藍の花が早く咲いてしまったこと
お花の時期ではないはずなのに、藍の花が咲いてしまった、今年は成長が早いのかも。というコメントをインスタグラムでいただきました。
わたしの畑にも早くに花穂がついてしまったものと、花穂がついてないものがあって、そのことについて思ったことを書きます。
目次
6月後半の花穂
育てているのは丸葉のタデアイ。詳しい品種はわかりません。長葉のタデアイよりは花の時期は早めかと思います。
毎年、一番刈りを7月上旬から始めていて、その時期に多少花穂が出始めていても、そこまで気にしていませんでした。でも、今年は花穂が出るのがいつもより早かったです。
今年は6月22日に初めて花穂が出始めたものを発見しました。
今年は新しい畑にして土に栄養があるからか、きちんと耕して元肥も入れたからか、育ちがとてもよいです。こぼれ種で発芽した株を中心に育てています。
こぼれ種なので、種まき時期が早すぎたせいで、花穂も早く出たのかなと思っていました。
でも、2021年もこぼれ種で、もっと早く発芽したものでしたが、それでもはじめて花穂を見たのは7月初旬でした。6月は早すぎると思いました。
花穂の有無と場所
刈り取りを進めていると、暑い中の作業で大変すぎて、ゆっくり観察してられないのですが、花穂が付いた株と、付いてない株があります。
その差が何なのか、刈り取ってしまうのでよくわかりません。ざっくり、成長が早い株のほうが花穂が付きやすい感じはします。(それは今年に限らずいつも思います)
でも、明確にわかった株がありました。5月下旬に大雨で地滑りが起きて、下段に落ちてしまった藍です。
地滑り直後の写真です。左が下段、右が畑で、中央が土がむき出しになってしまった斜面です。左下の黄緑色の葉っぱが落ちた藍です。緑が濃い葉は雑草、笹などです。
下段に落ちた藍の、7月下旬の写真です。結構大きく育っているのに花穂がついてません。刈り取りはまだしていません。
そこから上を見上げた、ぎりぎり滑り落ちなかった藍は、ピンクの花がかなり咲いてしまっています。落ちるのが怖くて手が届かず、一番刈りできない株です。
この差は何だろう?と考えると、日光の当たり具合と土の湿り気。日照時間と花の季節には関係があるようなので、日の当たり具合が影響したのかと思いました。
岡山の、2023年の梅雨入りは5月29日頃。2024年の梅雨入りは6月22日頃。
今年は梅雨入りが遅かったので、梅雨入りまでに日に当たりすぎて花が早いのかもと思いました。地滑りしたのは5月下旬だったので、落ちた藍はその後は日陰になり、日照時間が少ないです。
今年と同じようによく育ったと思う2021年は、梅雨入りが早くて5月12日頃でした。
梅雨入りまでの日照時間。そう考えるとしっくりきました。それが正解なのかはわからないけれど。
日当たり
畑は普通、日当たりがよいですが、今年の畑は、まっとうな畑ではなく、わたしが「ここで藍を育てよう」と決めた場所を藍畑にしただけなので、日当たりがいまいちです。
想定よりも日当たりが良くないことに、藍を育てはじめて季節が進んでから気が付きました。
日当たりが良くないことを残念に思っていたのですが、後から考えると藍の成長自体はとてもよくて、日当たりはそこまで必要ないのかも、と感じているところです。
2023年はまっとうな日当たりのよい畑で、8月が酷暑でした。その間は水やりもあまりできず、かなり弱りました。それを考えると、今年の畑で日当たりがいまいちなのも、まあ悪くないのかもしれません。
2020年以前は北向きのベランダで育てていて、明るいけれど直射日光はほとんど差さない場所でした。成長はいまいちでしたが、早い時期に花穂が出たこともありませんでした。
藍を育てるのにどのぐらいの日当たり具合がベストなのか気になります。
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