2021年12月14日(火)初心者向け草木染め体験ワークショップ開催報告(岡山)

初心者向け草木染め体験風景

初心者向けの草木染め体験ワークショップの2回目を開催しました。ザクロの皮でトートバッグとシルクのミニストールを染めました。

ストールは媒染によって違う色に。草木染めの不思議を楽しんでもらえたと思います。

今回の参加者は、初参加の3人。置きパンフレットを見た方と、インスタグラムを見た方とそのお友達が来てくれました。ご参加ありがとうございます。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

ワークショップの場所

場所は岡山駅の市街地にほど近い地域の貸し部屋を借りました。初めて使う場所でしたが大きなトラブルもなく、無事に開催できてよかったです。

10月に「おひさまアートバザール」に出店した時、立ち寄ってくれた方が「ワークショップに使えそうな場所があるよ」と教えてくれました。一度下見して、今回借りることができました。ご紹介ありがとうございます。

※マルシェ出店の話はこちら→ 岡山でのマルシェ出店

駐車場が無いので、横付けして荷降ろしをした後、近くのコインパーキングに停めました。

ワークショップの雰囲気

自己紹介をすませてから、初心者の会なので、草木染めの基本的な説明をしました。今まで説明が足りてない、と感じていた部分も今回は説明できたかと思います。

「簡単だから家でもできそう」「他の植物でも染めてみたい」と思ってもらえてたらよいのですが。

使った染料はザクロ。食べた後の皮と、染料店で買った乾燥染料を半分ずつ使いました。鍋を分けて煮ました。

食べた後のザクロの果皮を叩いているところ。すりこ木を使いました。大きいまま乾燥させていたので、叩いて小さくしました。かなり硬かったです。

柘榴

こちらは食べた後の皮を寸胴鍋で煮出しているところ。

食べた皮の煮出し

こちらは乾燥染料を煮出しているところ。

乾燥染料の煮出し

使う材料で、雰囲気の違う染液ができあがります。

目の細かい布でこして使います。これは食べた後の皮のほうです。

布でこす

今回は使う液量で煮出しましたが、お家に小さい鍋しかない時は、少ない水量で煮て、お湯で薄めて使う方法もあります。やり方で染まり方も変わってくるので、お試しください。

写真を取り忘れましたが、木綿のトートバッグは濃染剤で前処理をしました。ザクロは木綿や麻も染まりやすい染料ですが、濃染処理をしたほうが濃く染まります。

※濃染剤の話はこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

染めているところ。乾燥染料から作った染液です。黄金色に染まっていきます。

みょうばん液作り。人数が少なかったので、媒染液作りも一人ずつしました。

みょうばん液作り

これは鉄媒染をしてから染液に戻したところ。鉄媒染をすると暗い雰囲気の色になります。

バスタオルで水けをとって、ビー玉と輪ゴムで入れた模様を外したところ。クッキリ模様を入れることができました。

模様を入れたトートバッグ

持ち込みOKのワークショップですが、今回は3人とも、こちらで準備した布小物を染めました。

染め上がり。窓際の自然光で撮影しました。同じシルクストールが媒染の違いで違う色あいになっています。木綿のトートバッグもシルクとはまた違う色あいに染まりました。

初心者向け草木染め体験風景

乾くとまた違った色あいになると思うので、参考のため、参加した方はぜひ乾燥後のお写真をお送りください。このページに追加掲載します。

所要時間3時間。初めての初心者の会が2回とも無事に終わってホッとしました。

いつもと何が違うのと言われると、結局煮出して染めるという作業は同じなので、そこまで差はないのですが、私自身の心構えが違っていて、説明をがんばったのと、比較的簡単に染まる染料を選びました。

今後のワークショップ

まだ準備中ですが、1月も何度か草木染めワークショップをする予定です。決まり次第ブログで募集をします。参加申込時にメール可だった方には、募集開始時にメール案内も配信します。

ご要望があればお気軽にお知らせください。

次からは普通の会に戻ります。また時期を見て、初心者向けの会もやろうと思っています。

乾燥後のザクロ染めの色

木綿のトートバッグ。模様もくっきり、よく染まったとのことです。

柘榴染めトートバッグ

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。