テトロンメッシュのスクリーンを自作(型染め用、ダンボール版)

セロテープで紗を止める

自宅で型染めをするために、簡易版のテトロンメッシュ(紗)のスクリーンを作りました。糊を置くためのメッシュがついた枠です。

とりあえず染物をしたかったので、自宅にあったダンボールで枠を作りました。枠は基本的に使い捨てですが、作業的に濡れたり汚れたりしなければ、メッシュだけはずして使いまわせます。

染料店にメッシュのついたアルミ枠タイプが売っていたのですが、高くて買えませんでした。そのうち、ダイソーのコルクボードについている木枠で、何度もくり返し使えるものを作りたいと考えています。

自作テトロンメッシュ枠の材料

  • テトロンメッシュ(藍熊染料の「#24メッシュテトロン細目紗(華)(135cm巾)1m」という製品)
    A4サイズくらいの分量
  • 家にあったダンボール(A4サイズ、高さ2cmくらい)
  • セロハンテープ

自作テトロンメッシュ枠の手順

  1. ダンボールの不要な部分をカット
  2. ダンボールの真ん中をくりぬく
  3. メッシュをダンボールより少し大きめサイズに切る
  4. セロテープでメッシュをダンボールにとめる

自作テトロンメッシュ枠の写真と説明

材料をそろえる

こちらが浅草の藍熊染料という染料店で購入したテトロン紗です。(下に置いたカッターボードの罫線1cmが透けています)網戸のアミをやわらかくしたような、虫かごについているアミみたいな感じです。代替になるものは、思い浮かびません。
藍熊染料のテトロン紗

使用したダンボールは、A4サイズ。メール便みたいなもので届いた時のダンボールです。高さは約2cmです。

A4サイズのダンボール

ダンボールを切る

ダンボールを広げて、不要な部分をモノサシを使ってカッターでカットします。カッターボードの上で切りました。側面は残し、上面を切りとる感じです。

ダンボールの不要部分をカット

真ん中を四角く切り抜きます。

真ん中をくりぬく

メッシュを切る

箱を組み立てて、セロハンテープで留めます。メッシュは、側面の内側にテープで止められる大きさにカットします。カッターで、モノサシをあてて切りました。

ダンボールを紗の上に置く

セロハンテープでメッシュをとめます。メッシュをできるだけピンと張るようにします。まず4辺の真ん中を留め、それからカドの端を留めました。テープを留める場所は内側です。これで完成です。

セロテープで紗を止める

自作の枠を使って糊置きした感想

糊を置いてはがすとき、手で押さえるスペースがあれば、本格的な枠でなくても、大丈夫そう。

手で枠を押さえる

はじめて作った枠は、型紙を枠からはがすためにお湯にまるごとつけたので、ぼろぼろになりました。枠は捨てて、メッシュは洗って乾かして使い回しました。

ぼろぼろになったダンボール枠

2回目に作った枠は、お湯につけずにそっと型紙をメッシュからはずしました。さらに枠からメッシュだけをはがして洗いました。なので、ダンボール枠は使い回しします。

型紙を枠からはずす

型紙の図柄が細かい場合は、傷まないように型紙をはりつけたままで、お湯に枠ごとつけたほうがいいかもしれません。


手作りでの枠の作り方を書きました。紙すきの木枠と通じるものを感じました。大きい発泡スチロールトレイが手に入れば、発泡スチロールでも大丈夫そうな気がします。