ハンプのバックを草木染めリメイク

紫のハンプバック

手作りしたトートバッグが長年使って薄汚れてきたので、草木染めで染め直しました。色つきのキャンバス地(青色)を、ピンクの染料で染めて、紫色のバッグに変身しました。

そのリメイク方法を説明します。

染めた日:2019年7月5日

バッグを草木染めでリメイクする時の注意点

草木染めでは天然繊維(木綿、絹、麻、レーヨン)が染まります。化学繊維は染まりません。ハンプは木綿なので染まります。

染色用ではないバッグ(市販品)を草木染めする場合、天然繊維であっても、防水加工してあるものなど生地によっては色が入らないことがあります。

綿100%の製品でも、縫製糸はポリエステルのことが多く、その場合は糸だけ染まりません。

ハンプバックのリメイク染めの材料と道具

  • ハンプのトートバッグ(8号帆布、手作り品) 280g
  • ラックダイパウダー(藍熊染料で購入したもの) アイスクリームスプーンに1杯程度(ほんの少し)
  • お酢(料理用の穀物酢)大さじ1(15ml)
  • みょうばん(スーパーで購入した食品用)30g
  • ステンレス鍋(煮溶かす用)
  • 水が15リットル以上入る容器(衣装ケースなどを使用)
  • こし布(お茶パックを使用)

ハンプバックのリメイク染めの手順

  1. バッグを中性洗剤で洗う
  2. お湯(40℃、お風呂ぐらいの温度)にバッグをつけておく
  3. 媒染液作り:みょうばん30gを熱湯500mlで溶かしてから、水15リットルに溶かす
  4. みょうばん液にバッグをつける。常温で20分。ときどき動かす
  5. 染液作り:水500mlに、酢大さじ1、ラックダイパウダーを入れて、ステンレス鍋で煮て溶かす
  6. 染液作り:お茶パックで液をこし、水もしくはお湯で薄めて15リットルの染液にする
  7. 媒染後のバッグを水洗い
  8. バッグを染液につける。20分。ときどき動かす
  9. 色がついたら、台所シンクでしっかり水洗い
  10. タオルに包んで洗濯機で脱水、日陰干しで乾燥

※草木染めの基本手順はこちらを見てください→ 草木染めで布を染める方法:綿・麻・絹

※基本手順では、後媒染(染液→媒染→染液)ですが、先媒染(媒染→染液)で染めました

※濃染剤は使いませんでした。木綿を濃く染めたい時は、手順2の段階で濃染処理をします。濃染剤についてはこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

ハンプバックのリメイク染めの写真と説明

帆布トートバッグ

手作りした青色のトートバッグ。楽天の銀河工房の8号帆布(アッシュグレー色)で作ったものです。持ち手は紺色の革とハンプ。縫製糸はシャッペスパン(30番。ポリエステル100%)です。

帆布トートバッグ

長年使ってくたびれてきて、ところどころ白っぽくなってきました。この青色にも飽きてきました。

バッグがすれて色が抜けた部分

色止めのみょうばん(媒染)

色止めには、スーパーでお漬物用の焼みょうばんを使いました。1袋30~40gで100円前後で売っています。

COOPの焼きみょうばん

鍋に入れて、熱湯で溶かします。熱湯で溶かして透明にしてから、さらに常温の水で薄めて使います。

焼きみょうばん

衣装ケースを使って、みょうばん液でアルミ媒染20分。バッグがきちんと漬かるように、水は15リットルにしました。家にあるものを容器として活用しています。このバッグは四角い容器が染めやすいです。

アルミ媒染

水洗いは、台所のシンクに水を溜めて行いました。手抜きをして小さい容器で水洗いすると、表面に媒染が残り、色ムラや染まりにくい原因になります。

シンクで水洗い

ラックダイ染液づくり

ラックダイパウダーは、カイガラ虫から作られた粉末です。粉や液体の状態で染料店で売っています。藍熊染料で10gを税抜き650円。少量で色が出るので、ほんの少ししか使いません。

ラックダイパウダー

アイスクリームスプーン1杯分をお酢を入れて熱湯で溶かします。粉っぽさがなくなるまで溶かしてから、お茶パックでこします。(写真なし)

溶け残った粉が入ってしまうと色むらになるので、こします。こす時は、できるだけ目が細かいものを使います。お茶パック、ダシパック、三角コーナー用の不織布、テトロンメッシュ紗などを使います。

こし布用のお茶パックや不織布

水かお湯15リットルで薄めて、染液にします。染液にバッグを入れているところ。20リットルのステンレス寸胴鍋を使いましたが、容器は衣装ケースなどでも大丈夫です。時々動かしながら、20分つけました。

ラック染液

薄めた後の染液の色はこんな色でした。どのぐらい酢を入れるか、薄めるかによって、色あいが変わってきます。赤~赤紫色で、お酢を増やすと赤っぽくなります。ラックは動物染料なので、酸度が高いほうがよく染まります。(生地は傷むので入れすぎ注意)

ラック液の色

バッグが好きな色になったら、キッチンのシンクに水をためて水洗いします。しっかり水洗いして、染液を落とします。

染色後の水洗い

よく水洗いしたら、バスタオルに包んで洗濯機で脱水後、陰干ししました。金属で色変わりするので、乾くまでは金属と接触しないように気をつけます。ステンレスは大丈夫です。

リメイク完了

紫色のバッグに生まれ変わりました。リメイク完了。使った感は残っていて、味がある感じです。持ち手の革は濃い色だったので紺色のままです。

紫のハンプバック

擦れて色が抜けていた部分は、ピンクに染まっていて、多少はわかります。ポリエステル糸は青のままです。

擦り切れていた箇所

内側も紫になっています。糸は染まっていません。

リメイクトートバッグの内側

なお、下色が無い木綿(オックスフォード生地)をラック液で染めた場合、こんなピンク紫色でした。濃染剤を使えば、もう少し濃くなります。

ラックだけで染めた色

ハンプバックのリメイク染めで思ったこと

  • 自分で作ったバッグだったので、まだまだ使いたい
  • 染め直しできるのがうれしい。飽きたらまた別の植物染料で染め直ししたい

※トートバッグを手作りして草木染で染めることもオススメです。ハンプトートバッグの縫い方はこちら→お昼休み用ミニトートバッグの作り方

不明点がありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、なんなりと聞いてください。