2020年11月29日(日)茜染めワークショップ開催報告

茜染め体験ワークショップ風景

茜染めをする会を開催しました。インドアカネを煮出して染めて、濃い赤に染まりました。場所は東京の新高円寺の民家です。

今回の参加者は、リピーター4名と初参加1名。みなさん思った以上の濃い染まり具合に驚き。なごやかな会になったと思います。

12月は開催しないため、今年はこれで終了。2020年最後の草木染め体験ワークショップでした。

茜染めについて

茜には、いくつか種類がありますが、今回使ったのはインドアカネです。染料店(浅草にある藍熊染料)で買ったものを使いました。

インド茜チップ

日本茜は自生しているものを探したり、自分で育てたりしないと手に入らないもの。簡単に使えるのは、染料店に売っているセイヨウアカネとインドアカネです。今回はインドアカネを選んでみました。セイヨウアカネよりも黄みが少ないです。

去年の液体染料を使って染めるワークショップでは、ビンに入った液体染料のインドアカネを使いました。染め方の違いなのか、今回ほど濃く染まらなかったのですが、その時の方がオレンジで茜色っぽい雰囲気がありました。

※去年の茜染めはこちら参照→ 2019年11月10日(日)開催報告 2019年11月16日(土)開催報告

※染料などを買う場所はこちら→ 草木染めに使う材料を買う場所(東京)

茜染めワークショップ風景

お会計と簡単な自己紹介などを済ませたら、さっそく作業に入りました。

希望者は濃染剤を使いました。濃染しなくても茜染めの場合は木綿や麻もピンクに染まります。濃染すると多少は濃くなる感じです。

豆乳下地やミロバラン下地を自宅でしてきたものや、シルクはお湯にひたしました。

ステンレスの寸胴鍋2個を使って煮出してから、液をこしているところ。液は赤茶色っぽい色です。今回は2番液までとりました。

今回は先媒染で染め始めました。媒染は、焼きみょうばん(漬物用)を使って、アルミ媒染にしました。

液を人数分に分けたら、すぐ染め始めました。

先媒染した生地をバケツに入れたところ。液が冷めないように、使わない時はサランラップでバケツをおおって保温しました。

茜の染色バケツ

どんどん色が入っていく感じです。

茜染め染色風景

みょうばん媒染液に入れた絹糸と布。シルクは染まりがよいです。同じシルクでも、糸の種類や紡ぎ方によっても微妙に色が違い、興味深かったです。

これは和紙とコウゾ。コウゾはネットに入れています。

染液に入れて、水洗いして、また媒染液に入れて。その間に染液を温め直したり、作業することは結構あります。

今回はトラブルもなく、計画通りにできました。

コロナ感染対策のため、窓を開けて換気していたので少し寒い場面もありましたが、風の弱い日だったので、なんとかなりました。

お茶タイムは念のため中止。作業の合間に、藍染めの話や、日本茜のことや、ワタや和紙や糸の話や、他の草木染めの話を聞いたりしました。なごやかな会になって、楽しかったです。

染液を入れていたバケツは茜色に染まって、洗っても落ちませんでした。ステンレスは大丈夫でした。お家で染める時は入れ物にご注意ください。

※今回の茜染めの方法は、テストした際の話を参照→ 茜染め(インドアカネ)

茜染めで染まった色

けっこう濃い赤い色に染まりました。素材はシルク、麻、木綿いろいろです。民家の玄関に干しているところです。

茜染めの布や糸

何匁だったか、結構分厚いシルク布。オカダヤで買ったそうです。すごい染まってました。

茜染めのシルク

和綿。紡ぐと綿糸になる原料のワタです。濃染はしてないもの。根気よく染めることで、思ったより色が入りました。

和紙の原料になるコウゾ(左側の塊)と、和紙3枚。濃染したものもしなかったものも、さほど変わらず。繊維の違いによって濃くなりました。円形だと日の丸みたいですね。

茜染めの和紙

100均キャンドゥのシルク混の靴下もよく染まってましたが、写真を撮り忘れてしまいました。

濡れている状態なので、乾くともう少し薄い色にはなると思います。参加された方は、乾燥後のお写真をお時間がある時にお送りください。このページに追記します。

藍の茎のその後。種の刈り取り

7月の生葉染めワークショップで使い終わった茎を2本、民家の庭に差していたもの。

花が終わって穂は枯れた雰囲気。種ができているので、今回すべて刈り取りました。茎2本からたくさん種が取れました。

刈り取った藍の穂

※生葉染めの時の話はこちら→ 2020年7月特別企画「藍の生葉染め」ワークショップ開催報告

今後のワークショップ

東京のコロナ感染者数が増加傾向なので、12月は開催しません。来年、様子をみながら再開できればと思います。

茜染め乾燥後の色

乾燥後の写真を送ってもらいました。

左上の布が絹(胴裏)、右が綿レース。糸は左が真綿紬、右が絹糸。乾いてもほとんど色に変化がなかったそうです。

乾燥後の絹糸絹布木綿布

シルクと和綿。乾いてもかなり濃い赤(朱?)とのことです。

茜染めシルクと和綿

持ち帰った残液で染めたシルク。上側の濃い色は、色が薄くなった茜染め商品を染め直したもの。

残液で染めたシルク

ご協力ありがとうございます。

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※つぎいろワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次