2023年5月25日(木)葉っぱで緑染めワークショップ開催報告(岡山)

緑染めワークショップ

5月の草木染めワークショップは、葉っぱで緑染め。今回はセイタカアワダチソウの葉っぱで素敵な緑色が染まりました。場所は、岡山市北区中牧の民家です。

今回の参加者は、リピーター1名。近所にある眞栄田商店さんにお弁当を買いに行ったのですが、道すがら染料になる植物があちらこちらに。説明しながらキョロキョロして楽しくて、こういう植物観察時間もいいかもと思いました。

気候もここちよく、草木染めが楽しい季節。よい染物ができました。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染め体験ワークショップ

染料のセイタカアワダチソウ

5月のテーマは緑染め。普通に草木染めしても、みどりみどりした緑色にはなかなか染まらないので、緑染めのやり方で緑の葉っぱから緑色を染めます。

季節によって植物の状態が違うので、入手できそうな葉っぱの目星はつけておいて、直前で何にするか決めました。

今回は、私が前日に茎ごと採取したセイタカアワダチソウを使いました。肥えた土でよく育っていそう。

でも、いたるところにある植物なので、次にやることがあれば、当日採取でもいけそうです。

去年の秋には花の部分を使って、鮮やかな黄色とカーキ色を染めました。いろいろ染まる、素敵な植物です。

※秋の開催報告はこちら→ 2022年10月22日(土)セイタカアワダチソウ染めワークショップ開催報告(岡山)

道すがらの植物観察

道すがらいろいろな植物を観察しました。

これはクサギ。夏に白い花が咲くと見分けやすいのですが、葉をこすると独特のニオイがして判別できます。

道端の植物

これはオオキンケイギク。要注意な植物です。詳細こちら→ 外来種の黄色い花で草木染め(取扱注意)

道端の植物

他にもいろいろみかけて、お宝いっぱい発掘気分になりました。暑すぎず寒すぎず、ほどよい観察タイムでした。

気になっていて、食べてみたかった眞栄田商店さんの日替わり弁当。染物の合間にランチタイムをとって、思ったよりボリューミーで、おいしかったです。※2024年1月追記:現在の眞栄田商店さんは完全予約制の店内飲食のみ、弁当販売はお休みしています。

眞栄田商店さんのお弁当

ワークショップの雰囲気

染料の準備をお庭でしているところ。

染料の準備

ステンレスの寸胴鍋で葉っぱを煮出して、染料作り。

染料の煮出し

煮ている間に布の下準備をしたのですが、写真を取り忘れました。木綿生地の濃染処理をしました。

煮出した液色は、黄色かったり、暗い緑色だったり。やり方で変わります。緑染めの手法を試みました。

黄色の染液
緑の染液

染め始めたところ。木綿の布です。

1回目の染色染め始め

だんだん色が入っていきます。

1回目の染色染め終わり

媒染作業。色を止めるために、媒染という作業をします。今回は緑染めなので銅媒染を使っています。

銅媒染作業

もう一度染液で染色。気がついたら緑色になっていました。

染色2回目

染め上がったところ。室内蛍光灯で写真をとるとこんな感じ。濡れた状態なので濃く見えます。

緑染め木綿布

屋外で写真を撮るとこんな感じ。緑色を写真に写すのがむずかしくて、場所の光加減でもカメラの違いでも色が違う雰囲気に写ります。

緑染め木綿布

肉眼でも、結構、緑色に染まったと思いました。

染めながらのランチタイムを含めて4時間。わたしの写真では伝わらないと思いますが、まわりの自然や民家もここちよくて、よい染物の会になりました。

※緑染めの説明はこちら→ 緑染め(緑葉染め)

帰りに牧山クラインガルテンに置きっぱなしだった、藍の種の無料配布箱を回収しました。

これからのワークショップ

緑染めはもう一度、土曜日に岡山東口でやります。

6月は久しぶりにアボカド染めをします。

「岡山旅行ついでに参加したい、でも日程が合わない」とか「平日だったら参加したい」という方がいましたら追加開催も可能な限り調整しますので、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。

※旅行での体験についてはこちら参照→ 岡山旅行で染物体験、草木染め

乾燥後の色あい

参加した方に乾燥後のお写真を送っていただきました。

セイタカアワダチソウ緑染め綿布

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。