藍の芽、藍の双葉、藍の本葉、藍の苗

タデ藍の芽

同じ藍の種をまいても、ベランダのポットで育てる藍の芽(双葉)と、畑ではだいぶ印象が違うと感じました。

土と日当たりの違いで、見た目がかなり違う感じがします。藍の芽と苗について書きます。

藍の葉っぱの違い

タデアイにはたくさん種類があります。

私が育てているのは、葉っぱが丸い、丸葉のタデ藍です。つばき葉とも呼ばれています。当初、長葉と混じっていて、丸葉のものを残すようにしています。正しい品種名はわかりません。

左が葉っぱが丸っこい、丸葉のもの。右が葉っぱが長いもの、長葉のもの。交雑しやすくて、私の育てている種は混じっていて、見た目で丸い葉のものだけ残すようにしています。

蓼藍の丸葉と尖った葉

藍の生葉染めをするには丸葉が色素量が多くてよさそう、と思っています。

藍染によく使われているのは小上粉(こじょうこ)という品種が多く、葉っぱの形は長葉です。

ということで、丸葉(品種名不明)のタデアイの双葉、芽、本葉の雰囲気について書きます。

購入した培養土ならよいのですが、畑の土だと雑草も生えてくるので、雑草と見分けられるように。

藍の双葉、藍の発芽

思っていたより双葉は丸っこい形をしています。真ん中に葉脈の線が見えません。双葉をあわせた横幅は1cmより小さいくらい。2つの葉っぱの付け根はピタッとくっついている感じ。

だいたい、10日~2週間くらいで発芽します。発芽までが長い感じです。

2021年のプランター。適当こぼれ種が2月下旬に発芽。日当たりの悪いベランダ。使い回しの土。

2022年の苗ポット。日当たりのよいベランダ。花と緑の培養土。

2023年の畑の苗床。畑の土。草マルチ。すじ蒔き。

藍の発芽
藍の双葉虫食い

2022年の苗ポット。日当たりのよいベランダ。培養土。本葉が中心から出そうな雰囲気。

2024年の苗ポット。日当たりよくない場所。肥料無し種まき土。

たまに双葉が3枚のものがあったりします。ちょっと観察してから間引きしました。

双葉3枚の藍

藍の本葉

2021年のプランター。日当たりの悪いベランダの本葉。適当こぼれ種。本葉が1枚出たところ。徒長(とちょう)しています。

3月末の藍の芽

2022年の苗ポット。日当たりのよいベランダ。花と野菜の培養土。本場が1枚出たところ。

藍の本葉2022

2023年の畑の苗床。畑の土。すじ蒔き。本葉2~3枚の頃。

タデ藍の発芽

2024年の苗ポット。日当たりがよくない場所。肥料無し種まき土。本葉が1枚出たところ。

藍の本葉ポット

2024年。開墾した畑の苗床。センダン大木の根元。山っぽい土。すじ蒔き。本葉2~3枚の頃。

畑の苗床藍の本葉

藍の苗

定植間近の藍の苗です。

2021年の適当こぼれ種。2月末の発芽から2ヶ月後。紙ポットに小分けして、5月になっても小さい苗でした。こんな苗でも畑に定植したらしっかり育ちました。

藍の苗

2022年の苗。日当たりのよいベランダ。培養土。これは128セルの小さい器のもの。これも畑に植えたら元気に育ちました。

2022年藍の小さい苗

2023年の畑の苗床の苗。苗床の育ちはよかったものの、ウリハムシがついて定植後初期の育ちがいまいちでした。

2023年の藍の苗

2024年の苗ポット。日当たりがよくない場所。肥料無し種まき土。これ以上育たない感じなので、そのまま定植。6月現在、定植後はゆっくり育っています。

小さい藍の苗

左が苗床の苗で、右が上記のポット苗。同じ日に種まきしたものでも、こんなに大きさが違いました。6月現在、定植後の成長差はまだあります。

苗床の苗とポット苗

藍の発芽と苗について思うこと

  • 土の栄養と日光が重要
  • 苗が小さくても、栄養のある土に定植してしまえばなんとかなる
  • 肥料が入っていない種まき土は失敗した。肥料入りや培養土がよいと思う
  • こぼれ種で勝手に発芽したもののほうがよく育つ感じがする

※こぼれ種の苗から育てた2021年の様子はこちら→ 藍の栽培地植えに挑戦(生葉染め用)

※2024年もこぼれ種をメインに育て中です→ 藍の栽培。地植えに挑戦2024

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