2020年1月11日(土)びわ染めワークショップ開催報告

枇杷染め体験ワークショップ

2020年最初の草木染め体験ワークショップを開催しました。その開催報告を書きます。

植物はビワ。いただきものの枇杷の葉を煮出してピンク色を染めました。

場所は東京・新高円寺にある民家です。参加者はリピーター6名。わきあいあい、楽しく染めることができたと思います。

※募集要項はこちら→ 2020年1月11日,13日,19日草木染め体験ワークショップ参加者募集【締切済】
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

染めた日:2020年1月11日

枇杷の葉を煮出す

お会計を済ませたら、さっそく煮出しの準備に入りました。

ビワの葉を適当に手でちぎっているところ。

枇杷の葉をちぎる

ビワの葉は何か月か前にもらったもので、結構パリパリの乾燥状態でした。ビワの葉茶も似た感じかと思います。

細かくした方がエキスが出て濃い染液ができそうですが、テスト時と同じ条件にしたかったので、適当にちぎる程度にしました。

台所のIHにステンレス鍋を2つを並べて煮出しました。

枇杷の葉を煮ると、癒し系の、いい匂いがします。白っぽいものが鍋のフチやビワの葉につきます。何の成分ですかね?効能・薬効もあるのかな?

ビワの葉の抽出

鍋は家から持参したもので、27センチと30センチ。通常のIHコンロのサイズで並ぶ、ギリギリサイズです。ちなみにフタには、鍋のフチにひっかける出っ張りがあります。

染液の色(1回目の煮出し)はこんな色でした。空気を含めると赤みが出ます。

ビワの葉染液の色

赤みのある染液を作りたい場合、普通はもう少し濃く煮出して、染液を一日二日寝かせたほうが濃い色になります。茶色くなる場合もあるので加減はむずかしいですが、そういうものが多いです。お家でやる時にお試しください。

今回はもらったビワの葉があったのでそれを染料にしましたが、枇杷は枝でも染まります。びわの木を剪定することがあれば、お試しください。

濃染処理

希望者のみ濃染処理をしました。濃染剤カラーアップZBを使いました。

濃染処理

※濃染剤の詳細はこちら→ 濃染剤カラーアップZBとディスポンについて

コットンなど植物繊維は濃染しないと薄めの色に染まります。枇杷の場合は、濃染しないと薄いピンクに染まります。

濃染しないものはお湯につけておきます。

枇杷染めの作業

1人1バケツに染液を小分けして、染め始めたところ。

枇杷の染液で染色

染液に空気を含めた後、やけに泡立ってしまったものもありました。洗剤を入れたみたいです。不思議。

枇杷の染色1回目

アルミ媒染をしているところ。今回は酢酸アルミを使いました。媒染することで色と繊維をつなぎます。

アルミ媒染

媒染液に浸しつつ、ランチタイム。その間、2回目の染液を煮出しました。

2回目の染液に差し替えて、再度染液に生地や糸を戻しているところ。

再度染液で染色

今回は結構色を吸って、残った染液に色がほとんどなくなりました。時間的に3番液もとることができたので、3番液まで浸して終了しました。

残液の色

枇杷染めの色

濡れた状態で写真を撮っているので、乾くと色は薄まります。

刺し子用のサラシや糸、コットンストール、ハンカチなど。いろんなピンク色に染まりました。今回はすべて木綿で、シルクはありませんでした。

枇杷染めの布や糸

濃染しなかったサラシは薄い色です。濃染した木綿糸は濃く染まってましたが、糸によってさまざまな染まり具合です。

ビワ染めの糸や生地

10月の草木染めワークショップで柿の枝葉で染めましたが、柿の枝で染めたピンクと似た色でした。柿染めをした際に、ビワ染めに雰囲気が似ていると感じたのですが、やっぱり似てました。

※その時の話はこちら→ 柿染めワークショップ開催報告

乾くと色が少し落ち着くと思います。参考にしたいので、参加した方は、乾燥後の写真をお送りいただけると助かります。お時間がある時で大丈夫です。このページに追記させていただきます。

冬の草木染め寒さ対策

人が住んでいない家なので、冬場は寒いかと思っていたのですが、大家さんが朝からエアコンをつけてくれていて、そこまで冷え込みませんでした。ありがたいです。

慣れている参加者は重ね履き用の靴下を持参。よいアイデアでした。台所や廊下など板場は冷えるので、厚めの靴下やルームシューズを持ってきて重ねるのはオススメかもしれません。

お茶タイム

染め終わったら、みんなで洗い物や片づけをして、お茶タイム。なかなかほどよい時間に終わりました。

参加者の一人(私の知り合い)が三年番茶を入れてくれて、持ち寄ったお菓子を食べつつ、手縫いの作品を見せてもらったり、おしゃべりしました。

来月のワークショップについてのご意見もヒアリングしました。

冬だからワークショップでウール(毛糸製品)を染めてみたいと思っているのですが、ウールの場合は染め方が違うので、染める素材をどうするかなど、検討すべきことが多いです。私が以前染めたウールマフラーを見てもらって、ご意見をききました。

※そのマフラーを染めた時の話はこちら→ ぶどうの皮でウールマフラーを染める

今後のワークショップ

1月は13日ビワ染め、19日ソヨゴ染めをします。募集は締切済です。

2月のワークショップはウールマフラーを染めたいと思って画策中です。場所は、同じ場所です。染料は検討中。黄色以外、灰色以外の色にします。

ウールは染め慣れてないので、練習して臨みます。詳細が決まり次第、募集案内しますのでお待ちください。

乾燥後の枇杷染めの色

追記:乾燥後の写真を送ってもらいました。

コットンストール。乾くと少し薄くなったくらいとのことです。

枇杷染めコットンストール

木綿の晒しと刺し子糸。濃染処理の糸は茶色っぽくみえますが、くすんだピンク系とのことです。

びわ染め晒しと刺し子糸

木綿の晒しと糸。期待以上のピンク、とのことです。

ビワ染め晒しと刺し子糸


不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。

ワークショップに使える場所を探しています。染物に必要なのは、火力と水場です。ご存じな方はぜひ教えてください。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染め体験ワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次