紫キャベツの餃子染め
先日、紫キャベツを使って餃子を作りました。
餃子を作る時、キャベツを塩もみして水分を抜きますよね?抜けた水分が紫色だったので、試しに染めたら青紫に染まりました。
問題は、塩もみで出てくる水分は少ないから、実用的な量を染めるには大量の餃子を作らなくてはならないこと。
紫キャベツは青色に染まると聞いて興味はあったものの、食べ物なのでどう使うのか迷ってましたが、酢モミしたり煮出したりして、もっと色素を出してから料理に使えばいいのかも。
染めた日:2020年8月24日~2020年8月25日
目次
紫キャベツ餃子染めの色
紫キャベツで無媒染で染めると紫色に染まります。写真左が、はじめに染めたシルクで青紫色。写真右が残液で翌日に染めたシルクでやや薄く、紫ピンク色。
雰囲気がブルーベリー染めに似ていると思いました。今回はやらなかったけれど、アルミ先媒染で染めると青みが強く染まっていいかもしれません。
※ブルーベリーのテストの話はこちら→ ブルーベリー染め濃染テスト
さらにその残液で、ヤシャブシで黄色に染まったサラシをアルミ先媒染で重ね染めしましたが、あまり染まらず失敗。
写真左が重ね染めしたもの、写真右が元々のヤシャブシ染めです。薄緑のくすんだ色になりました。
紫キャベツの塩もみ染液で染色
4分の1カットの紫キャベツを使用。
固い芯だけ取り除いて、フードプロセッサーで細かくしました。あら塩をふって時間を置くと、水分がでてきます。
他の種に混ぜる前に、手で水けを絞りました。出てきた水分は、かなり濃い紫色でした。
紫色を見て、これで染めようと思い、5cm角ほどの小さいシルクを濡らしてから投入。
青みの強い紫色になりました。
翌日、残液は少し青みが減って赤紫色寄りの色になっていました。シルク布を投入。青みが減った色に染まりました。
さらに残液を使って、ヤシャブシ染めした生地(薄黄色)をミョウバン先媒染して重ね染めしてみました。
ボールを洗った時の水の色は、青。この感じの色を染めてみたいです。
紫キャベツの餃子
12個分、餃子づくり。他の材料や調味料も混ぜて種を作って、餃子の皮で包みます。タネも紫色です。紫芋みたいな色。
できあがった餃子の中身も紫色。皮から透ける色も紫がかってます。
味は普通においしかったのですが、自分の好みとしては、キャベツよりも白菜で作る餃子の方が好きです。
紫キャベツの餃子染めで思ったこと
- ブルーベリーで染めた色に似ている。
- 藍の生葉染めでも、葉っぱを塩もみする方法がある。塩もみは他の草木染めにも使えそうな気がする
- 青に近い青紫に染めたい。
紫キャベツの色はアントシアニンかなと思います。アントシアニンについてはこちら→ アントシアニン色素で染めたい
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