2021年4月3日(土)剪定枝で草木染めワークショップ開催報告

剪定枝で染めた布小物

4月の草木染めワークショップは、剪定枝で染めることをテーマに開催しています。

今回は、もちづき植木(株)さんからもらったモッコクの剪定枝と、山梨の猫舟さんからもらったサクランボの剪定枝を煮出して、みんなで草木染めを楽しみました。

染料がパワフルでよく染まり、お天気もよくて、おしゃべりも楽しい会になったと思います。

引っ越しのため東京での開催は4月で最後。席が埋まってなかったのでインスタグラムで案内したところ、「いつか参加してみたいと思っていた」という方が参加してくれて、満席になりました。そんなふうに思って見てくださっている方もいるのだと、お会いして初めてわかりました。ありがとうございます。

剪定枝で染めること

お店で売っている植物染料だけでなく、身近な植物も草木染めの染料になります。

お庭に樹木がある人は剪定をするので、剪定枝が染料になるということを伝えたいと思って、そのことを以前ブログに書きました。

※これです→ 剪定枝の処分と有効活用

このブログでは剪定枝の募集もしていて、剪定シーズンの冬場には数人の方にご連絡をいただきました。でも冬はコロナ対策でワークショップはお休みしていたため、お断りすることになり残念でした。

その時に声をかけてくださった溝の口の植木屋さん、もちづき植木(株)さんに今回お願いして、3月下旬の剪定枝をもらいました。

複数の植物から、モチノキとモッコクがいいと判断したのですが、モチノキについてはテストで染めた色が薄く、ワークショップで使うのはあきらめました。私の判断ミス、技量不足です。せっかくいただいたのにすみません。

モッコクだけでは足りなかったので、猫舟さんからもらったサクランボ(佐藤錦)の枝も併用することにしました。以前染めた色がとてもキレイだったので、また剪定の時に分けてほしいとお願いしていて、ちょうどその時期になり送ってもらったものです。

※以前、佐藤錦で染めたワークショップと猫舟さんの話はこちら→ 5/12(日)さくらんぼ染めワークショップ開催報告

剪定枝で染まった色

モッコクもサクランボも、どちらもいい色に染まりました。濡れた状態なので、乾くと色は薄まります。

アルミ媒染。よりピンクっぽいものがサクランボ、落ち着いた雰囲気なのがモッコクです。サクランボ染めは実際よりピンクが強く写真に写っている気がします。

剪定枝で染めた布小物

モッコクの鉄媒染。思ったより希望者が少なかったですが、よい感じの紫グレーに染まりました。

草木染めをしない人は、剪定した枝でこんなに素敵な色が染まるとは思っていないと思います。

乾くとまた色が違うと思うので、参加した方は、お時間がある時にお写真をお送りください。このページに追記します。

ワークショップの雰囲気

濃染処理

お会計などを済ませたら、濃染作業。

コットンなどの植物繊維は、よく染まるように濃染剤で下処理しました。

※濃染剤についてはこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

モッコク染め風景

植物を2種類を煮出して、さらに媒染も2種類にしたので、作業はもりだくさん。

モッコクの枝葉。もらった枝をバケツで水に挿して保管してたもの。これから煮出します。

煮る前の準備。テキパキみんなで作業をすると早いです。

モッコクの枝から、野菜のアクのような赤みが出てました。

今回は枝葉を一緒に煮出すことにしました。煮ている時は、植物っぽいニオイがします。

これはモッコクの染液。泡立っています。

色止めの媒染の作業。アルミ媒染には酢酸アルミを使いました。

※アルミ媒染の詳細はこちら→ みょうばんアルミ媒染液の作り方

今回は鉄媒染も準備。汚れないようにアルミ媒染とは離れた場所で作業しました。

※鉄媒染の詳細はこちら→ 媒染とは(鉄媒染、銅媒染の媒染剤)

サクランボ染め風景

煮出す場面は写真を取り忘れました。サクランボの枝は、私が自宅で農薬を洗い流して下茹でしたもの(冷凍保存)を使って、煮出しました。

サクランボのほうは、お庭のお花を眺めつつ、窓際で染める作業。

液が透明になるぐらい色が入りました。

媒染の後は、どんどん色が入っていきます。濃染しているので濃く染まります。

作業量が多かったので、つい、草木染めの基本的な説明が抜けていたかもしれません。詳細はこちらから参照ください→ 草木染めの目次

あと、配布した藍の種は、種まきシーズンです。ベランダでも育てられます(下手ですが)私の藍の栽培記録はこちら→ 藍の種と栽培(生葉染め染料用)

次回のワークショップ

4月18日に、レッドロビンの剪定枝で染める会を開きます。→ 2021年4月草木染め体験ワークショップ参加者募集

ちょうど枝をもらったところで、テストはまだしていません。引っ越しをするため、これで東京での開催は最後になります。

引っ越した後も開催できたらいいなと思っていますが、先のことは何も決まっていません。コロナの状況もあると思うので、様子を見ながらできることをしていこうと思います。

乾燥後の色あい

参加した方から、乾燥後のお写真を送ってもらいました。ご協力ありがとうございます。

サクランボ染めの木綿布。

サクランボ染めコットン

その木綿布から作ったマスク。

サクランボ染め布で作ったマスク

ハンカチ。上から、持ち帰った残液サクランボ染め(濃染下地なし、無媒染)、サクランボ染めアルミ媒染、モッコク鉄媒染、モッコクアルミ媒染。どれも好みの色とのことです。

モチノキ染めサクランボ染めハンカチ

モッコク染めのブッチャーコットンストールと、サクランボ染めのマスク(表サラシ、裏ガーゼ)。

モッコク染めストールとサクランボ染めマスク

モッコク染めのシルクはぎれ、シルク糸。

モッコク染めシルク布とシルク糸

※草木染めワークショップ全体はこちら→ 草木染め体験ワークショップ