紙すき体験。牛乳パックではがきを作る
王子の飛鳥山公園にある紙の博物館で、紙すき体験をしてきました。
ハガキ大のクリスマスカードです。透かしまで入れることができます。
入館料大人300円で、紙すき体験は無料です。13:00~14:30まで毎週土日に行われていて、通常は葉書を作る紙すき教室なのですが、今の時期は、クリスマスカードになります。
カードを入れるクリスマスカラーの封筒もセットになっていて普段より少しお得。その代わり、通常ある郵便番号を入れる枠はつきません。
子供連れファミリーが多かったですが、おひとり様もちらほら見かけました。子供向けのレクリエーションにしては本格的で、大人向けの工芸体験としてもいいかと思います。東京都内のワークショップとして、手軽で楽しいのでおすすめです。
わたしが行った日は風が冷たくて寒かったからか、さほど混んでいませんでした。第一団がひと段落ついた、13時半過ぎがねらい目かもしれません。
目次
透かしを入れる
まず、枠を選びます。透かしの模様は、いろいろあるので1つ選択。
複雑な模様を選んでしまったけれど、もう少し単純なマークがよかったかもしれません。
網の上に木枠を置きます。
牛乳パックからつくられたパルプのプールに木枠を沈めて、持ち上げてから水を切ります。
材料となる牛乳パックから作られたパルプは、すでに準備されています。
木枠を沈めるのは、係の方との共同作業です。腕まくり必須。
台の上で水を切ります。
網をはずすと透かしが模様が紙にクッキリついています。
ゴムが置かれた部分はパルプが乗る厚みが薄くなるので、そこが模様になるという原理です。
飾り色紙を置く
カラフルな飾り紙が準備されているので、好きなように配置していきます。
「ひとり3つまで」と書いてあったのに、いっぱい載せてしまいました。
重ねて配置してしまいましたが、重ねるとはがれやすくなってしまうそう。ハガキで出す場合は気をつけたほうがいいかもしれません。
飾りをのせたら、上から薄いパルプをかさねます。ローラーでコロコロしてから、静かにアミをはがします。
水分を切る
水分を絞る機械で水分を切ります。
アイロンをかけて完成です。アイロンは家庭用のアイロンでした。
透かしは透かさないとわかりにくい
カードを入れる封筒をもらって完成です。赤色を選びました。
光に透かすと透かし模様が入っています。
でも、光に透かさない状態で見ると、紙がデコボコしているだけで、模様がわかりにくいです。
カードを贈った相手が気がつくように、単純なマークを選んだほうがよかったかもしれません。
自宅でも紙すき
博物館の売店で「紙すきくんセット」2200円を購入しました。
木枠の紙すきに、自作の透かしを作るためのゴムも付いています。
牛乳パックからの原料の作り方は、キットに説明が入っています。紙すきをした会場にも説明書きのポスターが貼ってありました。
自宅で手作りハガキを作って、年賀状にする予定です。
本当は和紙がいいけれど、とりあえず今年は牛乳パックで作ってみようと思います。
出す枚数が少ないので、きっとできるはず。
紙漉きといえば、以前、日本橋にある小津和紙で手漉き和紙体験(500円)をしたことがあります。
それは和紙だったので、原料も違うし、できあがった紙質も違いましたが、紙作りの手順は似ていました。
その時は、お店に併設された専門の工房で体験したので、家庭ではマネできない内容でした。
でも今回は、がんばれば自宅でも同じようにできそうです。水を絞る専用の道具はないけれど、それ以外は紙すきがあればなんとかなりそう。
※追記:その後、この体験を生かして、自宅で紙漉きをして年賀状やメッセージカードを作りました。
郵送できる年賀状はこちら→ 牛乳パックで紙すきハガキを作る方法
色つきメッセージカードはこちら→ 牛乳パックの草木染めメッセージカードを作る方法