派遣社員の失業保険のお問い合わせ

失業保険お問い合わせ

派遣の失業給付について、たまにお問い合わせをいただきます。その問合せ内容をご紹介します。

失業保険については、私自身、実際どうだったのかという体験談が一番知りたかったので、そのひとつのサンプルになるかと思って、自分の体験をブログに書きました。

お問い合わせをいただいても、専門家ではないので適切な回答ができるわけでもなく「もし友達に聞かれたら、こう答える」と思う内容をお返事しています。あまり役に立っていない気がします。

逆に「こんな場合にこうなった」という情報をいただくことで、ブログの内容に補足を加えることができるのでわたしにはありがたいです。

シビアなテーマなので、他の方の失業保険や失業給付金の情報があれば、それを書き足すことで、より実態に近い情報を記載したいと思っています。

失業保険情報のお礼

2018年10月、改正派遣法の影響で期間制限による派遣満了となる人が世の中にあふれた月。ブログを書き始めました。

はじめてお問い合わせをいただいたのは2019年2月中旬でした。

お問い合わせというより、有用な情報をありがとうございます、というお礼のメッセージでした。引用許可をいただいているので、メッセージ内容を抜粋します。

失業保険情報のお礼抜粋

千葉県在中の40代女性です。

まずは感謝の気持ちをお伝えしたいです。
派遣社員と失業給付についての情報をご掲載いただき、ありがとうございます。

私も派遣法の縛りで今度の3月に契約満了となります。派遣会社はつぎいろさまと同じリクルートスタッフィングです。

以前に契約満了で失業給付を受けたことはあるのですが、派遣法による契約満了に加え、雇用安定措置の紹介案件を見送った場合に3か月の給付制限がつくのかが不透明で、さまざまな情報をあたっていました。

つぎいろさまが載せてくださった次の3点はとても有用な情報でした。

  • 雇用安定措置の案件を断っても「特定受給資格者」に該当したこと
  • 契約満了前のリクルートスタッフィングからの確認事項と回答の内容
  • 3年満期での契約満了の離職区分は、2Cではなく2Aであったこと

また、休業補償の話は初耳でした。

つぎいろさまが、もしも情報に対する責任を感じられるようなことがあってはならないので、とても参考になるケースをお聞かせいただいたと受け止めています。本当にありがとうございます。

このお問い合わせについて

わたしと同じ派遣会社で、同じように3年の期間制限による派遣契約期間満了。わたし自身が悩んだのと同じように、雇用安定措置の対象となって紹介を受けた案件を見送っていいものかどうか悩み、情報を探していた方からのお礼メッセージです。

私自身があの時知りたかったことを書こうと思ってブログに書いたことが、お役に立ったことを知って、嬉しかったです。

質問ではなかったため、お返事自体は簡単だったのですが、はじめてのブログお問い合わせへのお返事ということで、緊張しました。

ブログのアクセスがほとんどなく、誰も読んでいないなあと思っていた頃のお問い合わせだったので、参考になった方がいることを知って、はげみになりました。

お問い合わせその後

その後、この方は2019年3月末に退職され、離職票の離職理由は2Aだったとのこと。

離職票2Aは雇用保険受給資格者証の離職理由21「特定雇止め(3年以上雇止め通知あり)」となります。特定受給資格者となり、3か月の給付制限はありません。私と同じ状況です。

派遣社員の離職票の請求時期について

2019年6月末に、派遣社員の離職票の請求時期についてのお問い合わせをいただきました。引用許可をいただいているので、メッセージ内容を抜粋します。

離職票請求時期のお問合せ抜粋

私もリクルートの派遣社員です。

7月末で次の更新の意志を尋ねられ、不満を感じていたのですが更新しますとお願いしました。先週金曜日の28日に、営業がきて派遣先の方で経営悪化で人員削減の方向で動いており、次の更新が難しいと伝えられたと聞きました。(もっと早くいえー)

前回の他派遣会社でも、契約期間満了で(更新されなかった)2cと離職票に記載がありましたがよく分からず、バタバタと仕事を決め現職に至りました。

派遣社員が離職票を請求する時期が、1ヶ月立たないと自己都合扱いになると情報があり、検索していた所をこちらに辿り着きました。

リクルートで、そのような雇用保険に関してお聞きする場などあるのでしょうか。。

やはり、1ヶ月立たないと離職票は請求したらそんなのでしょうか。。

かと言って、一昨日急に言われては?って感じなので、年齢も40代なので中々・・・・・・

このお問い合わせについて

同じ派遣会社の方だったので、下記の内容を返答しました。

  • 派遣会社のマイページから見られる、「雇用保険・社会保険の資格喪失手続きQ&A」に「私の離職理由はどうなりますか?」という質問と回答があること
  • 特に派遣会社の担当者が雇用保険について説明してくれる場はないこと
  • 契約終了日の2週間前になると、「ご契約終了に伴う保険手続きをMyPageで行ってください。」というメールが届き、離職票の交付希望の有無もそこで確認され、はい、とすれば契約終了月の翌月20日頃に離職票が届くこと
  • 私自身の経験では、離職票の発行を1ヶ月待ったことはなく、契約終了より前に請求して、いつも2C(直近は抵触日による終了だったので、2A)だったこと
  • 離職票を1ヶ月待たなくてはいけない、というのは昔の話だと認識していること
  • とはいえ、わたしは専門家ではなく、契約内容や状況を把握もしていないので、この方の失業保険がどうなるかまではわからないこと
  • 不安がある場合は、派遣会社の社会保険の窓口に電話して確認するとよいと思うこと(面談に来てくれる人は社会保険の細かいことまではわからないこともあるので、担当の窓口に確認するのがよいこと)

お問い合わせその後

明日にでも確認してみます、というお返事をいただきました。その後の結果がどうだったかは確認していないので、今度聞いてみたいと思います。(聞いてみたのですが、お返事がありませんでした)

1か月待機ルール撤廃の有力情報

別の方からご連絡をいただき、1か月待機ルールは現在は存在しないことが明確にわかりました。

平成21年の雇用保険制度改正で1か月待機ルールは撤廃されています。厚生労働省の「派遣労働者に関する雇用保険の被保険者資格の取得・喪失手続について」を抜粋引用します。

喪失手続 雇用契約期間が満了した場合の喪失手続が変わります!

旧:雇用契約期間の満了時において次の派遣就業先が決まっていなくても、派遣労働者が同一の派遣元事業主の下での派遣就業を希望しており、かつ、派遣元事業主も次の派遣就業を指示する意向がある場合には、雇用契約期間満了後、1か月程度経過するまでの間は、被保険者資格を喪失しないとの取扱いでした。

新:派遣元事業主が、派遣労働者に対して喪失手続雇用契約期間が満了するまでに次の派遣就業を指示しない場合には、派遣労働者が同一の派遣元事業主のもとでの派遣就業を希望する場合を除き、雇用契約期間満了時に被保険者資格を喪失するとの取扱いとなります。

出典元:厚生労働省 平成21年雇用保険制度改正関連資料

「同一の派遣元事業主のもとでの派遣就業を希望する場合を除き」とあるので、契約満了日より前に離職票の話をしてよいのかは判断に迷うところですが、1ヶ月も待つ必要はないということは明らかになりました。

情報ありがとうございます。

正当な理由について

2019年7月中旬に、正当な理由についてのお問い合わせをいただきました。引用許可をいただいているので、メッセージ内容を抜粋します。

正当な理由のお問合せ抜粋

失業保険について調べていたら、つぎいろさんの所にたどり着きました。教えて下さい、お願いします。

私は今、派遣社員として働いています。この7月末で、契約満了になります。

現状は、派遣会社から次の派遣先の紹介を待っているところです。私としては、一旦仕事を辞めて、失業保険をもらいたいと思っています。

それで、困っているのが、断る時の「正当な理由」です。それによっては自己都合による退職になってしまうということで、ものすごく悩んでいます。

このお問い合わせについて

別の派遣会社の方からのお問い合わせです。

「正当な理由」はわからなかったので、「わからない」とお答えしました。

また、専門家ではないので正しい答えになるかはわからないけれども、という前置きをした上で、下記をお伝えしました。

  • 派遣満了なら派遣期間満了が離職理由となり、契約期間の途中でやめて退職届を出すと、自己都合になること
  • 給付制限がつかないかという意味なら、更新を希望したのに派遣満了になった場合は、給付制限はつかないこと
  • 更新を希望しなかった場合は、派遣会社によると思うこと
  • 紹介を断ること=更新の希望なし と判断されるかどうかは、わからないこと
  • もし私だったら、派遣会社からの電話にでないようにすると思うこと
  • 雇用安定措置の対象になっている場合、派遣会社がしつこく連絡してきて、私の場合は断ったが給付制限はなかったこと
  • 派遣会社によると思うので、この方も同じになるかはわからないこと
  • 無期雇用とか常用型の派遣社員の場合は、正社員と同じ感じ、ふつうは自己都合になると思うこと

お問い合わせその後

その後、2019年8月中旬に、経過報告をいただきました。

次の仕事を紹介されて「ちょっと考えてみます」とお返事してから派遣会社からの連絡がなく、7月末で退職して、8月1日に離職票を請求。

離職票が届かず問い合わせしたら、仕事紹介を断ったので自己都合で発行、と言われたとのこと。

その後、実際の離職票がどうだったかはまだ聞いていないので、今度聞いてみたいと思います。

この方の結果によっては、「派遣満了なら派遣期間満了が離職理由となる」という私の認識が間違っていることになるので、きちんと確認して、ブログ上の記述に誤りがあれば修正したいと考えています。

※その後、聞いてみたのですが、お返事がありませんでした。別の方から、「紹介を拒否したという理由で4D(自己都合)になった」という話を聞きまして、参考になりそうな厚生労働省の資料を発見しました。情報ありがとうございます。

正当な理由について

厚生労働省の「雇用保険に関する業務取扱要領」に、新たに開始される派遣就業の指示を拒否すると自己都合になるとの記載があります。

(a) 労働者が、新たに開始される派遣就業の指示を拒否したことによる場合: 3C又は4D
ただし、従来の労働条件(労働条件の大幅な変動がない場合には、最終の派遣就業時の労働条件とし、それ以外の場合には、過去の平均的労働条件とする。)と著しく相違する労働条件の派遣就業のみを指示され、それを拒否したことによる場合は、52203 のニに該当するものとする。

引用元:厚生労働省「雇用保険に関する業務取扱要領」

3Cが正当な理由のある自己都合、4Dが正当な理由のない自己都合退職です。

52203 というのは、退職の正当な理由ありとして給付制限を受けない場合の内容がかかれたものです。

なので、従来の労働条件と著しく相違する労働条件だったら、断る際の「正当な理由」になりそうです。でも、普通に考えて、いちじるしく違う労働条件の案件を紹介されることは、あまりないと思います。

なお、52203に書かれている、退職の正当な理由は、賃金未払いとかパワハラとか、長時間残業とか、そういうたぐいのことです。興味がある方は、引用元のリンクから厚生労働省のサイトにあるPDFを見てください。

離職理由については、「適用関係」第6~第10のPDFの65~68ページ(要領全体の148~151ページ)に書かれています。

正当な理由については、「一般被保険者の求職者給付」第9~第12のPDFの89ページ(全体の269ページ)に書かれています。

私はこれまで「派遣満了なら派遣期間満了が離職理由となる」と思っていましたが、紹介を拒否したと派遣会社に判断されれば、自己都合になるということがわかりました。(派遣会社がどう判断しているのかはわかりません)この点については、こちらに追記しました→ 派遣契約満了なら給付制限がないのか

無期雇用の雇用保険のこと

引用許可をいただいていないので詳細は書きませんが、その他にも無期雇用の派遣社員(常用型派遣)の方からお問い合わせを1件いただきました。

そのお話をきいて、無期雇用派遣への切り替えがはやっているけれど、長年同じ職場に勤める場合はよいけれど、そうでないなら割に合わない制度だなと感じました。

派遣といえば登録型を指すと思っていたので、無期雇用も一般的になりつつあることを認識することができました。

それを受けて、ブログで失業保険について書いた投稿に、無期雇用の場合は別である注釈を追記しました。

失業保険関連のお問い合わせについて

お問い合わせいただいても、正しい答えは私にもよくわからない場合が多いです。

知りたい答えを得るためには、派遣会社や管轄ハローワークに問い合わせるほうが早いと思います。(両者の見解が関わってくるので、キッパリした答えはなかなか出ないかもしれませんが、わたしに聞くよりは正確かと思います)

同じ状況の方の参考になるかなと思って、いただいたお問い合わせについて書いてみました。

わたしとしては、ブログの記載におかしな点があれば修正したいので、「自分の場合は違っていた」というようなことがあれば、お問い合わせフォームからご連絡いただけると助かります。