2024年2月23日(金・祝)桜染めワークショップ開催報告(岡山)
桜染め体験ワークショップ、第2回を開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。
参加者は初参加者6名。ひさびさの定員満席でバタバタもしましたが、色とりどり素敵な色が染まって、いい!という声がいっぱいでした。
三連休の初日で、遠方から旅行がてらに来てくれた方もいて、ありがたかったです。岡山旅行を楽しんでいってください。
※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ
目次
染料にする桜の枝
岡山県内の公園で剪定された桜の枝をもらって、バケツで水に挿して保管したものを使いました。
それとは別に、自前の桜の枝でチャレンジしたいという希望があったので、1つの鍋では持参いただいた桜の枝を使いました。前日に剪定した枝なので、鮮度抜群です。写真は取り忘れていて、煮出した後のもの。
ワークショップの雰囲気
染めるものを確認して、簡単な説明や自己紹介をして、作業開始。
枝を煮出すために切っているところ。剪定ばさみで切りにくい太めの枝も少しあって、今回はノコギリも使いました。
2人ずつ3グループに別れて作業。ステンレスの寸胴鍋3個で煮出しました。草木染めにはステンレス製か、ホーロー製の鍋(さびていないもの)がおすすめです。
煮ている間に下準備。これはよく染まるように、濃染しているところ。こちらで用意しているコットンガーゼストールです。
これは持ち込みの手まり用の木綿糸。
アルミ媒染。今回も酢酸アルミを使いました。今年の桜染めは先媒染を基本にして、後媒染も選べる形にしています。
※アルミ媒染についてはこちら参照→ みょうばんアルミ媒染液の作り方
※先媒染と後媒染の違いについてはこちら参照→ 先媒染か後媒染か
煮出し終わったらバシャバシャして、液色を確認。鍋ごとに違いもありましたが、3つともなかなかよい感じの染液になりました。
染めはじめたところ。
濃染や先媒染をしてない木綿の染め始めは、色の入りが薄い感じでした。でもクリアできれい。
これは三つ編みにしたシルクストール。どんな模様になるのかな?
後媒染をしているところ。
染め途中の写真ですが、洗濯ばさみや輪ゴム、ビー玉などを使って模様入れもしました。
※模様入れはこちら参照→ 布に絵を描く、模様を入れる
お箸で入れたさざなみ模様。
輪ゴムやビー玉、洗濯ばさみを使った模様。どちらも同じ染液で染めたハンカチですが、染め方で微妙に色が違います。
染め上がり。並べて写真をとりました。ストール、絹の布、ハンカチ、綿糸。それぞれに微妙に違う色あい、素敵な色に染まりました。
濡れた状態なので、乾くともう少し薄い色になります。参加した方は、よければお時間がある時に乾燥後のお写真をお送りください。このページに追記します。
残液や煮残った枝は、参加者に持ち帰ってもらいました。お家でもぜひお試しください。
桜染めは思うような色にするのが結構むずかしく、奥が深いです。作業が多いのでバタバタもしましたが、枝を煮出すところからの桜染め体験を楽しんでもらえたかと思います。
※桜染めのコツはこちら参照→ 桜染めの方法について
藍の種配布
ワークショップでは、参加者に藍の種を無料配布しています。種まきは桜の季節以降がおすすめです。プランターでも育ちます。
ちなみに、岡山市北区の牧山クラインガルテンの事務所(火曜日定休)の建物の中にも無料配布箱を設置中です。
※春になったら種まきしよう。育て方はこちら→ 藍の種まきと育て方(簡単な説明)
※夏になったら葉っぱで染めよう。染め方はこちら→ 藍の生葉染めのやり方
※たたき染めなら葉っぱ1枚からできます→ 布に葉っぱの形を染める、たたき染め
次回のワークショップ
2~3月は、残り3回、桜染めの会をする予定です。詳細・予約はこちら→ 2024年2~3月草木染め体験ワークショップ参加者募集(岡山)
その後は、いつにするかまだ決めていませんが、初心者向けの会をやりたいと考えています。草木染めの基本的な流れや注意点をわかりやすくした会にできたらと思います。
「岡山旅行ついでに体験したい」など個別の依頼にも対応していますので、ご要望があればお問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。
乾燥後の色あい
乾燥後のお写真を送っていただきました。
シルクストールを桜並木で撮影。
コットンガーゼストール。1日たって、いい色になったとのことです。
コットンハンカチ、ストール。乾くと薄くなるけれど好きな色とのことです。
コットンシルクストールとシルク布。シルクは淡いですが気に入っているとのことです。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。