藍熊染料で染物体験(型染め)

型染めで五倍子染め

東京・浅草にある藍熊染料に、草木染の型染めを習いに行ってきました。

秋に紺屋めぐり(新宿区の染物イベント)のツアーに参加した時、「型染めをしてみたい!」と思ってから、はや3ヶ月。やっと型染めを習うことになりました。

  • 草木染 型染研究会(山崎樹彦先生) 10時~16時
  • 洋型紙1枚、染める素材付き(テーブルセンター、エコバック、コースター、帆布、和紙などから選ぶ)
  • カッターは持参(藍染染料のお店で購入可能)

みんなで一緒に同じ工程を習うタイプではなく、自分でやることを決めて、それぞれ進める形式です。でも、使う染料や糊などは一緒に準備して共有するので効率的です。

1回ずつ申し込みするタイプの講習会ですが、参加者8人のうち、はじめての人は私ともう1人だけでした。慣れている方が多くて、自由で研究熱心な染物教室、という感じです。

自由なので、自分の型紙を使ってもいいし、用意された型紙を使うこともできます。染めるものも、自分で持ってきた布を染めてもいいし、もらえる素材から選んで染めることもできます。

わたしは、9号帆布を選び、カットして使いました。型紙を切るところを中心に進めて、試しに1つの色でシンプルに染めてみました。

自分の作業よりも、周りの人のやり方を見たり教わったりして、とても勉強になりました。

これから月1回ペースで通って、型染めの基本を習得する予定です。

おみやげに蒸し糊をもらってきたので、近日中に自宅の限られた道具でできるか挑戦します。

※講習会中の写真は載せていません。細かい技法は書いていません。参加した感想を書いています。

染めた日:2019年1月10日

はじめての型染め

今回は、1つのスケッチからできた違う型紙4つをカットする練習をすることにしました。

写し取る絵を洋型紙の上に配置して、切り抜いていきます。下にひくのは普通のカッターボードより、柔らかい感じのマットでした。

型染め用のカッターを藍熊染料で買いました。12%割引。

デザインカッター

小刀みたいな形で、普通のカッターよりは細かいところまで切りやすいです。角度の違う替え刃(30度と45度)が5枚ずつ入っています。45度より30度のほうが切りやすいそうです。

型紙用の紙は講習会で1枚ついていますが、自宅用にも1枚買いました。皮革みたいな茶色い紙(でも素材はプラスチック)でサイズは54×90cmです。12%割引。

型染め用の洋型紙

カッターの使い方や、絵の置き方などのコツを先生に教わって、黙々と切り抜きしました。

こういう作業は好きなので、集中さえできればできそう。でも、集中力がきれて力加減を間違えると、切ってはいけない場所を切りそうになります。

4つのうち2つ切りました。

1つは染色まで進めることにしました。糊の置き方・ヘラの使い方も教わって、作った型紙に蒸し糊を置き、五倍子で染めました。サザンカ柄です。サイズは17cm×17cmぐらいです。

型染めで五倍子染め

くっきりはっきり図柄がついてうれしかったです。この方法、むりやりステンシルで手作り年賀状をつくる前に習っておくべきでした。

もう1つは、糊を置いて、ぼかしの色を置く練習をしました。

ラックと藍で色さし

上の写真は、刷毛で色をのせた段階。赤がラックダイ、青っぽいところが藍です。ここまでしか進まなかったので、持ち帰って自宅で全体を染めます。

絵の線の部分(黄色っぽいところ)は、糊がのっている状態です。全体を染めて糊を落とすと、糊が置かれた部分が白抜きになります。

ぼかしの色さしは苦手です。紺屋めぐりで友禅染め体験をした時と同様、上手くイメージできないし、つけすぎるとそこだけ液体がしみこんだ色になってしまいます。

他の人の工程もついでに習う

染料の作り方、紗張り(型紙につける細かいアミ)のやり方、色の抜き方など、他の人の作業を見ることで勉強になりました。

完全には覚えられなかったけど、こういう風にやるんだ、ということが少しわかりました。

あと、蒸し糊の作り方を教わりました。秘伝?かはわかりませんが、浸し染めをしてクッキリハッキリさせるのって、糊が重要そうです。

紺屋めぐりで糊画工房の見学に行った時も思ったけれど、染まるのを防ぐための糊っていろいろあって、よくわからないです。そういえばその時、「クッキリハッキリなら化学糊でいいんじゃないの」と職人さんに言われたことを思い出しました。草木染めには草木染めに向いた糊があるのかな。そのあたりはまだよくわからないので、これから習っていこうと思います。

草木染めを独学ではなく習うこと

教室で五倍子を鉄媒染で染めてみて、自分で五倍子染めをした時と色の濃さが全然違うことを実感しました。

私が自分で染めた色は、こんな色です。

五倍子染めのドロップショルダーブラウス

この藤色っぽい感じは、これはこれで気に入っているけれど、薄いです。これを濃くしようとしても、わたしには習わなかったらできなかったと思います。

次に五倍子で服を染め直す時は、習った方法を参考にして濃く染めたいです。

習い始めて、独学の限界というか、きちんと教わることの大切さを感じました。

藍熊染料の講習会

藍染染料のお店

講習会を開催しているのは、東京・浅草にある染料のお店「藍熊染料」です。

土日祝日がお休み。平日労働者だった私には今まで行くことができなかったお店です。

いわゆる浅草の中心地、雷門あたりからは少し離れた大通り沿いにあります。草木染め関連の講座がたくさんあるので、また別のワークショップにも行くつもりです。

現金払い(クレジットカード不可)なのがメンドクサイですが、1回1回クラスを申し込めるのがよいです。

草木染め関連だと、下記の講座があります。

  • 草木染 基礎をしっかり学ぶ(上野八重子先生)
  • 草木染 糸染基礎クラス(上野八重子先生)
  • 浸染め防染で型染めを楽しむ草木染め(上野八重子先生)
  • 草木染 型染研究会(山崎樹彦先生)
  • 草木染 試験布研究会 個別クラス/自主クラス(山崎樹彦先生)
  • 草木染セミナー「草木染問答」 2019年 赤茶の染色/鉄媒染グレーの染色(山崎樹彦先生)
  • Tシャツの絞り染め(川﨑 壽子先生)

草木染の他にも絞りの技法やデザイン、化学染料などの講座もあります。

詳しいことは、藍熊染料のホームページ

桑の葉染めのスカーフ

先週、藍熊染料のワークショップで、緑染め(若葉染め)を習いました。草木染の試験布研究会です。その感想を書きます。

普通に葉っぱを煮出して染まる色は、茶色っぽい緑や黄色っぽい緑になりがちですが、調整をすると緑色に染めることができます。

写真のスカーフは、先生の桑の葉染めです。残液で染めたので黄緑ですが、はじめに染めた布は、絵の具のビリジアンみたいな緑色でした。そこまでの緑を染めたいとは思いませんが、木綿の場合はミントグリーン系のキレイな色だったので、自宅で染めてみたいです。

※講習会中の写真は載せていません。細かい技法は書いていません。参加した感想を書いています。

染めた日:2019年5月24日

緑に染めること

自分でヨモギ染めをした時、黄緑でした。普通に葉っぱで染めようとすると、いわゆる緑には染まらないです。

色としては、自然に染まる黄緑色で十分だと思いますが、他の人が染めているヨモギグリーンと結構色が違うので、どうやったら緑っぽくなるのか疑問には思っていました。

一つの方法として、どうやればまさしく緑という色に染められるのかを習って、少しスッキリしました。

研究会では、いろいろ条件を変えて、桑の葉、クサギの葉、桐の葉、セイタカアワダチソウの葉、桜の葉から緑色を染めました。みんなで手分けするからできることで、自分1人でやろうと思ったら何日かかるかわかりません。

数種類の葉っぱを染めて、微妙な色の違いもわかりました。参加してよかったです。

今読んでいる、山崎青樹著「草木染型染の色」という本の92ページにも、緑染の発見、とまどいと興奮の話が出ています。

年度初の講習会

今回は年度始まりで参加者の人数が増えて、初めて参加される方も多かったです。前回が年度終わりだったので、それまではどちらかというとベテラン、常連の方が多かったんです。

数ヶ月前に研究会に初参加した時、私が疑問に思ったり、不思議に感じたことを、同じように質問していて、同じなんだなあと思いました。

テーマのことだけでなく、媒染剤のことや、煮出し方、植物の時期や育て方など、いろいろな話が出てきます。いろいろな人の視点で質問がでると、知識の幅が広がって、勉強になります。メモをとらないと忘れてもいきますが。

遠方から来ている方も多いです。

グラデーション

今回もスカーフをグラデーションに染めるコツを少し教わりました。

おまけのスカーフを先生と参加者の一人がまとめて染めてくれて、その際に実演を見ました。

以前自分でスカーフを染めた時、色と色の境目が段々になってしまったことがあったのですが、どうすればそうならないのか、コツがわかりました。

でも、自分で上手にできるのか、というと話は別です。自宅で練習しなくてはならないな、と思います。

透け感のある素材をグラデーションにして服にしたら素敵かも、など妄想は広がるものの、そこまでたどり着けるのがいつの日になることやら。

藍熊染料の草木染ワークショップについて

藍熊染料の講習会には、試験布研究会以外にも、草木染のワークショップがいくつかあります。

試験布研究会の概要については、以前書いているのでそちらをお読みください。

草木染の研究会に参加:キンモクセイとクサギ
研究会で草木染め体験:ザクロとクヌギとエンジュ
枇杷染めの研究ワークショップ
藍熊染料のヤシャブシ染め研究会

私は型染めにも興味があるので、それにも時々参加しています。何か作品を作るというよりは、型紙の作り方や染め方などの基本手順を覚えたいと思っています。

型染めを初めて習った話はこちら→ 藍熊染料で染物体験(型染め)

藍熊染料のホームページのお知らせに載っています(2022年秋から講習会が再開されています!)

講習会の日は、割引で商品が買えます。今回は何も買いませんでした。


草木染めを学びたいと思ったら藍熊染料の講習会、おすすめです。2020年初夏には緑染めのセミナーもあるらしいです。

草木染め体験ができる場所、習える場所を探している人の参考になるかと思い、ブログに書いています。何か気になる点などありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお知らせください。

藍熊染料は、1Fに染料や道具があり、5Fにスカーフ、ハンカチ、巾着、Tシャツなど染色用の生地がたくさんあります。SEIWAより種類が多いと思いました。ファブリック向けのメーター売りの生地もあります。

講習会に出た日は割引になります。

今回は、型紙用のカッターと洋型紙と紗と、綿のハンドタオルを買いました。赤文字の値札だったハンドタオル以外は12%割引になりました。

これから型染めでやってみたいこと

  • おみやげにもらった糊を使わねばならないので、自宅で染めてみる
  • 自分でデザインした型紙を作ってみたい
  • 風水対応の玄関用黄色い花のファブリックパネルを作りたい
  • 来年の年賀状は型染めで作りたい