日暮里繊維街でおすすめの生地店
生地の買い物は、日暮里繊維街に行きます。個人的に好きなお店について書きます。
私は天然繊維(綿、麻、ウール、シルク)が好きです。化繊は買いません。安い生地も好きです。柄物より、無地や織り模様があるジャガード生地が好きです。最近ニットソーイングもはじめました。主に洋服を作るために生地を買っています。そんなわたしが、個人的に好きなお店です。
日暮里は問屋街とはいえ、個人が小売で買えるお店が多いです。
※独断と偏見で選んだオススメです。
※2021年に東京から引っ越してしまったので、情報が徐々に古くなります。何かお気づきの点がありましたら、<a href="https://tsugiiro.com/contact/">お問い合わせフォーム</a>もしくは<a href="https://www.instagram.com/tsugiiro/">インスタグラム</a>から、お気軽にお知らせください。
目次
日暮里繊維街で生地の買い物におすすめの店
NAGATO(長戸商店)
布の価格が安くて、種類が多くて、わかりやすいところが好き。横幅がW幅(140cm)以上の生地が多いので、ハギレでも1着の服を作る分量になるところが好き。ハギレは500円くらいで売っていることが多い。
館がいくつかあって、路地側の別館、2号館もおすすめ。お店の人も、こちらから話しかければ親切に教えてくれる。
そして、2019年6月現在、朝9時から開いています。朝早くついてしまったら、とりあえず長戸商店に入るのがよいと思います。
これは本館。場所は、日暮里駅を背にして通りの右側。トマトの近く、少し手前です。
2号館とウール館(別館)、ニット館は、写真の右側の路地を入ったところにあります。下の写真の右手が2号館、左側がウール館です。
冬コート用の裏地の中綿は、NAGATOの2号館で買いました。
ウールのコート表地はNAGATO別館(ウール館)で買いました。
P-Net(ピィネット)
NAGATOの横の路地を入ったところに、こっそりある、訳あり品のお店。
よさそうな素材の生地がとても安い。営業時間がよくわからず、開いてない時も多い。開店していたら立ち寄ってみてください。
下の写真の、縦じまの看板のところがピィネットです。目立ちません。
岩瀬商店
奥日暮里にあります。トマトがある日暮里商店街の中心からは少し歩きます。
綿生地のハギレが好きです。国産の質がよい、服にしたい生地があります。狭いですが、掘り出しものがあります。染物用の生地ではありませんが、ここで白い生地を買って草木染めしています。
南和(ナンワ)
こちらも奥日暮里にあります。
麻生地があるお店。木綿やリネンの生地を買ったことがあります。シンプルな無地の生地が多いです。草木染めに向いてそうな白生地もあります。麻好きの方にはおすすめのお店です。
個人客が入っていいのかな?と感じる雰囲気がありますが、大丈夫です。小売しています。
店舗を横から見たところ。繊維街の中心から歩いていくと、こんな感じにお店が見えてくるかと思います。
土日祝日はお休みになったようです。
日暮里繊維街でニット生地を買うお店
ニットソーイングははじめたばかりなので、まだオススメと言えるほど見てません。化繊が苦手なので、木綿やウールのニットを探していて、買ったことがあるお店です。
NAGATO(長戸商店)
ニットもNAGATOが好きです。場所は上で書いた通り。
NAGATOのニット館は化繊の柄物が多いのであまり行きません。ニットの買い物は、本館や2号館、その店頭ワゴンにある無地ニットから、木綿やウールのハギレを選んで買っています。
布橋商店
奥日暮里にあります。トマトがある日暮里繊維街の中心からは少し歩いて路地中にあります。
ぱっと見た感じ、路地にあるし、なんとなく入りにくい雰囲気ですが、入ってみるとシロウト相手でも親切なお店です。
数百円でハギレ生地が手に入ります。安いニット生地を探しに日暮里問屋街に行く際は、このお店もチェックすることをおすすめします。
路地に入って、横からお店を見たところ。
※ここで買った400円生地で作ったカーディガンはこちら→ ニットで紺色カーディガンを作る
パキラニット館
パキラのニット館は化繊が多いのですが、一部、コットンもあります。場所は、繊維街の入口から少し歩いた右手。トマトよりは駅寄りです。
このお店で買ったコットンのスムース生地で、カーディガンを作りました。
日暮里繊維街でボタンの買い物におすすめの店
日暮里は生地問屋街ですが、ボタンも売っています。
エル・ミューゼ
路地にある、おしゃれなボタン屋さん。雑貨屋さんみたいな雰囲気です。ボタンはこだわりたい、という時におすすめです。店頭の外国のボタンセットが安いので、いつも気になります。
一般的でないスナップボタン(ぱっちん、と止めるボタン)を買ったことがあって、ファンになりました。
熊谷商事
ボタンや紐のお店。貝ボタン、シャツボタンが安いです。店頭の木のボタンも気になります。選びやすいし、お手頃価格です。
トマト本館の向かいぐらいにあります。NAGATOの隣です。
下の写真は、横からお店をみたところです。黄色いボタンマークの看板が目印ですが、目に入るかというと、入りません。通り過ぎそうになります。
ZAKZAK
トマトの向かい側にある激安生地屋さん。日暮里で布が安い店といったら、ザクザクだと思います。
化繊が多いので生地は買わないけれど、ボタンは探せばよさそうな感じ。時間があるときに掘り出し物を探したいです。
こちらも、トマト本館の向かい側らへんで、熊谷商事の少し先にあります。
日暮里繊維街でミシン糸を買う店
やまよ(支店)
やまよは生地もありますが、副資材のお店です。日暮里駅から見てトマトより手前、わかりやすい場所にあります。
糸、メーカーものの芯地、仮縫い用のシーチング生地など、買いたい商品が明確な時にはここで買います。シャッペスパン糸の色が揃っています。色見本は、レジ横にあるので声をかけて貸してもらいます。すごく忙しそうですが、生地にあう糸の色選びで悩んでいた時にアドバイスをもらったことがあります。
普通に「やまよ」と言ったら、奥日暮里側の本店ではなくて、支店のほうです。
日暮里繊維街のトマト
わからなかったら、とりあえずトマト本館
日暮里繊維街といえばTOMATOです。よくわからなかったら、とりあえずトマトを目指せばなんとかなります。トマトは館が分かれていて複数あります。下の写真の大きい建物が本館です。
本館は5階まであります。とりあえず何でもそろっています。ユザワヤやオカダヤみたいな雰囲気で入りやすいです。でも、常時混んでいて、若者も多いし、だんだん近寄るのが面倒になってきました。
1Fはコットンも多くて、奥にある、麻、レース、タオル地、ガーゼなどもいいです。サラシが数種類、入口のそばにあります。
2Fはニット。化繊が多いので、わたしはあまり興味ないフロア。
3Fは高級服地。シルクをチェックしています。
4Fはコットン。定番ぽいブロードや厚手の木綿生地、プリント柄など、量販店に近い感じです。
5Fは案内にはパッチワークとありますが、私の印象ではバッグの部品、ファスナーなど副資材系が充実しています。
左から、ミハマ(よくテレビに出てる、外国人向け和柄生地の店)、トマトのノーション館、アーチ館、本館です。
糸やファスナーなど副資材はトマトのノーション館(アーチ館のさらに隣)にありますが、安い感じではないし、品揃えも少ないです。ファスナーはトマトの本館5Fのほうが種類が多かったです。
セレクト館は、本館よりも少し日暮里駅に戻った、逆側にあります。上質な生地という説明ですが、いまいちコレ!という布地が探し出せません。ベルギーリネンと製品染め用の白生地は少し気になります。本館と違って通路が広いです。
トマトはアーチ館の布が安い
私は、本館の隣(写真の左側。日暮里駅から見ると手前。)にあるアーチ館が好きです。
1m100円の生地など激安の生地が売っています。本館の1Fにも激安生地はありますが、かなり混雑していて狭くて困ります。アーチ館も人がいっぱいですが、本館ほどは混んでいません。
100円生地は何の素材か書かれていないことが多く、教えてもらえません。カットする際に、店員さんになにげなく「何の生地だと思いますか?」と聞いて、「綿ポリじゃないですかね。綿100ではないですね」と教えてもらったことはあります。
もし布地を触って見分けられるなら、アーチ館の安い生地はオススメです。
追記:トマトは怖くない
「日暮里トマト 怖い」という言葉がGoogle検索ワードに出てしまうようなのですが、トマトは怖くありません。他の小さいお店のほうが、よっぽど心のハードルが高いです。
日暮里繊維街おすすめ店マップ
個人的な趣味で選んだおすすめのお店を、トマト本館を中心とした地図にまとめました。
路地などは省略しています。場所の詳細は、日暮里繊維街の公式サイトの地図を見てください。営業時間一覧も公式サイトに載っています。
個人的な好みにかたよってますが、日暮里ショッピングを楽しむ参考になれば幸いです。
日暮里に限らず、無地やジャガード生地の天然繊維がおすすめなお店、木綿やシルク、ウールのニット生地が売っているお店をご存知でしたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、ぜひ教えてください。
※繊維街の歩き方はこちらに書いています→ 日暮里繊維街での買い物のコツ