日暮里繊維街での買い物のコツ

日暮里繊維街で買ったもの土曜日、ひさしぶりに日暮里繊維街に生地を買いに行きました。

上の写真は戦利品です。買い物リストの90%を手に入れることができました。私にとってはすごいことです。

日暮里繊維街はお店の数が多いので、全部を見る時間も体力もないため、無計画にショッピングすると、目的のものを手に入れる前に疲れ果ててしまい、結局、目的のものが買い物できなかった、ということがよく起こります。

数年前、初めて日暮里繊維街で買い物した時、「トマトは普通の量販店みたいでわかりやすいけれど、他のお店はどう回っていいのかよくわからない」と感じました。

現在は、自分なりの「このお店でこれを買う」というイメージがまとまってきました。

私もまだまだ未熟者ですが、日暮里初心者のかたに向けて、買い物のコツをお伝えします。

※土曜日に、一般の人が行くことをイメージしています。

目的を決めておく

何を買い物するのか、目的を明確にしておくことをおすすめします。

たとえば、こんな感じです。

  • 「トマトで100円激安生地を買う」
  • 「安くなくても素敵なコットンのプリント生地を幅120センチ以上で2メートル買う」
  • 「コートを作るので、その表地を探し出す(副資材はネット通販で買おう)」
  • 「服ができてきたので、それにあうボタンを探す」

複数ある場合は、優先順位も決めておき、優先順位を意識しながら街を徘徊します。

ボタンやミシン糸はあわせる生地があったほうが選びやすいので、生地が決まっているなら、そのハギレを持っていきます。日暮里で生地を買ったら、ついでにボタン屋にも行きたいところです。

なぜか、コート用の生地を買おうと思っていたはずが、お店の前に素敵なハギレが売っていて、つい購入、冬服を作ろうと思っているのに夏用の生地が安くて、つい購入。荷物が増えて動けない、ということがままあります。

日暮里マジックです。

それぞれのお店の前に、お買い得ワゴンが並んでいます。ついついそれを見てしまって、「まだ使わないけど、すてきだし安いから買ってしまおう!」という買い物になりがちなんです。

もちろん、「なんとなく日暮里繊維街を観光したい」という目的ならOKなのですが、「すぐにコートを作ろうと思っていたのに、材料が全然そろわなかった」というのは残念な結果です。

この、「お得だから買ってしまおう」という掘り出し物探しは、とても楽しい気分になるのですが、私の場合、それによって家に変な生地のストックができています。長さが中途半端すぎて、工夫しないと使えるものにならないので、その工夫案を考えるのが面倒でデットストック化しています。

行くお店を事前に決めておく

日暮里繊維街の公式ホームページに繊維街のマップがありますので、それを見て、事前にお店の位置や特徴を把握します。PDFファイルで見ることができます。

マップ裏面に、各店の得意分野が書いてあるので、自分が行くべきお店をチェックします。

それぞれ得意なお店があります。ニットソーイングしない人がニットのお店に行っても無駄だし、天然繊維がすきなのにポリエステルが得意なお店に行っても、しかたありません。

表の地図でだいたいの場所を把握します。

繊維街は、一本のメインストリートの両端に、路面店が並んでいます。その路地にもぱらぱらお店があって、すべてを見て回ることは不可能です。80店舗あまりもお店があるらしいです。

JR日暮里駅からトマトまでが600メートルあります。JR日暮里駅から奥日暮里のエドウィン本社があるところまでだと、約1kmあります。お店を行ったり来たりして、荷物が増えてきて、歩く気がうせる距離です。

もしトマト本館に行くつもりなら、上の階に行くかもしれず、階段を上り下りするのにも体力を消耗します。人も多いので、人疲れもします。

そのことを考慮しながら、絶対行くお店と、時間があれば行くお店を事前に決めておきます。

実際に繊維街に行ったら、加盟店で紙のマップを手に入れることをおすすめします。見やすいです。わたしが初めて行ったときは、繊維街入口からほど近い、ドウモト商店でマップを手に入れました。

とりあえずトマト

よくわからない場合は、とりあえずトマト本館を目指します。

トマトは、館が分かれていて複数あります。下の写真の大きい建物が本館です。

日暮里繊維街のトマト

本館は5階まであります。とりあえず何でもそろっています。ユザワヤやオカダヤみたいな雰囲気で入りやすいです。

私は、本館の隣(写真の左側)にあるアーチ館が好きです。1m100円の生地など激安の生地が売っています。本館の1Fにも激安生地はありますが、かなり混雑していて狭くて困ります。アーチ館も人がいっぱいですが、本館ほどは混んでいません。

100円生地は何の素材か書かれていないことが多く、教えてもらえません。

カットする際に、店員さんになにげなく「何の生地だと思いますか?」と聞いて、「綿ポリじゃないですかね。綿100ではないですね」と教えてもらったことはあります。

糸やファスナーなど副資材はノーション館(アーチ館のさらに隣)にありますが、安い感じではないし、品揃えも少ないです。ファスナーは本館5Fのほうが種類が多いです。

現金を準備する

トマトはカードが使えたと思うのですが、他は使えないところが多いかと思います。素敵な生地と出会った時に買えないと困るので、現金を準備することをおすすめします。

おなかを満たしておく

日暮里繊維街には、スターバックスのような「ちょっとカフェで休憩」できるところが少ないです。

日暮里駅前に羽二重餅のカフェ「はぶたえ」があって人気ですが、日暮里駅と繊維街の中心地は少し離れているので、買い物途中で駅前に戻る気持ちにはなれません。

繊維街にも、がっつりランチをとるような飲食店はいくつかありますが、わたしは生地の買出しをするときは、ボリュームのあるランチを食べる気分にはなりません。(トマト近くに入りやすいカフェを作って欲しいです!)

日暮里駅の逆側にある谷中銀座商店街は、おいしいものがたくさんあるのですが、買い物中に往復するには遠すぎます。

午前中から出かける場合は、お昼ごはんをどうするか事前に決めておくとよいです。私のおすすめは、朝ごはんを遅めにして、おなかをすかせない作戦です。

祝日の土曜日に注意

日曜日と祝日は、開いているお店が少ないです。

とある土曜日、いつものように日暮里繊維街にお買い物に出かけたところ、なぜか開いているお店が少なくて、お店のかたに「今日は何かあったんですか?」と聞いたら「祝日だよ」と言われました。

その日は祝日だったのです。

日曜・祝日がお休みであることは知っていたのですが、その土曜日が祝日ということに気がつかず、うっかりしました。

日曜・祝日でも、少ないながらもやっているお店はあります。わたしはその日は、いつもは行かないお店の2階まで入ったりして、「こんなところにこんなものが売っているんだ」という新たな発見がありました。

個人的におすすめのお店ベスト6

私は天然繊維(綿、麻、ウール)が好きです。安い生地も好きです。主に洋服を作るために生地を買っています。そんなわたしの好きなお店はこちらです。

NAGATO(長戸商店)
価格が安くて、種類が多くて、わかりやすいところが好き。横幅がW幅(140cm)以上の生地が多いので、ハギレでも1着の服を作る分量になるところが好き。館がいくつかあって、路地側の別館、2号館もおすすめ。
P-Net(ピィネット)
路地にこっそりある、訳あり品のお店。よさそうな素材の生地がとても安い。営業時間がよくわからず、開いてない時も多いのですが、開いてたら立ち寄ってみてください。
岩瀬商店
綿生地のハギレが好き。国産の質がよい、服にしたい生地があります。狭いですが、掘り出しものがあります。駅からは離れていて、奥日暮里にあります。
エル・ミューゼ(ボタン屋さん)
路地にあるこじゃれたボタン屋さん。一般的でないスナップボタンを買ったことがあって、ファンになりました。店頭の外国のボタンがセットで安いので、気になっています。
熊谷商事(ボタンや紐のお店)
貝ボタン、シャツボタンが安いです。選びやすいし、お手頃価格です。シャッペスパンミシン糸も安いときいたことがありますが、色の種類が少ないので買ったことはないです。
やまよ(糸などの副資材のお店)
糸、メーカーものの芯地、仮縫い用のシーチング生地など、買いたい商品が明確な時にはここで買います。糸の色が揃っています。色見本は、レジ横にあるので声をかけて貸してもらいます。すごく忙しそうですが、生地にあう糸の色選びで悩んでいた時にアドバイスをもらったことがあります。

必要な生地の量のメモしておく

必要な生地の量のメモがあると便利です。

その際、余裕があれば生地幅別に考えておいたほうがよいです。

ユザワヤなどの手芸店は110cmくらいの普通幅の生地が多いのですが、日暮里はけっこうダブル幅140cmが多いので、短くても足りることがあります。

不要なハギレを買わないためにも、必要以上に余分な長さを買わないためにも、事前に長さをチェックしておくことをおすすめします。

幅の記載がなくて判別できないこともあるので、メジャーを持っていくこともおすすめです。

日暮里繊維街を楽しむ

すべて制覇できないから、また行ってしまう、そんな魅力があります。

お店の人がそっけなくて、(わたしが勝手に)心がおれることもありました。その気持ちは心の奥底に残っていて、もう行かないお店リストも心の中にあります。非公開ですが。

でも、聞けばけっこう教えてもらえることも多いです。それに、トマト近くにあるようなお店なら、敷居は高くありません。

手芸・洋裁好きの人は、わたしのように内向的な人が多いと思うので、人に話しかけるのに勇気がいるんですけど、自分で探し出すには奥が深すぎるので、わからないことはお店の人に聞くのが手っ取り早いです。

なお、セールの日は混雑するので、事前チェックしたほうがいいです。

ぜひ日暮里でのお買い物を楽しんでください。

不明点があれば、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。