型染め、ステンシルの道具
布や紙に型染め(ステンシル)をした時に、自宅で使った道具について書きます。
本格的にやる時は、専用の道具をそろえたほうがいいとは思いますが、とりあえず自宅でやってみようという時、家にあるものをできるだけ使いたいと思っています。
目次
型紙作りの道具
洋型紙
洋型紙は染料店に1000円前後で売っています。つるっとした茶色い紙(でも素材はプラスチック)で、サイズは54×90cmくらいで、A1サイズに近い大きさ。かなり大きいです。好きなサイズに切って使います。
100均のステンシルシートやステンシル用カッティングシートで代用できるのかな?できそうな気もしますが、やってないのでわかりません。
デザインカッター
デザインカッターは、普通のカッターより細くて、小回りがききます。角の部分や小さい曲線が切りやすいです。400~1000円くらいで画材屋さんや染料店で売っています。刃先が折れやすいので、替え刃は付いていた方がいいです。
藍熊染料で購入したNTカッターD-400Pを使っています。角度の違う替え刃(30度と45度)が5枚ずつ入っています。小刀みたいな形で、普通のカッターよりは細かいところまで切りやすいです。
普通のカッターでも、なんとかなると思います。
カッターマット
洋裁で使っているオルファカッターマットを流用しています。カッター台がなければ下敷きになるものなら何でもいいと思います。
※カッターマットの詳細はこちら→ オルファカッターマットの使い心地
染料店で売っている型彫り用のビニール下敷は、工作のカッターマットよりも、もっと弾力があってやわらかいです。あれば型彫り用の下敷きのほうが切りやすいと思います。
ステンシル色置きに使った道具
刷り込み刷毛
刷り込み用の刷毛が染料屋さんや画材屋さんで売っています。
絵の具の筆でもなんとかなりました。毛が硬めで使いやすいです。ステンシルのスポンジでも大丈夫なのかは、やってないのでわかりません。
藍棒
藍棒という顔料の塊。藍染の藍の塊です。お習字みたいに水ですると青い色になります。
青色に染まる植物は少なく、青は藍からとります。青色が必要なければ不要です。
アルギン酸ソーダ
昆布など海藻のネバネバ成分。食物繊維。染液に入れて、ネバネバさせて、にじまないようにします。使わなくてもなんとかなります。使わないほうが雰囲気がよい気もしました。誠和(高田馬場にある染料店)ではローパスガムという名前でした。
糊置きで使った道具
以下は糊置きする時に使う道具です。ステンシルみたいに色を刷り込むだけなら不要。
スケッパー
パン作りのスケッパー(ドレッジ)で糊置きしています。糊置きヘラは染料店や画材屋さんで売っていますが、とりあえず家にあったスケッパーを流用。
自作メッシュ枠
糊置きをする時、型紙の上にメッシュ(紗)を置きます。アルミ枠が高価だったので、ダンボールで枠を手作りしました。
糊を置く量が少ない場合は、なくてもなんとかなりました。型紙自体が紗張りされていれば不要です。
※手作りした話はこちら→ テトロンメッシュのスクリーンを自作(型染め用、ダンボール版)
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