染めをした時、黄緑でした。普通に葉っぱで染めようとすると、いわゆる緑には染まらないです。
色としては、自然に染まる黄緑色で十分だと思いますが、他の人が染めているヨモギグリーンと結構色が違うので、どうやったら緑っぽくなるのか疑問には思っていました。
一つの方法として、どうやればまさしく緑という色に染められるのかを習って、少しスッキリしました。
研究会では、いろいろ条件を変えて、桑の葉、クサギの葉、桐の葉、セイタカアワダチソウの葉、桜の葉から緑色を染めました。みんなで手分けするからできることで、自分1人でやろうと思ったら何日かかるかわかりません。
数種類の葉っぱを染めて、微妙な色の違いもわかりました。参加してよかったです。
今読んでいる、山崎青樹著「草木染型染の色」という本の92ページにも、緑染の発見、とまどいと興奮の話が出ています。
年度初の講習会
今回は年度始まりで参加者の人数が増えて、初めて参加される方も多かったです。前回が年度終わりだったので、それまではどちらかというとベテラン、常連の方が多かったんです。
数ヶ月前に研究会に初参加した時、私が疑問に思ったり、不思議に感じたことを、同じように質問していて、同じなんだなあと思いました。
テーマのことだけでなく、媒染剤のことや、煮出し方、植物の時期や育て方など、いろいろな話が出てきます。いろいろな人の視点で質問がでると、知識の幅が広がって、勉強になります。メモをとらないと忘れてもいきますが。
遠方から来ている方も多いです。
グラデーション
今回もスカーフをグラデーションに染めるコツを少し教わりました。
おまけのスカーフを先生と参加者の一人がまとめて染めてくれて、その際に実演を見ました。
以前自分でスカーフを染めた時、色と色の境目が段々になってしまったことがあったのですが、どうすればそうならないのか、コツがわかりました。
でも、自分で上手にできるのか、というと話は別です。自宅で練習しなくてはならないな、と思います。
透け感のある素材をグラデーションにして服にしたら素敵かも、など妄想は広がるものの、そこまでたどり着けるのがいつの日になることやら。
藍熊染料の草木染ワークショップについて
藍熊染料の講習会には、試験布研究会以外にも、草木染のワークショップがいくつかあります。
試験布研究会の概要については、以前書いているのでそちらをお読みください。
草木染の研究会に参加:キンモクセイとクサギ
研究会で草木染め体験:ザクロとクヌギとエンジュ
枇杷染めの研究ワークショップ
藍熊染料のヤシャブシ染め研究会
私は型染めにも興味があるので、それにも時々参加しています。何か作品を作るというよりは、型紙の作り方や染め方などの基本手順を覚えたいと思っています。
型染めを初めて習った話はこちら→ 藍熊染料で染物体験(型染め)
藍熊染料のホームページのお知らせに載っています(2022年秋から講習会が再開されています!)
講習会の日は、割引で商品が買えます。今回は何も買いませんでした。
草木染めを学びたいと思ったら藍熊染料の講習会、おすすめです。2020年初夏には緑染めのセミナーもあるらしいです。
草木染め体験ができる場所、習える場所を探している人の参考になるかと思い、ブログに書いています。何か気になる点などありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお知らせください。