MAITOの草木染めワークショップ体験
2017年9月に蔵前のMAITO(草木染めの洋服や雑貨のお店)のワークショップに参加して、初めて草木染め体験をしました。「えんじゅ」という樹木のつぼみを染料にしてコットンのストールを染めました。
目次
エンジュのコットンストール染めの材料
- えんじゅの染液(事前に煮出してあったもの)
- コットンストール。いろいろな種類から選択。私はオーガニックコットンを選びました。
- 媒染液。3種類から選択。私はアルミ(みょうばん)を選びました。
エンジュのコットンストール染めの手順
- 草木染めの手順や使う材料について説明を聞いた後、お店の奥にある工房エリアを見学。
- ストールは店員さんがまとめて大きな容器で湯洗い。1人1つずつバケツに染液を入れてもらって、スカーフを染色。
- 媒染も店員さんにつけてもらいました。はじめはアルミで媒染して、色が気に入らなかったら、別の媒染液につけてもらいます。
- 最後に水洗いして、脱水。
- 自宅に帰ってから日陰干し。アイロンをかけると色が定着します。(温度は中)
エンジュのコットンストール染めの写真&説明
エンジュの材料はつぼみ
えんじゅ(槐)のつぼみ部分を乾燥したものが原料です。色は黄緑色。元材料の色と染まる色は違うんですね。MAITOの工房には染料の入ったタッパウエアが沢山並んでいました。
染料を煮出す
染料を煮出すステンレス鍋。鍋で煮出して、ザル・布で漉します。3番だしぐらいまで取れるそうです。
各自バケツで染める
煮出した染液を薄めたものをバケツに小分けしてスカーフをつけます。ハシで揺らします。徐々につけることでグラデーションにしている人もいました。
屋外に出る
お店の前で色を見ているところ。アルミ媒染は明るい黄色です。土曜日の蔵前は人通りが少ないものの、浅草が近いので外国人観光客が通りかかり、写真を撮られたりしました。ストールの素材や織りによって色も違うし、絞りや型で模様を入れている方もいて、他の参加者の方といいね、といいながら、和気あいあい楽しい雰囲気ですごしました。
上の写真のフリンジの部分は作業しやすいようにくっついていて、後で切るようになっています。
染まり具合、その後の経過
当初はストールとしては使わずに布として材料しようと思っていました。黄色は自分のパーソナルカラーと違うので、顔元に近い部分に配色はよくないかと思っていたのです。
※パーソナルカラーについてはこちら→ パーソナルカラーのこと
でも、コットンの肌触りが気持ちよく、マフラー代わりに頻繁に使うようになりました。首に巻いて直接肌につく部分は、汗がついた後に手入れをせずにいたら、だんだん色が抜けてきました。(写真の左上)色抜けした箇所は、首に巻く時に隠れてしまうので気にせず使っています。
いつか別の色を重ね染めしたいと思いつつ、まだそのままです。
MAITOのワークショップの感想
- 草木染め自体が楽しかった。わくわくしました。
- 全員女性の参加者で和気あいあい、なごやかな雰囲気も楽しかった。
- 月1回のワークショップは大人気で初心者コースはホームページからの予約がすぐ締め切りになる。
- 手順の紙ももらったので、それを参考にすれば自宅でも草木染めができる。
- 染液作りや媒染はお店任せだったので、自分でもやってみたくなる。
その後、ストールを鉄媒染に染め変えました
色を変えたくて、鉄媒染で巨峰染めを重ね染めしようと試みました。(染め変えた日:2019年1月9日)
しかし、エンジュが濃く染まりすぎていて、入れていたクエン酸の影響から、染液がエンジュ色になり、エンジュの鉄媒染になってしまいました。落ち着いた黄土色です。
重ね染め失敗。もっと濃くて強い染料で重ね染めリベンジしたいと思います。
その後、ログウッドを重ねてダークグリーンになっています。(染め変えた日:2019年7月31日)
その後、スダジイを鉄媒染で重ねて黒っぽくしました。(染め変えた日:2019年12月24日)
肌触りがよく、適度なボリューム感のストールで、使いやすいです。使い倒したいです。