藍の種まきと育て方(簡単な説明)

タデ藍の芽

春になったら、藍を種から育てて藍の生葉染めを楽しみましょう。初めて藍を育てる人向けに、簡単に説明します。プランターでも育ちます。

藍の種類はタデアイ。よく出回っているのはタデ藍です。

藍の種まき

3~4月、桜の咲く頃になったら種まきをします。ゴールデンウイーク頃まで種まきできます。

苗ポットに種を数粒ずつまいて、薄く土をかぶせて、おさえます。毎日水やりします。

2週間くらいで小さな芽が出ます。芽が出た後も、毎日水やりします。

タデ藍の芽

本葉数枚の頃。

藍の本葉2022

植え替え

ゴールデンウイーク頃、育てる場所に移植します。畑なら株間30~40cm。事前に土作りしておきます。

藍の定植

プランターに植える場合は、野菜用の深い大きいプランターがおすすめ。培養土(野菜を育てる用の土など肥料入りの土)を入れて、株間20cmで植えます。

時々、追肥や土寄せをします。土寄せすると茎から根っこが生えて根付きます。

藍の土寄せ

一番刈り

6月下旬~7月になって、葉っぱのサイズが10cm位になったら、一番刈り。生葉染めができます。一番初めの収穫を「一番刈り」と言って、よく染まります。

藍の一番刈りした畑

根元から10cm位で茎をカットして収穫。中途半端に葉っぱを残すよりも、下の方から一気に収穫したほうが次の葉っぱが育ちます。

花穂がつく前に収穫します。時期になっても刈り取らずにいると、お花が咲いて終わってしまうので注意。

藍の花穂

収穫したら肥料を追肥します。

※生葉染めの方法はこちら→ 藍の生葉染めのやり方

※たたき染めは葉っぱ1枚からできます→ 布に葉っぱの形を染める、たたき染め

二番刈り

1ヶ月後(7月下旬~8月)になって、また大きく育ってきたら、収穫します。何本かは収穫せずに、種取り用に残しておきます。

時期が早ければ、さらに1ヶ月後に三番刈りもできます。

藍の花と種とり

9~10月に藍の花が咲きます。

茶色く枯れてきたら穂ごと収穫して干して、乾いたら種を取ります。

藍の種の乾燥

指で押したり、穂をこすると、黒い種がでてきます。翌春まで保管。

藍の種取後

藍の簡単栽培のポイント

  • 株間をとる。特にプランター。
  • 藍は水分が好き。水切れ注意。葉っぱにも水をかける。
  • 藍は肥料が好き。栄養がある土を使う。追肥もする。

細かい点は過去の栽培記録に書いています。悪いお手本にもなるかと思います。当初のベランダ栽培はこちら→ 藍の種と栽培(生葉染め染料用)

2023年は不耕起&ほぼ無肥料で育てました。その話はこちら→ 藍の栽培。地植えに挑戦2023

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。