ヤマモモ染めで濃紺を黒に

ヤマモモで黒染め補正

藍染とヤシャブシの重ね染めで濃紺まで染まった木綿のエプロン。さらにヤマモモのアルミ媒染(黄色)で染めたら黒になりました。濃紺に黄色を重ねて染めれば真っ黒になる、ということが実感できました。

シミが微妙に消えていないので、さらにヤマモモの鉄媒染(茶色)で染めてみたものの変化はなく、今回のエプロン染めはここで終了。また使って退色したら、今度は漂白などシミを消す努力をしてから、ログウッドを重ねてみたいです。

※この続きです→ 黒エプロンにリメイク(藍染ヤシャブシ)

染めた日:2019年10月29日~2019年10月30日

ヤマモモで染める前後の色

藍染とヤシャブシで濃紺

染める前のエプロンは、藍染めとヤシャブシ染めを重ねて、黒に近い濃紺になっていました。胸元辺りに、よく見れば分かる程度のシミが残っています。

藍とヤシャブシ染めのエプロン

左右のポケットは、染色後に縫い付けたもので、ヤシャブシ鉄媒染だけで染めた紫がかった灰色です。

※ポケットを染めた話はこちら→ ヤシャブシ染め鉄媒染

ヤマモモを重ねて黒

アルミ媒染でヤマモモ重ね染めをしたエプロン。黒色になりました。シミは染める前と同じ感じでした。ポケット部分は紫っぽい感じが消えてカーキ色に変化しました。

ヤマモモアルミ媒染後のエプロン

パーソナルカラーの色見本と並べてみるとこんな感じです。漆黒とまでは言えません。

ヤマモモで黒染め補正

さらに鉄媒染でヤマモモ重ね染めをしたエプロン。ポケットは暗い色に変化しましたが、地の色はほとんど変化せず。逆に色があせたというか、くすんだ気もしました。

ヤマモモ重ね染め後のエプロン

エプロン着用イメージ。この写真の印象が実際に近い気がします。

黒エプロン着用イメージ

黒×カーキの組み合わせ、シックな雰囲気です。ほんの少しの色の違いなのに、黒になると印象が違います。エプロンとしては、濃紺でとどめたほうが人当たりがやわらかくてよかったかもしれません。

以下、ヤマモモ染め(アルミ媒染・鉄媒染)をした際の手順です。

ヤマモモ重ね染めの材料

  • エプロン(綿100%、オックスフォード生地) 128g
  • ヤマモモの樹皮(1回使った残り) 45g
  • 焼みょうばん(スーパーで買った食品添加物) 12g
  • 木酢酸鉄 5㏄

ヤマモモ重ね染めの手順

アルミ媒染

  1. お湯(お風呂くらいの温度、40℃)にエプロンをつけておく
  2. ヤマモモ(1回使った残り。不織布入り)45gと水10リットルをステンレス鍋に入れて、強火。沸騰後20分煮る。
  3. 染液にエプロンを入れて20分ひたす
  4. 水洗い
  5. 水6リットルに、焼みょうばん12gを溶かし、エプロンを20分ひたす
  6. 水洗い
  7. 染液にエプロンを戻して、20分ひたす
  8. しっかり水洗い
  9. 洗濯機で脱水。干して完全に乾燥させる

鉄媒染

  1. お湯(お風呂くらいの温度、40℃)にエプロンをつけておく
  2. ヤマモモ(2回使った残り。不織布入り)45gと水6リットルをステンレス鍋に入れて、強火。沸騰後20分煮る。
  3. 染液にエプロンを入れて20分ひたす
  4. 水洗い
  5. 水6リットルに、木酢酸鉄5㏄を溶かし、エプロンを20分ひたす
  6. 水洗い
  7. 染液にエプロンを戻して、20分ひたす
  8. しっかり水洗い
  9. 洗濯機で脱水して干して乾燥

※草木染めの基本手順はこちらを見てください→ 草木染めで布を染める方法:綿・麻・絹

ヤマモモ重ね染めの写真と説明

ヤマモモ(渋木)の染料

ヤマモモ(渋木)は樹皮の部分で、黄色染めによく使われる染料です。染料店に乾燥染料が売っています。

以前1回使った残りを不織布に入れたまま乾燥して保管していたので、それをそのまま使うことにしました。2回目の抽出なので、煮出す量は倍くらいのイメージです。

不織布に入ったヤマモモ染料

今回はアルミ媒染で2番液、鉄媒染用に3番液をとりました。3番液でも色が同じくらい出ていて、まだまだ色が出そうなので、乾燥して保管しておきます。

ヤマモモの染液を煮出す

ステンレスの寸胴鍋(27cm、容量15リットル)に、ヤマモモ(1回使った残り)45gと水10リットルを入れて強火。

ヤマモモ染液作り

沸騰後20分煮出したところ。色が出ています。不織布に入れておけば、取り出すだけでこす必要がないので便利です。

不織布を取り出す

ヤマモモ染液の色は、薄茶色。麦茶みたいな色でした。

ヤマモモ染液の色

ヤマモモ染液で染色

煮出した染液の鍋に、そのままエプロンを20分つけて、浸し染め。(写真なし)

染めた後に水洗いしているところ。色の変化はよくわかりませんでした。

水洗い

アルミ媒染

みょうばん液で20分媒染しました。媒染液に染液の黄色が少し出ていました。地の色は濃すぎて変化がわかりませんでしたが、紫っぽかったポケットが、灰色っぽい色になりました。

アルミ媒染液

ヤマモモ染液に戻す

水洗いして水けを切って、再び染液に戻し、20分ひたしました。(写真なし)

翌日、鉄媒染の重ね染め

一度完全に乾燥させたのち、再びお湯につけて濡らした状態にしてから、浸染め20分→媒染20分→浸染め20分をしました。

鉄媒染

鉄媒染液は、水6リットルに木酢酸鉄液を小さじ1(5㏄)を入れて作りました。20分媒染して、とりだそうとしたところ。ポケットが濃くなり、灰色が強まりました。媒染液に色は出ていません。

ヤマモモで鉄媒染処理

鉄媒染後の染液

鉄媒染した後、水洗いして染液に戻し、20分経過したところです。

屋ももも染め最後

ヤマモモ重ね染めで思ったこと

  • 濃紺に黄色をかければ黒になることがわかった
  • 次にシミがあるものを重ね染めする時は、漂白してからやりたい
  • 漆黒にはならなかった。やりすぎると木綿がくすんだ、色あせた感じになりそう

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。