緑葉パウダー染め靴下の染め直し(媒染のみ)
以前、緑葉パウダーを使って染めたウールの靴下。普通の洗濯洗剤で洗濯を繰り返すうちに色が薄くなったので、他の染料で染め直ししようとしました。
ウールは先媒染なので、先に媒染液(銅)につけたところ、それだけで緑色が戻りました。
媒染液に入れただけで色が戻ったのが不思議でした。
目次
緑葉パウダー染め靴下の色変化
染めたての緑色。緑葉パウダーを使ってミョウバン先媒染で染めたもの、きれいな緑色に染まりました。
※緑葉パウダーで染めについてはこちら参照→ 緑染め(緑葉染め)
普通の洗濯洗剤(トップクリアリキッド等)で何度も洗っているうちに、だんだんと色が抜けて白っぽく、ごく薄い緑色になりました。いくつかウール靴下を染めて、普通の洗濯洗剤で洗ってますが、ここまで色が落ちて白くなったのはこれだけです。
染め直し媒染
染め直ししようと思い、銅媒染液で先媒染しました。
銅媒染液の原液。
水2リットルをステンレス鍋で沸かして熱湯にして、銅媒染を小さじ2入れました。銅媒染なので液色は水色。
お湯で十分濡らした状態にした靴下を投入。そのまま冷やさないようにフタをしながら、加熱せずに、媒染しました。
※加熱しながら染める方法もありますが、熱々の液からの浸染めをしています。ウール染めの方法はこちら参照→ 毛糸を染める方法(ウールの草木染)
液色は水色なので、青っぽく見えると思っていたのですが、靴下は媒染しているうちに緑色に発色しました。
最後のすすぎ洗い。当初の染めた色よりは多少薄いものの、緑色になっていました。
重ね染めの予定でしたが急きょ中止。色が戻ったので、そのまま乾かすことにしました。
乾燥後も色が残っていました。
銅媒染液の使い回し
銅媒染の場合、廃液が少し気になるので、できるだけ同じ液を使い回そうと思ってしまいます。
残った媒染液に、新たに銅媒染の原液(小さじ2)を追加して、染めてない白い靴下の先媒染に使用しました。
そうすると、その白かった靴下も、緑色に発色してしまいました。使い回した影響のような気がします。
緑葉パウダーの染め直しで思ったこと
ウールの銅媒染を初めてしたので、勝手がよくわかりません。
緑色に発色したということは、緑色の色素が落ちたのではなくて、洗濯によって色素が変わって見えなくなっていただけなのか。媒染(もともとはアルミ媒染)が落ちていたのか。その辺りが疑問です。
銅媒染のほうがアルミ媒染より色落ちしにくい気がするので、また使いながら様子を見ていきたいと思います。
緑葉パウダーはきれいな緑色に染めやすいです。
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