研究会で草木染め体験:ザクロとクヌギとエンジュ

ザクロとクヌギ染めスカーフ

草木染めの講習会で、ザクロとクヌギとエンジュの染物体験をしてきました。

この染物の講習会では、試験的にいろいろな条件で小さい布を染めてみて、色あいの違いを確認します。ちょっとマニアックな感じのワークショップで、楽しいです。とても勉強になります。

場所は、東京・浅草の藍熊染料という染料屋さん。6階の染物に適した部屋(工房?)です。

写真は、おまけの絹スカーフをザクロ(黄色)とクヌギ(ピンク)で私が染めたもの。グラデーションのはずが、薄すぎてわからない感じになっています。

※講習会の案内に「講習会中の写真撮影はご遠慮願います」とあったので、講習会中の写真は載せていません。
※どこまで講習会の内容をネット上に書いてよいのかわからないので、参加した感想を書いています。

染めた日:2019年1月25日

ワークショップの概要

  • 草木染 試験布研究会(個別クラス)(山崎樹彦先生) 10時~16時 税込7560円/1回
  • 1回ずつ申し込みするタイプの講習会(今回の参加者は7名でした)
  • 代表的染料の複数条件での染めテスト。月1回で2年間で染料がひとまわりする。
  • その日に染めた生地の見本がもらえる。

染物実験に参加するという感じで、何か作品が作れるわけではありません。でもその分、勉強になります。

スカーフは単なるオマケです。いつもオマケが付くのかはわかりません。

申込みは、藍熊染料ホームページの講習会のページから「お申し込みフォーム」を使うのがオススメです。私はそこから予約しました。後日、郵送で案内が届きます。料金は当日現金払いです。

クヌギとザクロとエンジュについて

今回の染料は、クヌギ(樹皮)とザクロ(果皮)とエンジュ(つぼみ)で、染料店で買えるタイプの乾燥染料でした。

エンジュは以前、MAITOの草木染めワークショップ体験で染めたことがありますが、クヌギとザクロを染めるのは今回初めてでした。

エンジュについては、アルミ媒染ですごいキレイな鮮やかな黄色だと思いました。春にぴったりの色。(写真はありません)

ザクロの色あいは黄色、茶色系。さほど興味がない色ですが、ザクロについては、木綿の下地染めとして使ってみたいと思っていたので、参考になりました。

クヌギは、黄色が強いピンク。人の感覚で違いそうですが、濃いとモモヒキやステテコの色に見えます。

このワークショップに参加したことで、木綿が濃染剤がなくても染まることを知りました。ほとんど色がつかないと思っていました。絹よりは薄いけれど、けっこう染まります。私は主に木綿を染めたいので、参考にしたいです。

草木染めの場合、その時々の植物の状態や染色の条件によって、色が違ってきます。本で見る色と、実際に染まる色がけっこう違うので、実際に染めた色をたくさん見たいなと思います。

おまけのスカーフ

残り液で、おまけの絹スカーフを染めました。

媒染で色あいが違うので、染めようと思えば3染料×2媒染で6色染められたのですが、シンプル好きなので2色にしました。

初めての染料であるクヌギとザクロのアルミ媒染にしました。着用イメージはこんな感じです。

クヌギとザクロ染めのシルクスカーフ

薄くしないとステテコ色になってしまう気がして薄くしたからか、グラデーションのつもりがほとんどグラデーションしていません。

スカーフの真ん中に白を残したのですが、正しかったのかは疑問です。淡いピンクと黄色なら、色が重なってもきれいだったかもしれません。

色あいは、どちらもイエローベースのスプリングの色かと思います。私はパーソナルカラーがブルーベースのサマーなので、ちょっと似合わないです。

講習会とパーソナルカラーは全く関係ありませんが、家にある色見本と比較してみました。

下の写真は、クヌギ染めのピンク。色見本の左側がサマーの色、右側がスプリングの色なのですが、どう見てもスプリングの色に近いです。

クヌギ染めパーソナルカラー比較

下の写真は、ザクロ染めの黄色。黄色自体がほとんどイエローベース側の色なので、スプリングかなと思います。(写真だとわかりにくいのですが、サマーの黄色は、ペールレモンと呼ばれる色で、レモンイエローを淡くしたような色なので、ちょっと違います)

ザクロ染めをパーソナルカラーと比較

※パーソナルカラーについてはこちらに書いています→ パーソナルカラーのこと

媒染剤で媒染液を作る

今回は媒染液作りも担当させてもらいました。

自分で自宅で染めるときは、けっこう適当に媒染液を作っているので、間違えないように緊張。

媒染は、アルミ媒染(ミョウバン)と鉄媒染の2種類を作りました。染料が複数だったので、何度も作りました。作るタイミングがあったりして少し大変でしたが、何回もやったので作り方を覚えられてよかったです。

テーマ以外に、いろいろ教わる

前回も見せてもらったのですが、今回も、染色後の日光堅牢度をテストした布を見せてもらいました。やっぱり草木染めは日焼けに弱いです。

一般的に言われているとおり、薄く染めると色が薄くなりやすい。でも、日を当てると逆に濃くなるものもあって、興味深いです。

媒染剤についても教わりました。アルミも鉄も、媒染剤の種類がいくつかあって、その違いや注意点など。ためになります。

あと、個人的に抱えていた草木染めの疑問について、先生と他の参加者にきいたりして、少し解決することができました。これが一番、自分のためになったかもしれません。

他の草木染めのワークショップ

藍熊染料には草木染めの講習会が他にもいろいろあります。自分の作品を作るタイプのものもあります。

この山崎先生の試験布研究会も、私が参加している「個別クラス」とは別に、その時々で気になるテーマを研究する「自主クラス」という名前のコースもあります。例えば「下地染め」について条件を変えて比較するとか、輪をかけてマニアックな内容なので、気になります。

「自主クラス」という名前だと、各自でやる感じがしますが、1つのテーマをみんなでテストするものです。その前の回に参加した人の意見でテーマが決まる感じ。1回ずつ申し込みするタイプの講習会ですが、常連の人が多いのではないかと思われます。

私はまだ自主クラスには参加したことがないのですが、気になるテーマがあれば参加してみたいです。でも、日程としては、参加している「個別クラス」の前日が「自主クラス」なので、2日連続になるので体力を考えるとつらいかも。

あと、3月には桜染めの実演が見られる講習会もあるので、楽しみです。桜の小枝から桜色を出す方法、すごい知りたいです。

藍熊染料の講習会全般についてはこちらでも書きました → 草木染の研究会に参加:キンモクセイとクサギ

藍熊染料で買ったもの

講習会に出た日は割引になるので、今回は、モノゲンとこし布を買いました。

液体モノゲン(定価900円税別)は、ウールをやさしく洗う洗剤です。

モノゲンを使った精錬を紅花染め体験の際に習ったのですが、洗剤を買い忘れていました。アナンダで買ったほうが濃縮タイプなのでお得だったかも。(そこまでの量はわたしには不要ですが)

こし布(定価900円税別)は、植物から染める液をとった後に、残った植物をろ過する際に使います。

型染めに使うメッシュと同じものと思っていたら、目の細かさが違うということが判明。少し高いけれど、くり返し使えるので不織布を使い捨てするよりはエコなので、買うことにしました。