桜染めセミナーに参加

桜染めの木綿糸と絹糸
東京浅草・藍熊染料の講習会で桜染めのコツを習ってきました。染液作りから作業をみんなで実際にやって、染液の色を見たり、頭の中に知識を詰め込んだり、充実した一日でした。その感想を書きます。

このセミナーの目玉は桜染めの実演でしたが、セミナーの正式な名称はこれです。

  • 草木染セミナー「草木染問答」 2019年 赤茶の染色(山崎樹彦先生)

主に桜の話でしたが、それ以外にも赤やピンクに染まる植物の草木染めの知識も広がりました。気になっていたアボカド染めもテストした布の色を見ることができました。

実際に時間内で染める作業を体験して、ワークショップの方法としても勉強になりました。

※講習会の案内に「講習会中の写真撮影はご遠慮願います」とあったので、講習会中の写真は載せていません。
※講習会の内容について、細かい技法は書いていません。

染めた日:2019年3月12日

桜染めの悩み

去年はじめて桜の枝から草木染めをしてみて、やり方が書かれた本がなかったので、ネット情報に翻弄されながら自己流でやっていました。茶色になりがちで、うまくピンクになったとしても、なぜそうなったのかがわからず、もやもやした気持ちでした。

わたしの場合、枝も入手しにくいし、桜染めにこだわる理由はないのですが、日本人のDNAに刻み込まれた何かが、そしてナゾになっているという点が、研究心をくすぐりました。

すべて解決というわけには行きませんが、セミナーで習ってみて、染め方のコツはつかめたと思います。習った方法を生かして、たくさん染めてみたいです。3月下旬に知り合いに参加してもらう桜染めをする会を開催するので、それにも生かします。

ありがたいことに、このブログを見て、桜の枝を分けてもよいとお申し出をくださった方がいらっしゃって、枝をいただけるかもしれません。実はこのブログ、アクセスが少なくて、あまり見られていません。なのですごいことです。お申し出くださった方とスケジュールがあえば、一緒に染められたらと思っています。

桜染めのピンク色

シルクと木綿の糸を染めたのですが、やっぱり木綿はきれいだと思いました。糸自体も上質な糸だったということもありますが、さらにピンクでした。みょうばん媒染です。

基本的にシルクを染める方が多いと思うので、木綿好きな自分としては、コットンのよさが再認識されたようでうれしかったです。

シルクの方が光沢があるので、それもまた別の美しさがありますが、コットンいい感じです。

下の写真は、もらってきたサンプル糸です。一番左が木綿糸。わたしの写真の腕がいまひとつではあるものの、実物はキレイな色です。

桜染めの糸の色

パーソナルカラーの色見本を後ろにおいて色を比べています。桜はスプリングの色です。

※パーソナルカラーについてはこちら→ パーソナルカラーのこと

みんなで染める

藍熊染料の草木染めの講習会にいくつか参加しましたが、今回は、特に同じ気持ちの人がいっぱい、と思えて、共感が深かったです。

そしてベテランさんも多いので、他の方の質問も意見も勉強になりました。(染物を始めたばかりの私からすると、ほとんどの方はベテランさんです)

別の先生の紅花染めの講習会にも参加したことがあるのですが、もしかして私が紅花染めに困っていたら、こんな気持ちだったのかな、と思います。

※紅花染めセミナーの感想はこちら→ 染物体験で糸を紅花染め

今回はいつもより人数が多くて、みんなで一緒に染めたのが楽しかったです。団体行動は苦手だけれど、ゆるいつながりで何か一緒に作業する、という雰囲気は好きかもしれないです。

カセ糸のくくり方

ベテランさんでも、人によって糸のくくり方のやり方が違って、それが興味深かったです。

アナンダで毛糸染め体験をした時は、染液にカセをドボンとつけただけでした。毛糸はデリケートなので、いじらないことが重要だからです。

※アナンダの体験についてはこちら(オススメです)→吉祥寺アナンダで毛糸を染める体験

紅花染め体験をした時も糸染めだったのですが、小さな糸を各自そめたので、カセをくくることはありませんでした。

なので、カセ糸をくくりながら染める、というのは初めての体験でした。染織をする人には基本作業なのだと思うのですが、私は布になったものを染めているので、やったことがありません。

カセ糸をくくる、というのは、ステンレスの棒2本を操作して、かせをくるくる回転させることです。糸染めの場合、色むらにならないように、ぐるぐる回します。

簡単そうに見えて、むずかしいです。手早く、ていねいに。職人技に見えるので、習得したらかっこいい気がしました。

興味深かったのは、人によって方法が複数あったことです。結果として素材をいためずに均一に染まれば、やり方はどれでもいいのだと思います。自分にとって一番簡単そうに思えたやり方を教わって、脳裏に焼き付けました。

※追記:「糸をくくる」と書きましたが、正しくは、「糸をくる」「糸を繰る」でした。「くくる」は、「括る」でまとめるという意味でした。

赤やピンクに染まる植物

赤系の色に染まる植物で染めた布サンプルをたくさん見せてもらいました。見すぎて頭が混乱しました。

以前から気になっていたものは、アボカド、ブルーベリー、ドクダミ、モミジ。

今回初めて気になってきたものは、がまの穂、コアカソ。見たことないけれど、その辺にあるかな?

条件による色あいの違いも、興味深いです。

藍熊染料の講習会のこと

今回の桜染めセミナーは人気があって、もう1回増設されたそうですが、満席なのかまでは知りません。

4月以降の講習会スケジュールがそろそろ決まっているようです。まだホームページに出てないので、ここに書きませんが、興味がある方はお問い合わせしてみるといいと思います。

※追記:藍熊染料のホームページの「講習会」のページにも情報がアップされています。

藍熊染料の草木染講習会の概要については、以前書きましたのでそちらをご覧ください。
草木染の研究会に参加:キンモクセイとクサギ
研究会で草木染め体験:ザクロとクヌギとエンジュ