失業認定申告書の書き方

失業認定申告書

失業保険の失業認定日にハローワークに持っていく、失業認定申告書の書き方について書きます。

認定日には失業認定申告書を記入して、雇用保険受給資格者証と一緒にハローワークに提出します。失業の状態にあるのかを確認するためです。これをしないと失業給付がうけられません。

「派遣の場合に求職活動実績をどう書けばよいのか?」「ハンドメイド販売した場合はどうするのか?」など、わかりにくい点があるので、そのことを中心に説明します。

失業認定申告書の書き方

初回の失業認定日の場合

初回は簡単。初回の失業認定日は、求職活動を1回以上している必要がありますが、就職準備講習会が活動1回とカウントされるので、気が楽です。

その講習会に参加した以外には、何も就職活動をしていませんでしたが、失業認定されました。

失業認定申告書の求職活動実績の書き方は、雇用保険説明会で説明があります。記入例ももらえるので、その通りに書けば大丈夫です。

  • 「ア 求職活動をした」を選ぶ
  • 求職活動の方法の「(ア)公共職業安定所又は地方運輸局による職業相談、職業紹介等」に丸をつけます。
  • 活動日は、講習会の日付を記入します。4月28日なら、4/28と書きます。
  • 利用した機関の名称は、「ハローワーク○○」というような、講習会を受けたハロワの名称を書きます。
  • 求職活動の内容のところに、就職準備講習会を受講したことを書きます。

そのほかに就職活動など求職活動に当たることをしていれば、その内容も書きます。万が一書かなくても講習会の1回で認定はされますが、書いたほうがよいです。

派遣のエントリーの場合

派遣案件へのネット応募も求職活動1回になります。(単なる登録はなりません)

派遣案件へのエントリーの場合の失業認定申告書の書き方は、「事業所名・部署」の欄に、派遣会社名とお仕事ナンバー、派遣会社の電話番号を記入します。派遣先名は必要ありません。

応募日はエントリーした日、応募方法は「ネット応募」や「Web応募」。職種は「事務」など応募した仕事の職種。応募の結果は、まだ結果がでてない場合は「選考結果待ち」落ちたら「不採用」などです。

おすすめの求職活動実績

ハローワークのセミナーに出ても1回になります。これが一番気が楽ですが、時間が取られます。

ハロワの窓口で就職相談しても1回になります。(単なるハローワークでの求人検索はなりません)わたしは、認定日にハローワークにいくついでに相談していました。

職業訓練の窓口(ハロートレーニング)で訓練について相談しても1回になります。(自治体によって違う可能性がありますが、わたしの場合はなりました。東京都内のハローワークです。)

これらの活動が、求人応募などに比べて簡単にできるものかと思います。

それ以外の書き方

失業認定申告書には、認定対象期間中に働いた日があるかを記入する欄があります。申告書の1個目の項目です。

まず、「した」「しない」の2つから選びます。

そして、した場合は、した日付もつけます。4時間以上働いた日には就職・就労の○マーク、4時間未満働いた日には内職・手伝いの×マークを、失業認定申告書のカレンダーに記入します。

内職・手伝いの場合は、収入のあった日や収入額、何日分の収入かも記載します。(実際にはやったことがないため、そのあたりの仕組みはよく知りません)

次に、求職活動について、「求職活動をした」「求職活動をしなかった」の2つから選びます。した場合は内容を、しなかった場合はその理由を書きます。

あとは、職安や地方運輸局から仕事紹介されたらすぐ応じられるかどうかを「応じられる」「応じられない」の2つから選びます。

そして、就職や自営をした場合はそれを書く欄があります。

最後に、提出日と名前、支給番号を書いてハンコを押せば記入完了です。支給番号は、雇用保険受給資格者証に書いてあります。

※雇用保険受給資格者証は、通常であればハローワークの雇用保険説明会でもらえるかと思います。コロナ感染対策で説明会がなかった場合、認定日前に手元にないかもしれません。

失業認定申告書の書き方は、雇用保険説明会でも説明があり、記入例を見て書けばよいので、むずかしくはありません。迷う部分があれば、管轄のハロワの窓口に問い合わせるのが一番です。

※認定日の手続きの流れはこちらを読んでください→ 認定日にハローワークでしたこと

ハンドメイド販売した場合の、失業認定申告書

ハローワークに行くため、失業認定申告書を書いていて、「手作り市で自分で作ったものを販売したことは、失業認定の際に申告しなくてよいのか?」と疑問に思いました。

手作り市では、朝から夕方まで、丸一日かけて自分の手作りグッズを販売をしましたが、準備に使ったお金を考えると赤字で、収入にはなりませんでした。

※手作り市の話はこちら→ 手作り市で草木染め雑貨を販売しました

収入にはならなかったものの、働いたどうかの申告は、研修やボランティア活動も含め、収入が無い場合も記入することになっているので、どう書けばよいのか迷いました。

偽りの申告をして失業給付金の不正受給になると、3倍返しという怖いルールがあるため、慎重に記入したかったので、職安に電話して聞いてみました。

労務の提供ではないので、働いたことにはならないそうです。開業となるとまた話は別かと思いますが、趣味の範囲で行う分には申告不要ということで安心しました。

オークションやフリマで不用品を売るのも同じです。

雇用保険の追加給付のこと

4月の認定日の手続きの際に、追加給付の案内があり、2019年3月18日以降の基本手当がほんの少し増えました。

毎月勤労統計調査で間違いがあり、その影響で雇用保険の給付額を再計算することになった件です。

ハローワークの窓口の方から口頭で説明があり、説明の紙ももらいました。2019年3月17日以前の分については別途支給されるため、その案内を送るための返信用封筒に住所と名前を書いて提出しました。

増えた額は、わたしの場合は基本手当日額がプラス2円でした。月々認定される最大日数28日分に換算すると56円です。

過去に受給した分の雇用保険の失業給付についても、順次追加支給されるらしいです。

額が少なすぎて、うれしくありません。

逆に、たかだかその金額を追加支給するための膨大な手間とコストを想像すると、なかったことにできればいいのに、と思います。支給される額以上のお金がかかるのかと思うと、もったいないです。

失業給付の認定日のこと

退職してから5ヶ月。

失業保険をもらうために認定日にハローワークに通うこと5回。次回が最終認定日です。

流れ作業で手続きをすませ、慣れてきたからか待ち時間も苦でもなくなりました。

指定の時間(申告書の用紙に書いてある、30分刻みの時刻)に行くと少し早すぎて、ハロワの手続きが終わった後に寄りたいお店が開店していないから、タイミングをみはからって少し遅く行ってみる、ということも出来るようになりました。

仕事はまだ見つかっていないのですが、観光エリアで染色やワークショップの経験につながるような短時間の仕事を探したいです。

※認定日の手続きの流れはこちらを読んでください→ 認定日にハローワークでしたこと
※認定日の日付を知る方法はこちら→ 認定日はいつなのか

地域によって異なる場合がありますので、雇用保険の詳細は最寄のハローワークに確認してください。また、記載におかしな点がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡いただけると助かります。

※2024年1月追記:派遣社員を辞めてから5年経過。派遣社員の失業保険の内容は更新していません。参考になる箇所もあると思うので残していますが、古い情報もあると思いますのでご留意ください。「ここが違うよ!」などお気づきの点があれば、注釈を入れますのでお問い合わせフォームから、お気軽にお知らせください。