5/26(日)さくらんぼ染めワークショップ開催報告

サクランボ染めワークショップさくらんぼの小枝を煮出して布小物を染めるワークショップを開催しました。5月はサクランボ染めを2回開催したのですが、その2回目でした。その開催報告を書きます。

今回の参加者は、千駄木の手創り市に出展した際のお客様1人と、桜染め体験をネット検索してこのワークショップを見つけてくださったご家族5名様ご一行でした。ご参加ありがとうございます。

※手創り市に出店した話はこちら→ 手作り市で草木染め雑貨を販売しました

知り合いの参加がないの会は、今回がはじめて。なんだか独り立ちした気分でした。はじめに煮出した染液が染まりにくくあわてましたが、2番液で赤味の強い染液がとれてピンクに染まり、ホッとしました。

※概要はこちら→ 2019年5月12日(日), 26日(日)草木染めワークショップ参加者募集
※染めるものとして準備した布小物はこちら→ 2019年5月26日(日)草木染めワークショップで染める布小物

染めた日:2019年5月26日

染料のさくらんぼの小枝

山梨・北杜市の猫舟さんからおすそ分けしていただいた、サクランボの剪定枝です。前回のワークショップ体験では佐藤錦を使いましたが、今回は、ナポレオンという品種に他の種類も少し含まれたものを使いました。

ベランダで水につけて保管した後、カットして冷凍庫に保存したものを使いました。

さくらんぼの小枝ナポレオンなど

猫舟さんは、このブログの桜染めの内容を見て、「必要なら枝をお分けしますよ」と声をかけてくださった方で、北杜市までおうかがいして、一緒にアボカド染めやさくらんぼ染めをして、いろいろおすそ分けをもらって帰りました。ありがとうございます。

※猫舟さんを訪問した時の話はこちら→ 北杜市に移住した人を訪ねる
※その時のアボカド染めの話はこちら→ アボカドの皮・種・葉でシルクを染める

ワークショップの雰囲気

今回はお子様2人(女の子と男の子)の参加がありました。わたしは普段、こどもに接する機会がほとんどなくて不慣れなのですが、ご家族の方がついていてくださったので、楽しんでもらえたようで、よかったです。

ミョウバン液を作るところ。男の子がお漬物用の焼きみょうばんを投入してくれました。

みょうばん投入

前回のようにシンクに水をためてみょうばん浴槽にするつもりでしたが、ビニールをかませても水が減ってしまう事態になってしまい、急きょバケツに変更。お部屋にあったバケツをお借りしました。

染液を取り分けているところ。今回はお父様という男手があったので、いろいろ力仕事をしていただきました。男性の参加も初でした。

染液をこす作業

わりばしで布が浮かないように押さえているところ。飲料用ペットボトルのフタを布でくるんで、ヒモで縛って模様付けしたのですが、フタが浮きやすいんです。(ビー玉やおはじきがあれば、それらを使ったほうがよさそうです)

サクランボ染液に布を投入

2回目に煮出した染液で色が入っていくところ。1回目はあまり色がつかなくて、どうなることかと心配しましたが、2番液で色がつきました。

2番液のサクランボ染液で染色

空気を含ませた後の染液の色。

以下の1個目の写真が1番液、2個目の写真が2番液です。画面だとわかりにくいと思いますが、2個目の方が赤味が出ていて、イチゴ着色料のような赤色になっています。こうなったほうがピンク色が染まります。

さくらんぼ染め1番液の色

さくらんぼ染め2番液の色

写真は撮らなかったのですが、模様つけの準備をしたり、全体の流れを説明をしたりもしました。暑い日になったので、お茶は沸かさずに、各自、自販機の飲み物などで水分補給しました。

あまり最後のお茶タイムがとれなかったので、説明不足だったところがあるかもしれません。自宅でやってみて、わからない点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お一人で参加してくださったのは、千駄木の手創り市に出展した時、さくらんぼ染めのストールを購入してくださった方。このブログでエプロンの縫い方を見て作った、というエプロンで挑んでくださいました。サイズはちょっと小さいかも?とのことでしたが、私の書いた説明から、立派なエプロンができあがっていて、感動しました。エプロンのお写真も撮らせてもらえばよかったです。

※エプロンの縫い方はこちら→ 木綿のエプロンを作る

さくらんぼ染めの染まりぐあい

自然のものなので、その時々で染まり具合がかわります。濡れた状態よりも乾くと色が薄くなります。乾いて薄いなと思ったら、持ち帰った枝で、ぜひ重ね染めしてください。

コットンストールはピンク色でした。

サクランボ染めコットンストール

シルクコットンのストールもピンク色でした。

さくらんぼ染めシルクコットンストール

オックスフォード生地の巾着袋。模様を見せてもらうのを忘れてしまいました。ヒモと本体は別々に染めて、後で乾いてから、紐を通します。この生地は、いつもキレイな色に染まりやすいです。

オックスフォード生地の巾着袋

手ぬぐい(特岡という生地)は薄い色に染まりました。丸い模様がいくつかついています。

さくらんぼ染め手ぬぐい

持ち込みの100円ショップのトートバッグ。ひだを寄せて、アルミの洗濯ばさみでとめて作った模様が素敵でした。

さくらんぼ染めのトートバッグ

持ち込みのシュシュとポーチ。シュシュの素材は不明だったのですが、きれいなピンクに染まってました。ポーチはアルミの洗濯ばさみで作った模様がついています。左側は、偶然、三つ葉になりました。

シュシュとポーチ

集合写真をみてわかるとおり、手ぬぐいはちょっと薄い色だったと思います。

サクランボ染めワークショップ

さくらんぼ染め、桜染めについて

通常、桜染め系のワークショップでは、事前にきちんと作られた染液を使って染めるものが多いと思います。30分~1時間で簡単に染められる、という観光体験ものはそれです。染まる色がピンクなのかどうかは場所次第ですが、そのほうが濃い液なので、しっかり染まります。

小枝を煮出すところからやる体験ワークショップがやってみたくて、第1回の桜染め、第3回と今回第4回のサクランボ染めをチャレンジしました。

※桜染めワークショップの話はこちら→ 桜染めワークショップ開催報告
※前回のワークショップの話はこちら→ 5/12(日)さくらんぼ染めワークショップ開催報告

染液の煮出しに失敗すると、薄くしか染まらなかったり、茶色に染まったり、というリスクがあります。やっぱり桜系はむずかしいです。個体差があって、同じ枝は世の中に1個なので、再現するのが難しいです。

でも、持ち帰ったサクランボの小枝で、ぜひご自宅でもチャレンジしていただきたいです。

ピンクに木綿を染める染料について

アボカド染めやビワ染めもコットンがピンクに染まりますが、同じようなやり方で染まる感じがします。

草木染めでピンク~赤色に染めたかったら、コチニール(サボテンにつくカイガラ虫)やアカネ(根っこ)、スオウ(芯材)などの染料が染料店(東京なら藍熊染料や誠和、京都なら田中直染料店など)で売っています。もっと簡単に染まります。オススメはコチニールです。

※草木染めの基本手順はこちら→ 草木染めで布を染める方法:綿・麻・絹

今後のワークショップ

6月のワークショップは、ブルーベリーの実で染める予定です。先日、練馬のやまはちブルーベリー農園さんに廃棄予定の冷凍の実をいただきました。ありがとうございます。

ブルーベリーの実のような色に染まるはずですが、まだテストしていません。アントシアニン系なので、色落ちしやすいかもしれません。

現在、場所と日程を調整中です。決まり次第、連絡が欲しいと言われた方にはご連絡した後、ブログでも参加者を募集する予定です。

なにかご要望、ご質問などがあれば、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお気軽にお知らせください。

追記:乾燥後のサクランボ染めの染め上がり

追記:その後、参加した方に乾燥後の写真を送っていただきました。ご協力ありがとうございます。

コットンのストール

さくらんぼ染め布小物

さくらんぼ染めストール

追記:サクランボ残り枝の活用

追記:その後、参加した方から、ワークショップで残った枝を持ち帰って染めた布の写真を送っていただきました。ありがとうございます。

濃い目に煮出して、濃く染まっています。濃染していない木綿生地です。手提げカバンを作る予定とのこと。楽しみです。

桜染めの木綿生地