藍の赤紫染めのこと

藍の赤紫染め

タデ藍をベランダで育てて、生葉での草木染めに挑戦しています。普通の藍染め(建染め)とは別の染め方です。

普通は水色ですが、やり方によって赤紫色にも染まります。タイミングの見極めが結構むずかしく、先日、やっと紫と言える色に染まりました。イメージした赤紫よりは青寄りでしたが、シルクの練巻糸を紫色に染めることができました。本当はもう少し赤紫を目指していましたが、紫に見えるので自分的には成功です。

赤紫染めのやり方について調べたことと、練習して染めた色について書きます。

染めた日:2020年8月

藍の赤紫染め練習

赤紫染めの方法にはいくつかあるようですが、藍熊染料で2019年に習った方法を練習中です。

※習った時の話はこちら(やり方は書いていません)→ 藍の赤紫染めを習う

使った原料は、ベランダの植木鉢で育てている藍です。

ベランダ採取した藍の葉

染液が紫色になったところ。液色を確認して染めるのが自分には向いてそうな気がしました。

染液の色

シルク糸入れたら、青紫色になったところ。今までなかなか紫にならなかったので、うれしかったです。

藍の赤紫染めの染色

染め終わった、濡れた状態の糸。左側は、ついでに染めたシルクの細糸。去年ほとんど色が入らなかった糸を重ね染めしました。こちらの方が赤寄りです。シルクの練巻糸は青みがかった紫色。

想定よりは青みの強い色になりましたが、紫色達成。

藍の赤紫染め

きれいに染まったので、メルカリに出品しようと思います。

藍の茎葉漬け実験

藍の茎葉と塩と水でシルクを漬物みたいにして水色と赤紫に染まっているものをネットで見たので、それもやってみました。

具体的な方法がよくわからず、適当にやったからか、失敗。

バケツに葉茎と、シルクのハギレと、塩と、水を入れました。上からラップをしました。

ラップの上から水の入ったバケツを重ねて漬物石代わりにしました。暑いベランダに放置しました。

水の入ったバケツを漬物石代わり

1週間後に取り出してみることにしました。変なにおいがしました。

藍の漬物状態

取り出すと、全体がくすんだ水色に染まっていて、本当に1か所だけ、かすかに紫らしい点がありました。見えますでしょうか。

漬物方法で染めた布

乾くと全体がドドメ色でした。これはもう、今後チャレンジしないと思います。

藍で赤紫に染める方法

教わった方法以外に、藍で赤紫に染める方法自体は、ネット上でも結構出ています。

習った方法をやって原料が余ったら、別の方法もやってみたいと思っていたのですが、習ってきた赤紫染めの練習だけで手いっぱいで、できそうもありません。

アルカリやエタノールを使う方法

「藍の生葉による紫染め」という大学の研究室のサイトに、アルカリ前処理やエタノールを使った方法が書いてありました。

このサイトを引用する場合は、下記の文献を明示する必要があります。

  • 牛田智 「生葉染色の化学的な観察とその実際方法-藍の生葉染めによる絹の紫染め」、染織αNo225、p64-67 (1999)
  • 牛田智、谷上由香 「藍の生葉染めにおける絹の赤紫染色の条件」、日本家政学会誌、49巻、9号、p1033-1036 (1998)

発酵煮染めする方法

タデ藍や琉球藍の茎葉をバケツに蓋をして数日置いて発酵。水入れて置いて2日、こした液を煮染めする、という方法。

この方法を参考に、COBO発酵に失敗した液で煮染めしたところ、ぼやけた赤紫が染まりました。

インド藍の乾燥葉を使う方法

インド藍の乾燥葉から、化学建てみたいにして温度を調整しつつ染める方法。ネット検索すれば出てくるかと思います。

あと、「天然染料と出会いましょう 自然の美しい色彩とそのお話」(池谷昭三 著)という本にもインド藍の乾燥葉から赤紫染めをする方法が載っていたかと思います。

冷凍保存法

藍の葉を冷凍保存してから沸騰水で色素をとる方法の特許をみかけました。鹿児島県工業技術センターの特許です。堅牢のようです。


藍の研究は結構されていて、赤紫色に染める方法1つをとっても、さまざまな方法があるのだなと思いました。

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