草木染め出張ワークショップ。クサギ染めしてきました

お友達同士やご家族などで草木染めをしてみたい方向けに、個別の依頼も受けています。日程や場所などご相談しながら、開催できたらと思います。

今回は、クサギの実を採取して貯めたもののなかなか染められないとご相談いただいて、出張ワークショップをしてきました。

染料のクサギの実。こんなに!ガクから実を外す作業の大変さがしのばれる量です。

クサギの実

クサギは夏に花が咲いて秋に実を採取するので、時期的には秋の染物ですが、保管した実があるとのことで、夏に染めることになりました。

私の古家にもクサギの木が1本ありまして、7月下旬の今はまだ白いつぼみです。クサギを見つける時は夏の白い花がわかりやすいです。結構高い位置に花が付いていて、見上げる感じです。

ワークショップで煮出した、クサギ染めの染液。紺色の液がとれました。

臭木の実染液

クサギは臭い木と書きます。わたしは臭くないと思うのですが、煮出していると独特の匂いがします。見た目はブルーベリーの実のようでおいしそうです。

染め方によって違う色に染まった綿糸。この他にもシルクも染めました。

クサギ染め綿糸

青が染まるのは藍とクサギだけだと言われていて、貴重な染料です。

通常のワークショップは自分で染料を決めて参加者を募集する形なので、染めたい染料が先にあってワークショップをするのは、なんだか新鮮でした。

追記:乾燥した綿糸のお写真を送っていただきました。ご協力ありがとうございます。

クサギ染め綿糸

※クサギ染めの色についてはこちら参照→ クサギの実の採取とクサギ染めテスト

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

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