濃い紫色の五倍子(ふし)染めを習う

五倍子染めの糸

五倍子の染め方を習ってきました。ゴバイシ、フシとよんでいます。ヌルデの虫こぶで、おはぐろの原料とされたものです。

写真はもらってきた色見本のシルクとコットンの糸です。かなり濃い紫になりました。

セミナーの正式な名称はこれです。東京浅草・藍熊染料の講習会です。

  • 草木染セミナー「草木染問答」 2019年 鉄媒染グレーの染色(山崎樹彦先生)

実演があったのはゴバイシとキンモクセイ。他の染料はサンプルを見せてもらいました。

参加した感想や、紫色の染料のことを書きます。

※講習会の案内に「講習会中の写真撮影はご遠慮願います」とあったので、講習会中の写真は載せていません。
※講習会の内容について、細かい技法は書いていません。

染めた日:2019年4月9日

紫色が染まる草木染めの染料

私は紫色が好きです。赤と青の間の色、あいまいな感じが好きです。いろいろな紫色で染めて服を作る、という野望があります。

紫色が染まる草木染めの染料といえば、紫根(シコン)と貝紫とウメノキゴケと五倍子(フシ)とロッグウッド(ヘマチン)などかなと思います。身近なものとしては、巨峰の皮、黒豆、ワイン、ブルーベリーの実、マロウブルー・マロウブラックなど。

あと、コチニールやスオウなど赤ピンクっぽい染料なら、鉄媒染で紫っぽくなるかと思います。

わたしは木綿を染めたいので、濃染剤がなくても染まるゴバイシはありがたい存在です。染料店で染料が手に入りやすい点も魅力。その落ち着いた色あいも好きです。

五倍子染めの紫色

今回習った方法では、濃い青紫に染まりました。かなり濃い色ですが、濃淡は調整できそうです。

左2本がシルクの糸、右がコットン糸です。コットンの方が薄いですが、どちらもしっかり染まっています。

五倍子染めの糸

青紫に近づける方法や赤紫に近づける方法、最後の仕上げ処理なども習いました。紫には赤味の強いものと、青みの強いものがありますが、その調整ができるとは知りませんでした。今度自分で染めるときに、参考にしてチャレンジしてみたいです。

五倍子の染め方については、以前、型染めのクラスで習って感動した覚えがあるのですが、今回はさらに細かい処理がわかってよかったです。

※その時の型染めクラスの話はこちら→ 藍熊染料で染物体験(型染め)

今回のセミナーでは下地染めの話にはなりませんでしたが、五倍子は木綿や麻を染める際の下地染めにもなります。

生の五倍子のこと

乾燥ではない、生の五倍子を初めて見ました。虫こぶなので、虫(あぶらむしの一種)が入っていました。死んで動かないので、種みたいなツブにしか見えなかったけど、生きてたら嫌かも。

これまで五倍子を染める時、乾燥染料に黒い粉末のようなしたものが入っていることには気づいていました。染料を鍋に入れるときに、その粒も入れるべきか悩んで、とりあえず入れていたのですが、それは虫だったようです。

虫は色に関係ないので、入れなくてよかったんですね。乾燥して一体化しているなら入れてしまえ、という感じです。

生の五倍子がどのような場所にあって、どんな時期に採取するのか、なども教えてもらいました。でも、ヌルデなんて見たこともないし、わたしが採取をする日は一生こないと思われます。

糸をくる

前回、桜染めの実演があったセミナーに引き続き、今回も糸染めだったので、糸をぐるぐるしました。

糸をくるくるする方法を、「くくる」だと思っていたのですが、読み方を間違えていました。

「糸を繰る」は、「くくる」ではなくて、「くる」でした。「くくる」は、「括る」で、一つにまとめる、という意味です。漢字変換しようとして気がつきました。恥ずかしいです。

間違えているのはこちら→ 桜染めセミナーに参加

最近思っていること

ここ4ヶ月で、ちょこちょこ草木染めを習ってきました。習ってよかったと思っています。

でも、今、仕事をしていないので、その分時間はあるはずなのに、自宅で染めたり、練習したり、裁縫で作る部分がなかなか進みません。1年以上前に染めた布が服になっていなくて、あせっています。

最近、やってみたいなあと思ったことを手当たり次第にやってきて、時間が足りない感じです。

せっかく教わったことを消化しきれていない部分があります。ちょっと欲張りすぎたのかも。時間やお金を無駄にしないためにも、もっと1つ1つを大切にしたいと感じています。

インスタグラムを見るようになって、次々に作品ができあがっていく人がいて、不思議です。同じ24時間を生きているとは思えないです。