2023年10月29日(日)クサギ染めワークショップ開催報告(岡山)

臭木の木とクサギ染め作品

2年ぶりにクサギ染めの会を開催しました。場所は岡山市北区中牧の民家です。自然に囲まれた、別荘のような心地よい場所です。

染料となるクサギの実を一部採取したり、草木染めに使える道端の植物を観察をしたり、ランチタイムも楽しみ、最後に染め上がり作品をクサギの木と記念撮影もして、やりたかったことができました。

今回の参加者は初参加3名。みなさん植物が好きな方で、草木染めも植物ライフの一部に取り入れてもらえたらと思います。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

クサギの実の採取

クサギ(臭木)の紺色になった実だけを取り、水色に染める秋の草木染です。

クサギの実

夏のお花はこんな感じです。クサギの木がどこにあるのか?を探すのは夏。夏のお花が白くて目立ちます。

臭木の花

※クサギの実の採取についてはこちら参照→ クサギの実の採取とクサギ染めテスト

最大のハードルは量を採取すること。事前に採取したものにプラスして、当日、参加者にも少し採取してもらいました。

事前採取分は、去年に美作市上山の草刈り伐採でもらったものや、岡山県備前市の和菓子KOUさんに協力してもらい採取したものなど、いろいろミックスです。ご協力ありがとうございます。

臭木の実はたいてい、上の方、手が届かない位置にあることが多いです。採取した木もそうでした。

臭木の木

高枝切りバサミが大活躍しました。

高枝切鋏で採取

濃い紺色、とてもよい状態の実が採取できました。

クサギの実

気候もちょうどよくて、よいタイミングの日に開催できました。

ワークショップの雰囲気

屋外でガクから実を取り外しているところ。

クサギの実染料の準備

当日採取分はこれだけ。宝石のような素敵な色でした。なかなかこの状態で採取できることはなくて、うれしいです。

クサギの実

事前採取分ともあわせて、ステンレスの寸胴鍋2個を使って煮出しました。鍋の中の実の色を見ると、青みが少ないものも混じっているのがわかるかと思います。

臭木の実を煮出す

今回は2番液まで煮出しました。

実を煮出しているところ。クサギのにおいがします。独特な香りですが、個人的には嫌じゃないです。

2番液はおいしそうな香りでした。豆のような、米ぬかのような、穀物のような匂い、という意見が多かったです。

青緑色の液が取れました。これは1番液。まだ実に色が残っている感じがします。

これは2番液を取った後の実。かなり色が取れた感じです。

煮残ったクサギの実

今回は均等に3等分して、同じ状態の液で染めることにしました。植物の状態はひとつひとつ違うので、鍋ごとに染まる色が違うこともあります。

クサギ染めの染液

染液を煮出す間に、木綿は濃染処理もしました。

※濃染作業はこちら参照→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

染め始めたところ。これは木綿のキャミソール。

クサギ染め染色作業

これはコットンシルクストール。

クサギ染め染色作業

これはシルクストール。

徐々に色が入っていきます。最後の方は結構濃い色になりました。

クサギ染め染色作業

コットンシルクストール。繊維で色の染まりに差が出てきます。

シルクストール。

クサギ染め染色作業

水洗いしているところ。水色に染まっていました。

屋外の物干しで乾かしているところ。屋根があって日陰になるのが草木染めではありがたいです。

乾燥

乾かしている間に、お昼休憩をとりました。希望者には近くの眞栄田商店さんのお弁当を予約。お惣菜がいろいろ入っているところが好きです。※2024年1月追記:現在の眞栄田商店さんは完全予約制の店内飲食のみ、弁当販売はお休みしています。

眞栄田商店のお弁当

最後にクサギの木と記念撮影。キャミソールは半乾き、ストールは乾いた状態の色です。

臭木の木とクサギ染め作品

生地によって微妙に色の違いがありました。(この写真は実物より暗く写っています)

クサギ染め作品

いろいろ体験して、盛りだくさん。おしゃべりしながら楽しい会になりました。

みなさん草木染め初心者の方でした。草木染めにはいろいろな染め方があり、細かく言うと植物ごとに違って、クサギ染めは基本の染め方と少し違います。基本の染め方はこちら参照→ 草木染めで布を染める方法:綿・麻・絹

※2年前に岡山市中区でクサギ染めをした時の色はこちら→ 2021年10月31日(日)クサギ染めワークショップ開催報告(岡山)

次回のワークショップ

11~12月は、ログウッドというマメ科の木の芯材を使って、青紫~紺色を染める会をします。濃いので以前染めた布に重ね染めするのもおすすめです。ぜひご参加ください。

詳細・ご予約はこちら→ 2023年11~12月草木染め体験ワークショップ参加者募集(岡山)

イベントとしては、11月18日~19日に、おかやまファーマーズ・マーケットノースビレッジ(勝央町)で、Shoo Transport Art Fesというアートイベントがあって、つぎいろは、11月19日に、黒豆とピオーネの草木染め体験を出店します。

「岡山旅行ついでに草木染めをしてみたい」など個別の依頼もお受けしています。お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にご相談ください。

乾燥後の色あい

当日は半乾きだったキャミソールのみ、乾燥後のお写真を送っていただきました。乾いても結構濃い色とのことです。

クサギ染めキャミソール

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。