手作りはがきで年賀状を出す方法
郵便はがきにはルールがあるので、手作りハガキを作って年賀状を送る際は注意点があります。
自宅で紙すきをして自作のはがきで年賀状を送りたい。そんな時の注意点を書きます。
※作った年賀ハガキの話はこちら→ 草木染めでオリジナル年賀状
目次
お年玉付きの年賀切手
年賀はがきでなくても、お年玉付きの年賀切手を貼れば、お年玉がついたハガキが送れます。
2019年10月に郵便料金が値上がりして、令和2年用は63円(寄付金付きで66円)です。画像では見えないように消してありますが、上端に抽選番号が書かれています。
2019年用は62円+寄付金3円でした。
価格が2種類ある
年賀状用のお年玉付き切手は、63円(寄付金3円付きで切手は1枚66円)と84円(寄付金付きで87円)の2種類あります。
お年玉付きでない切手(寄付金もかからない切手)も一応ありますが、お年玉はついていてほしいです。
84円というのは、手紙用の料金です。
封書を送るという意味ではなく、「はがき」として認められないと「手紙」扱いになるので、その場合に使うものだと思います。
なんとしてでも規定サイズと重さで作らなければならないというプレッシャーにとらわれたくない場合は、高いほうの切手を買うとよいと思います。万が一、郵便料金不足になったらショックです。返送されるならいいですが、不足料金徴収になったら恥ずかしいです。
ハガキを先に作って重さを計量してから切手を買うべきなのですが、差し迫らないと年賀状が準備できません。
対象外の賞品がある
2019年と2020年は、お年玉年賀状ハガキの当選番号で、切手の場合は対象外の賞品がありました。特賞の東京オリンピックのチケットが、一部券種限定なので切手は対象外でした。
受け取った人が当選番号を調べる時に、残念な気持ちになった可能性があります。
2021年(令和3年)の年賀はこのような特賞はないので、切手もハガキも同じです。
郵便はがきの決まり
通常はがきの重さとサイズ
通常はがきの条件は、紙の重さが2~6gで、サイズが14cm~15.4cm × 9cm~10.7cmです。
郵便局で売っている官製はがきのサイズは、14.8cm×10cmです。
条件にあわないと手紙扱いとなり、「ハガキ」として63円で送れません。
重さとサイズ以外の条件
そのほかにも、はがきの条件として下記のような決まりがあります。
- 紙質及び厚さは日本郵便の発行のものと同等以上
- 表面の色彩は白色又は淡色
- 「郵便はがき」の文字を入れる
- あて名の記載及び郵便切手の消印に支障がない程度の透かし、浮出の文字、図、紋章はOK
※はがきの条件の詳細は日本郵便の公式ホームページをご覧ください
紙質と厚さ
紙質が同等以上というのは、誰がどう判断するのでしょうか?
官製はがきって、つるっとしていて、きれいでしっかりしていて、あれと同等レベルに作れたかというと微妙です。逆に、そんなにきれいな紙質で作れてしまったら、手作りする意味がない気もします。
不安だったので、投函する時は郵便局で局員さんに確認してから出しました。サイズや重さはチェックしていたけれど、紙質はチェックしていた様子はありませんでした。
白または淡い色
判断基準がわかりませんが、ダイレクトメールで宛名面の半分が広告になっているハガキが届いたりするので、宛名を書く面の半分が薄い色なら大丈夫かと思います。
去年は宛名の全面が白色の手すきハガキを送りました。
「郵便はがき」の文字を入れる
宛名面には「郵便はがき」または「POST CARD」と書くルールがあります。
宛名を手書きする際に、上端の真ん中あたりに「郵便はがき」という文字を書きました。郵便という文字の画数が多くて、手書きだと地味に手間です。
「年賀」の文字を朱書き
年賀状の場合は、宛名面の見やすいところに「年賀」の文字を赤字で書きます。
牛乳パックから紙漉き年賀状
紙漉き年賀状については、下記に書いてますので、やる気になった方はチャレンジしてみてください。
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。