2022年9月特別企画「藍の赤紫染め」ワークショップ開催報告

藍の赤紫染め染液

藍の生葉から赤紫色を染める、「藍の赤紫染め」ワークショップを初めて開催しました。場所は岡山駅市街地からほど近い貸し施設です。

染液が紫色になって、シルクストールやハンカチがきれいな紫~赤紫色に染まりました。あんばいが微妙で失敗する可能性もあるので、感動ひとしお。

今回の参加者は、初参加の1グループ2名様。違う方法で藍の赤紫染めにチャレンジして失敗したとのことで、今回参加してくれました。うまく色が出せてよかったです。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

畑のタデ藍

染料は、藍の生葉です。今回使ったのは、畑のこのへん。2番刈りの最後のほうです。

畑の藍

朝、会場に向かう前に刈り取りました。バケツに入れて、車で運搬。前日に雨が降ったので元気な感じがしました。

刈り取った藍

※藍畑の記録はこちら→ 藍の栽培。地植えに挑戦2022

ちなみに藍の育て方の参考書には、「栽培から染色まで 藍染めは誰でもできる(高田豊輝著)」「藍(あい) (地域資源を活かす生活工芸双書)」という本があります。

ワークショップの雰囲気

藍から赤紫色に染める方法はいろいろあります。詳細はこちら→ 藍の赤紫染めのこと

生葉染めだと水色なのに、違う色にも染まるなんて、そしてそれが赤紫色だなんて、藍はすごいです。どちらも普通の藍染(建染め)とは全然別のものです。

今回の染め方は習ってきたもので、出回ってないのでブログに詳細は書いてませんが、おもしろい!と思います。

葉っぱの準備をしているところ。

藍の葉っぱ取り

染液に紫色が出て、感動しているところ。液がこんなに鮮やかな紫色になったのは、初めてです。

藍の赤紫染め染液

シルクストールがきれいな紫色に染まっているところ。

藍で染めた紫シルクストール

グラデーションにもチャレンジしているところ。

赤紫染め体験風景

染め終わって写真撮影。まさに紫という色と、ピンク寄りの紫色。ものにより違う色あい。ストールが薄い色に見えるのは、透け感のある生地だからです。後から残液に投入した布もキレイに染まりました。

濡れた状態なので、乾くともう少し色は薄まります。参加した方は、よかったらお時間がある時に、乾燥後のお写真をお送りください。このページに追記します。

初めての赤紫染めワークショップ。無事に終わってホッとしました。

参加者募集がギリギリになってしまった点、反省。参加してくれる人がいて、開催できてよかったです。参加した方は、ぜひ来年、自分で育てた藍でチャレンジしてみてください。

次回のワークショップ

9月中旬まで、実際にお会いしたことがある人限定で、藍の赤紫染めオンラインワークショップも承っています。詳細はご相談で。こちら参照→ オンラインで草木染めワークショップ(藍の赤紫染め)

9月の通常ワークショップは、ミロバランの実やヤマモモの樹皮で木綿や麻を染める会をします。詳細・お申し込みはこちら→ 2022年9月草木染め体験ワークショップ参加者募集

大人がひとりでも気軽に参加できる、草木染めを体験できる場所を目指しています。一緒に草木染めを楽しみましょう。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。