枇杷染めの研究ワークショップ

枇杷染めシルクスカーフ
藍熊染料の草木染めのワークショップにいってきました。月1回参加しているもので、今回のテーマはビワの草木染でした。その感想を書きます。

上の写真は、オマケで絹スカーフを染めたものです。媒染や部位の違いで3色を染め分けてみました。今まで手作り市などで枇杷染めの作品を見てきて、そのほとんどはピンクだったので、枇杷染めといったらオレンジっぽい色が主流ということに驚きました。たしかに、ビワの実はオレンジ色だし、そうなのかも。

参加したワークショップは「草木染 試験布研究会」というもの。実験みたいな感じなので作業はけっこう大変ですが、参加するたびに草木染めの知識が増えるので、とてもありがたいです。

藍熊染料の草木染講習会の概要については、以前書きましたのでそちらをご覧ください。
草木染の研究会に参加:キンモクセイとクサギ
研究会で草木染め体験:ザクロとクヌギとエンジュ

※講習会の案内に「講習会中の写真撮影はご遠慮願います」とあったので、講習会中の写真は載せていません。
※どこまで講習会の内容をネット上に書いてよいのかわからないので、参加した感想を書いています。

染めた日:2019年3月1日

今後の講習会のこと

3月には通常とは違うタイプの講習会(草木染セミナー草木染問答2019年赤茶の染色)があって、桜染めの実演もあるらしいので、とても楽しみです。希望者が多くてあとから開催日が増えたので、他の参加者も楽しみにしているのだと思います。

あと、そろそろ新年度となる時期です。

藍熊染料の講習会は、1回1回申し込みができるタイプの講座ですが、どのような講座があるのかは、期の開始前に案内があります。次期の2019年春夏の案内はまだ出ていないようです。2018年秋冬(10月~4月)の案内が出たのは10月頃だったので、4月になってからなのかな?

※追記:藍熊染料のホームページの「講習会」のページに情報がアップされています。

この試験布研究会の場合は、染料が2年でひと回りするので、2年通うのがよさそうです。わたしの場合、5月以降の予定が決まっていないので、1回1回申し込みできるタイプの講習会で助かりました。

草木染を習う場所は都心よりも自然の多い地域や、染物の本場である京都に多いと思います。東京都内で習えるのがありがたいです。藍熊染料は浅草にあって、私にとっては比較的通いやすい場所です。

高田馬場にある誠和という染料屋さんにも、「草木染科」が4月入学であるみたいなのですが、月謝制のスクール形式なので単発では参加できないと思われます。

びわ染め

藍熊染料に行く途中、浅草の路地でもビワの木を見かけました。比較的どこでも見かける木だし、枇杷の葉の健康茶だってあるので、材料が入手しやすい植物かと思います。

枇杷の木

枇杷の木と言っても使える部位はいろいろあるので、その違いなどを研究しました。

いままで見たビワの草木染めはピンクばかりだったので、ピンクを染めるのが主流なのかと思い込んでいました。シルクをみょうばん媒染で普通に染めるとオレンジっぽい色なんですね。

スカーフを普段使わないので、巻き方がよくわからないけれど、装着イメージはこんな感じです。

枇杷染め絹のスカーフ

前回クヌギとザクロで染めた時は、スカーフの真ん中に白を残して染め分けたら、首にあたる部分が白で少しおかしい感じがしました。なので今回は、真ん中も染めてみることにしました。

オレンジ(みょうばん媒染)と紫っぽい灰色(鉄媒染)です。鉄媒染は薄かったかも。濃く染めれば、もっと紫っぽい色になったかもしれません。

自宅にあるパーソナルカラーの色見本と比較すると、枇杷の芯で染めたシルクのオレンジは、イエローベースで、オータムの色かと思いました。(講習会とパーソナルカラーは何の関係もありません)

枇杷染めスカーフのオータムカラー色見本との比較

残った枇杷の材料をわけてもらったので、家でも枇杷染めをしてみたいです。研究会では媒染はアルミ媒染と鉄媒染しか使わないので、銅媒染をしてみたいです。

知らなかったこと

その時のテーマに限らず、参加するたびに「そうだったんだ」という気づきがあります。まだ草木染め初心者なので、当たり前なのですが、知らないことがたくさんあります。

例えば煮出す火加減や染める火加減とかです。草木染めのマニュアル本を読んでいるので、知識として知ってはいるはずなのですが、実際どうなのか、あいまいでした。

あと、草木染めは自然のものなので、その時々で染まる色は違ってきます。本に出ている色見本は本によって違う、本当の色はどうなんだろう?といつも思っていたのですが、条件を変えるだけで色が変わるので、時期でも地域でも変化してしまうものなのだと思いました。

本に「AよりBのほうが赤い」と書いてあったのですが、でも実際やってみるとBよりAの方が赤かったりします。「CかつDという条件では、AよりBが赤い」というような、要因が複雑なんだ、ということがだんだんわかってきました。

あと、自分が最近わからなくて困っていたことを、先生や他の参加者に教わったりしました。