晒(さらし)で作った部屋着をリメイク

草木染めをしたさらしで作った部屋着だったもの。藍染で染め直して、ノースリーブの部屋着にリメイクしました。
目次
リメイク前の服
元々は、四角衣の縫い方で作った部屋着でした。長方形の晒2枚あれば、4箇所を直線縫いするだけで簡易的な服が出来ます。

※この服の話はこちら→ 晒(さらし)で部屋着を作る
2020年の夏、ひと夏着用した後。洗濯機で普通に洗濯を繰り返して、草木染めが退色。実際に着てみると、着心地をもう少し良くしたい、袖も暑いと感じました。

そこで、染め直して、形も袖無しのノースリーブに変えることにしました。
服をほどく
4箇所しか縫ってないので、ほどくのは簡単です。糸をほどくと、2枚の長方形状になります。

藍染で染め直し
2021年の夏、藍染(藍の生葉を使った化学建て)を何度かしていて、目的の布を染め終わった後の残液を活用して、この晒を染めました。

1回目は薄く色が入りました。元々草木染めで濃染剤をしていた箇所が緑っぽい色になりました。

2回目も残液を使用。青色に染まり、色の差が減りました。

その後も藍染の残液で2回ほど染めました。

※藍の生葉から化学建ての話はこちら→ 藍の生葉染め(ソーダ灰とハイドロ)
さらに、インドアカネ染めの残液が出た時に、重ね染めをしました。

うまく色が入らず、ムラのある群青色になりました。写真は、さらしが濡れた状態の色。(乾いた時の写真を撮ってませんでした)

※インドアカネ染めの話はこちら→ 茜染め(インドアカネ)
何度も染めた理由は、残液を吸収させるのにちょうどよかったからです。
ノースリーブの縫製
型紙は、手持ちの着心地がいい既製服を元にアレンジして作ったもの。布に置きながら配置を検討。

後ろ身頃の型紙が小さいのは、用紙が足りなくて直線部分を省略したからです。着丈はさらしの長さで取れる最大限の長さにしました。
染めているので多少縮んでいますが、さらし幅(34cm程度)で半身がとれます。
中心線の縫い代がミミ部分になるように配置。ツギハギ位置を合わせるため、先に裁断した半身を型紙代わりにして、もう半身を裁断しました。

左右の身頃を真ん中で縫い合わせ、前と後ろの肩を縫い合わせて、襟ぐりと袖を三巻き(小さい三折り)で始末して、脇を縫いました。
三巻きは、ミシンの三巻き押さえがあればできて早いですが、時々ミスします。もし自分の部屋着でなかったら、バイアス処理など別のやり方にしたと思います。
糸が白いのは、木綿糸を使ったからです。次に染めたい時にも草木染めで染まるように木綿にしました。

裏側の縫い代処理はなし。少しでも着丈の長さを残したかったので、すそも切りっぱなしにしました。
ノースリーブ完成
できあがり。ボタンなどはなく、そのまま頭からかぶる形です。試着しての着心地もちょうどよかったです。

横から見たところ。長さはもう少し欲しかったです。

後ろ身頃の下側。ツギハギ部分、シミが出た部分は後部にしました。

さらしの部屋着リメイクで思ったこと
- スタートまでが長かったが、作り始めたらすぐできた。自分用だと思うと適当にミシンできて楽しい。
- 四角衣よりも、きっちり型紙から作るほうが自分には合っていると思った。
- 藍染は安心だけれど、化学建てのハイドロ(薬品)は苦手。
- 夏より前に夏服ができてよかった(去年作る予定だったので、1年遅れではある)
- 自分で変えることができる、ということが嬉しい
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