とうもろこしの皮で、野菜の紙作り(自由研究)

コーンの紙

そろそろトウモロコシが出回る季節です。岡山の市民農園の朝市で、ヤングコーン(芯も食べられる、小さいトウモロコシ)を皮付きで購入。食べない部分、トウモロコシの皮を使ってみることにしました。

皮は染料にもなるけれど、繊維として染まる側にも使えるとか。それなら紙すきもできそうだと思って実践。和紙のような質感、緑色の色紙になりました。

紙の使い道は未定。日持ちするかは謎です。ミキサーと紙すき枠がいりますが、夏休みの自由研究にもいいかも。

ヤングコーンの塩ゆで

皮付きヤングコーン。皮をむいて、ゆでて食べました。ヤングコーンをこうやって食べるのは初めてです。

皮付きヤングコーン

むき終わったところ。ヒゲも食べられるので残して、塩ゆでして、おいしく食べました。

ひげ付きヤングコーン

コーンの皮の活用

残った皮はそのまま乾燥しても使えるらしいのですが、皮自体が自分自身で草木染めされるのか実験してみたかったので、煮ることにしました。

鍋に入れて、水4リットルに重曹小さじ半分ほどを入れて、フタをして沸騰後20分ほど煮ました。

鍋に入れたトウモロコシの皮

煮終わったところ。そのまま放置しました。

皮のゆで終わり

こしたところ。黄色に染まるかと思ったのですが、染まらず。皮の色、黄緑色です。

重曹で煮たとうもろこしの皮

形がある部分は、繊維用に広げて乾燥。カゴなどを作るには小さすぎると思いました。普通のトウモロコシでチャレンジすればよかったかも。

トウモロコシの皮の乾燥

乾燥した皮はこんな感じ。紐にしてなにか作ろうと思っていたものの、乾燥するとさらに小さく薄い感じなので、放置することに。

乾燥後のトウモロコシの皮

残った皮で紙すき

パルプ作り

大きい部分はそのまま乾燥させたのですが、小さい端っこが残ったので、紙すきしよう!と思いつきました。たくさんの量をミキサーにかけるのは大変でイヤになりそうなので、少ない量がちょうどいいと思いました。

煮たコーンの皮

ハサミで切ってから、ミキサー。長い繊維もあるので、こまめにスイッチを入れたり切ったりして、モーターが過加熱にならないようにしました。

どろどろした状態になるまでミキサーしました。

パルプ液

紙すき

紙すきの方法やすき枠についてはこちら参照→ 牛乳パックで紙すきハガキを作る方法

量が少ないので、流し込む形式。カップに繊維液を入れて、できるだけ均等にすき枠に流し込みます。

注ぎ込む作業

厚みが不均一でボコボコした状態。全部流し込んだ後、バケツに水を入れて、スキ枠を半分くらい水につけて、ゆすって厚みを修正しました。(写真は撮影のため片手ですが、両手でやりました)

厚み補正作業

水を切ったところ。枝豆みたいな感じの色になっています。

水を切った後

あて布をしてアイロンがけ。

アイロンで乾燥

だんだん乾くうちに、アイロンで中の空気が膨らんだり、シワが寄ったり、とても手作り感あふれる感じになりました。

アイロンで乾燥

コーンの紙できあがり

緑の紙ができました。繊維が荒い感じで、和紙みたいな質感です。

コーンの皮で作った紙

野菜の紙作りで思ったこと

  • 質感がいいので、別の野菜の繊維で紙を作ってみたくなる
  • 紙すきですき込む用の色紙としての使い道しか思いつかない
  • ふつうサイズのトウモロコシでやるべきかも

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