タデアイの発酵煮染めで赤紫染め。シルクは紫に

発酵煮染めしたシルク手袋

育てている藍の生葉を使って、発酵煮染めの赤紫染めにチャレンジしました。2年ぶり3回目。シルク手袋を紫に染めました。

いつもの赤紫染め(習ってきた方法)は1日でできますが、発酵煮染めは発酵するので1週間位かかります。そして臭いです。

臭いですが、発酵煮染めなら木綿も染まる?と思ってチャレンジしました。でも、木綿は失敗しました。むずかしい。木綿もいつか赤紫に染めてみたいです。先は長そうです。

※赤紫染めについてはこちらに書いています→ 藍の赤紫染めのこと

発酵煮染めのやり方

タデ藍や琉球藍の茎葉をバケツに蓋をして数日置いて発酵。水入れて置いて2日、こした液を煮染めする、という方法。

手順は、Googleで「赤紫を染める」と検索すると出てくる資料を参考にしました。詳しい方法は知りません。

発酵煮染めに使った材料

  • 育てているタデアイ(丸葉、赤花)の茎葉
  • 水道水そのまま
  • シルク手袋

発酵煮染めの様子

スケジュール

  • DAY1 仕込み
  • DAY2 放置 
  • DAY3 放置
  • DAY4 放置
  • DAY5 放置
  • DAY6 水入れ
  • DAY7 放置
  • DAY8 煮染

仕込み

天然酵母作りをイメージして、器はガラスジャーを使用。割れないように徐々に温度を上げたお湯をかけて、熱湯消毒しました。

ガラスジャー熱湯消毒

以降の作業は全て屋外でしました。

DAY1。畑の藍を茎ごと刈り取って、水道水で水洗いしました。丸葉です。

藍の葉の水洗い

ジャーに入る大きさにハサミで茎をカットして、ジャーに詰めました。

タデアイを詰めたガラスジャー

9月下旬で日差しが弱いので、日光で温まるように、紺色のナイロン布袋を上にかけました。

ナイロン袋で保温

DAY4、下の方に透明緑色の水が溜まってました。

4日目下部水分

水入れ

DAY6、水入れ日の蓋を開ける前。下の方の水。

6日目下部水分

DAY6、蓋を開けたところ。

瓶詰め葉上部

DAY6、水道水をギリギリまで入れました。3リットル強、入りました。

水入れ横

DAY6、水道水を入れた表面の様子。

水入れ上部

煮染め

DAY8のジャー。蓋を開ける前。

発酵液横

蓋を開けて上から見たところ。

発酵液上部

葉っぱを箸で取り除いてるところ。液色は透明感のあるエメラルドグリーンでした。

発酵液

取り除いた葉っぱ。臭いです。まだ使えそうだけれど、余裕がないので畑に放置。

発酵後のタデアイ茎葉

鍋に液を入れたところ。暗い色。

発酵煮染め煮出し前の液色

カセットコンロで加熱。白いアワアワになり、黒い泡は出ず。吹きこぼれそうになって火加減調整。

発酵煮染めアワアワ

液色が赤くなった段階で染めることにしました。

発酵煮染め液色

シルク手袋を投入。

発酵煮染め

紫に染まりました。

できあがり

乾燥後のゆるゆるシルク手袋。もう少し赤紫にするつもりだったけれど、いい色です。冬に運転する時に使う予定です。

発酵煮染めしたシルク手袋
発酵煮染めしたシルク手袋

発酵煮染めで思うこと

  • 木綿も赤紫に染まるのかな??どんな色に染まるのか見てみたい
  • また来年やってみよう

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