認定日はいつなのか
失業保険をもらう際に気になるのが「ハローワークの認定日はいつなのか」です。
なぜなら、認定日にはハローワークに行かないといけないので、その日に旅行など他の予定を入れにくいからです。
派遣の終了後、事前に予想した認定日と、ハローワークに行って決まった認定日の日付が一緒か、答え合わせをしてみました。祝日にあたる日が不正解で、他は予想通りの日付でした。
自分の予想とは一致したものの、よく考えると、通常の法則より1日早いことに気がつきました。
ネット検索でよくみかける「ハローワークに離職票を出した日の28日後が初回認定日」が通常かと思うのですが、私の場合、初回認定日は27日後で、3年前に失業した時も27日後でした。
※追記:新型コロナウイルス感染対策により、失業認定手続きも変更になっています。東京都の場合は、2021年1月7日に緊急事態宣言が出たので、緊急事態宣言発出期間中は郵送での受付ができて、来所よりも郵送を推奨しています。詳しくは、東京都労働局の公式サイトに載っています。
目次
認定日は変更がむずかしい
認定日とは、その人が失業状態かを確認をする日のことです。失業認定申告書という書類を記入して、ハローワークに行って提出します。
認定日に行かない場合、その期間分(認定日前日まで)の失業保険(基本手当)がもらえません。
その分の給付日数が減るわけではありませんが、次の認定日に手続きするとしても、4週間分、お金が振り込まれるタイミングが遅くなります。
認定日の変更が可能な場合は、病気・面接・公共職業訓練・天災など条件がかなり限られ、証明書の提出も必要になります。自己都合では基本的には変えられないと思ったほうがいいです。
認定日の起算日
失業認定日の日付は、離職票をハローワークに提出した日を基準に数えます。
給付の基準となるのは、あくまでハロワに行った日で、会社を退職した日ではありません。
ハローワークに離職票を持って行き、受給資格が決定したら、その日から日数がカウントされて認定日が決まります。
なので、離職した後、ハローワークに手続きに行く日付は重要です。
認定日の数え方
認定日は、4週間に1回、28日ごとにあります。
ただし、認定日が祝日や年末年始などの場合は、別の日になります。
ハローワークに手続きに行くと、認定日のカレンダーがもらえます。
また、公共職業訓練を受けている間は別措置となります。
失業保険の認定日の計算
私はエクセルで数えて事前に予想してみることにしました。
離職票がきそうなタイミング(派遣の終了日から2週間後くらい)の日付を離職票提出日にして、エクセルで計算してみました。
エクセルに記入した数式は下記の数式です。祝日に該当した日以外は、予想通りの日付でした。
初回認定日 = 離職票提出日 + 28 - 1
2回目の認定日 = 初回認定日 + 28
3回目の認定日 = 2回目の認定日 + 28
4回目の認定日 = 3回目の認定日 + 28
5回目の認定日 = 4回目の認定日 + 28
6回目の認定日 = 5回目の認定日 + 28
この初回認定日の計算方法が通常と違うことに気がつきました。普通は28日後、4週間後の同じ曜日です。
初回認定日 = 離職票提出日 + 28
なぜ27日後で予測したかというと、前回失業した時がそうだったからです。決まりでは「4週間」なのですが、その「4週間」を数え間違えてしまわないように、前回を参考にしたわけです。
結果、予想が当たりましたが、このブログを書いていて、通常とは違うことに気がついて驚きました。
※給付制限がある人は、上記でいうところの2回目の認定日と3回目の認定日はありません。給付制限がない人の4回目の認定日の日付が2回目の認定日になります。
※エクセルが手元にない方には、スプレッドシートがおすすめです→ エクセル代わり。スプレッドシートでできること
スプレッドシートでの計算イメージはこんな感じです。
通常と違う理由
別件でハローワークに電話したついでに、認定日が4週間後の同じ曜日にならない理由もたずねてみました。
「かならずしも4週間後の同じ曜日にはならない。人数にもよるし」と言われました。
私が住むところの管轄ハローワーク(東京都内)は、混んでいることが多いです。
なので、「人数にもよる」という、人数をさばかなくちゃいけない感じがなんとなく想像できました。
認定日が祝日になる場合
認定日が祝日に当たった場合どうなるのかというと、調整が入ります。
私の認定日は木曜日だったのですが、一日だけ祝日にあたる日があり、その認定日は、前の週の金曜日でした。
6日も前の日付になりました。
普通の感覚でいうと、調整っていったら前後1日なのでは、と思いきや、1週間近くずれました。
祝日の場合に、どうやって日付を調整するのかはわかりません。その日に予定がなくてよかったのですが、違う週の別の曜日になるとは想定外でした。
認定日のカレンダー
カレンダーを見ながら数えるとわかりやすいです。
通常(28日後)の場合、こんな感じになります。水色がハローワークに離職票を出した日、黄色が認定日です。
ハロワに行った日の、4週間後の同じ曜日が初回の認定日になります。そこからは、4週間ごとの同じ曜日になります。初回が月曜日なら次も月曜日です。
ただし、祝日や年末年始などの休日は調整が入ります。また、私のように初回認定日がずれる場合もあります。
事前に認定日のスケジュールを予想したい場合は参考にしてください。予想する必要がなければ、ハロワでの手続き時に親切に教えてもらえるし、ハローワークの認定日のカレンダーももらえるので、気にしなくて大丈夫です。(認定カレンダーという名前で、雇用保険受給資格者のしおりの裏表紙についていました)
離職したあとの手続きはややこしいものが多いので、参考になるかと思って自分の体験談を書いてみました。
※認定日の時間、手続きの流れについてはこちら→ 認定日にハローワークでしたこと
※追記:次の仕事、就職が決まった場合は、ハローワークに電話連絡します。ハロワに来所して認定を受ける日を指示されます。就職が決まった際の認定日についてはこちらに少し書いています→ 失業保険のお問い合わせ(初回認定日前の就職)
※2024年1月追記:派遣社員を辞めてから5年経過。派遣社員の失業保険の内容は更新していません。参考になる箇所もあると思うので残していますが、古い情報もあると思いますのでご留意ください。「ここが違うよ!」などお気づきの点があれば、注釈を入れますのでお問い合わせフォームから、お気軽にお知らせください。