藍の赤紫染めを習う

藍の赤紫染め

藍の生葉で、赤紫色を染める方法を習ってきました。藍熊染料の講習会(草木染の試験布研究会)です。参加して藍の赤紫染めをした感想を書きます。

藍染といえば普通紺色ですが、やり方を変えれば紫やピンクにも染めることができるんです。

上の写真は、おまけで染めてもらったシルクのスカーフです。こんなにきれいな色に染まるとは想像してなくて、藍という植物について、改めてすごいと思いました。ベランダで育てている藍で、復習がてら早く染めてみたいです。

※講習会中の写真は載せていません。
※参加した感想を書いています。やり方は書いていません。

染めた日:2019年8月23日

草木染の試験布研究会のこと

ちょこちょこ染物体験したり、セミナーや講習会に出て草木染めを習うようになってから、半年以上が経ちました。

この「草木染 試験布研究会」の場合は、染料ごとの染め方がわかって、それを習ううちに草木染めの基本的なやり方がわかる感じです。いろいろな方が習いに来ているので、他の方が何に草木染めを活用しているのかも垣間見えて、興味深いです。

講座の概要については、以前に書いたのでそちらをお読みください→ 藍熊染料のヤシャブシ染め研究会

その中でも今回のテーマ、藍の赤紫染めはよかったです。藍の生葉が手に入る人にはオススメの講習だと思います。参加者も多かったから、人気テーマだったのかなと思います。

その分情報が盛りだくさんで、頭がパンクしそうでした。すぐに復習しないと、私は忘れそうです。

赤紫よりも、水色に染める普通の生葉染め自体を習うべきなのでは?という気もしていたのですが、水色を染める普通の生葉染めのことも、勉強になりました。

藍の色素の原理もなんとなくわかって、参加してよかったと思います。

グラデーションに染めたスカーフ

他の方にグラデーションに染めてもらったスカーフ。きれいな色です。今回のようなグラデーションなら、自分でも上手くできそうな気がしました。

藍の赤紫染めスカーフ

紫に染まる草木染めのこと

紫を染めたいと思って始めた草木染めでしたが、習ううちに、紫色というのは色落ちに弱く、そういう面で難しさを感じていました。

いいなぁと思う染料があって調べると、通常の草木染めよりも堅牢度が低い(色落ちしやすい)場合が多いです。ほかの染料と重ね染めしたり、何度も染め重ねたり、色落ちしにくくする工夫が求められそうです。

藍の赤紫はどうなのか?は、今回習ってきて、可能性を感じました。そんなに原料はないけれど、たくさん染めてみたくなりました。

今は、ベランダではじめて藍を育ててみて、はじめて生葉染めに挑戦した段階。でも、来年は市民農園とか、耕作放棄地を借りて藍をたくさん育ててみたくなりました。みんなが藍を重視する気持ちが少しわかった気がします。

「藍が染められれば、ほかの植物を重ねていろいろな色が染まる」という話は聞いていたけれど、重ねなくても、藍だけでもいろいろな色が染まるのかも。それはとてもよさそうです。(原料さえあれば)

もらってきた藍の茎の挿し木

講習会で生葉を取って残った藍のクキを2本もらってきて、ベランダの土に差してみました。差しておけば根が生えて、上手くいけば種を取れるそうです。うまくいくかな?

もらってきた藍の茎

※追記:2019年10月10日、土に差したものから穂がついて花が咲いています。わたしが種からベランダで育てていた藍より早く花が咲きました。

藍の花

12月末に穂の部分を切り取って、袋に保管。翌春、種を取り出しました。

乾燥後の藍の穂

藍のクキを2本から、335粒の種がとれました。思ったよりも沢山とれます。

採取後の藍の種

※追記2020年8月:2020年はこの種をメインにベランダで藍を育てました。講習会で説明があったと思うのですが、その時は知識が無さすぎてよくわかってなかったのですが、丸葉が中心でした。

藍丸葉

藍熊染料で買ったもの

講習会に出た日は、買ったものが少し割引になります。シルクの格子柄メッシュストール、濃染剤、蘇芳(すおう)と五倍子(ごばいし)の乾燥染料を買いました。

藍熊染料で買ったもの

スオウは持っていた染料(アナンダで植物染め体験した残り)とは形が少し違うので、どんな色に染まるのか試してみようと思います。


草木染めを学びたいと思ったら藍熊染料の講習会、おすすめです。2020年夏にも赤紫など藍で様々な色を染める講習会を予定しているそうです。

草木染め体験ができる場所、習える場所を探している人の参考になるかと思い、ブログに書いています。何か気になる点などありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお知らせください。

※その後自宅で練習して、やっと紫色が染まった話はこちら→ 藍の赤紫染めのこと