草木染め毛糸の色落ち、色移り

草木染めの手袋

草木染めした毛糸でミトン型の手袋が完成しました。蘇芳(スオウ)に藍を重ねて染めた色です。

紫色が気に入りましたが、編んでみて気になることが出てきました。色移り、色落ちです。編んでいると、色が手や編み棒につくのです。時間経過とともに、つきにくくはなりましたが、少しはつく感じです。

その色落ち、色移りの懸念と対策について書きます。

糸を重ねた色はいい感じ

毛糸は、コリデール毛糸。アナンダの植物染め体験で染めたものです。

※アナンダの植物染め体験の話はこちら→ 吉祥寺アナンダで毛糸を染める体験

1カセ100gの細めの毛糸を2カセ染めました。

細目の毛糸だったので、2本をあわせて1本にして編みました。引き揃え、という使い方です。微妙に色が違う毛糸2本が重なって、編むとさらに味のある雰囲気になりました。

草木染め毛糸の色の雰囲気

のっぺりしていない、味のある色になります。

今までコットンの布を染めることばかりしていたので、毛糸を染めるのは初めて。自分で編んでみて、色を重ねると雰囲気が違っていい感じになる、ということを初めて知りました。

編んでいる時の色移り

草木染めの毛糸を染めて乾燥後、2日後くらいにすぐに編みはじめました。

編んでいると、手や編み棒に色がつきました。指が藍色になりました。その後、何日か経過したら収まってきましたが、編んでいると少しは色がつくような気もします。

下の写真のヒモや棒をみると、白い部分と着色した部分があるのがわかると思います。はじめは全体が白かったんです。

手作りの輪編み針

割り箸から作った手作り編み針です。※その話はこちら→ 割り箸から編棒を作って手袋を編む

みたところ、藍の色だけでなく、赤っぽいスオウの色もついている様子です。

編む際には毛糸が編み棒にこすれて摩擦が起きるため、色がつくのだとは思います。

洗濯など水がつく時に色落ちすることは覚悟していました。ジーパンだって色落ちするし、ましてや自然のものなので、そういうものと割り切れます。

洗濯の時に色落ちする分は、他の洗濯物を分けて単独で洗えばいいし、色が落ちたら染め直せばいいと思います。

編んでいる時の色移りも、手や編み棒を洗えばいいので、私としては問題ありません。

問題は使用時です。手袋を使っているときに、もし洋服や肌に色移りしてしまったら、それは問題です。

考えてみた原因の仮説

ネット検索したところ、手染めした濃い色の糸は、色落ち、色移りするという注意書きや、インディゴ染めは色落ちしやすいので編み針や手にも染料が付くことがある、という注意書きをみかけました。

自分なりに色移りの要因を考えてみました。

  • 毛糸の乾燥が完全に終わる前に編み始めたため。草木染では「枯らす」といって、乾燥させて十分に時間を置くことで色を固定することがあります。それが足りなかったのかもしれません。
  • 染色後のすすぎ不足。毛糸が傷まないように軽く洗いましたが、もっとすすぐべきだったかもしれません。
  • 化学建ての藍染だから。藍染めが色落ちする話はきいたことがあります。
  • 植物染めが元々そういうものなのか?

対応策

冷たい水で、オシャレ着洗い用やウール製品用の中性洗剤を使って洗うという対策をみかけました。色が出なくなるまで何度も水を変えて、きれいにすすぐとよいようです。

今回の手袋については、使う前に一度洗うことも考えたのですが、ジャストサイズで作ったため、縮んだら使えなくなってしまうのでやめました。

色移りして困るような白い冬服やバッグは持っていないし、自分で使うだけなので、とりあえず手袋を実際に使ってみて、どうなのか検証したいと思います。

とりあえず1回、手袋をはめて自転車で外出してみましたが、色移りはありませんでした。ミトン型なので、手袋をはめて細かい作業はしないので、摩擦する場面が少ないので大丈夫かもしれません。

蘇芳に藍染のミトン

しばらくの間使ってみて、そのうちモノゲン(ウール用の洗剤)で洗ってみようと思います。

薄い色であれば気にする必要はなさそうなので、次に毛糸を染める際は、薄い色にしようかと思います。

編み物をしていて、毛糸の色がついてしまったことってありますか?

なにかご存知の方は、お問い合わせフォームもしくはinstagramからぜひ教えてください。

※毛糸以外の草木染めの色落ちについてはこちら→ 草木染めの色落ちや色変わり

手袋の編み物の参考本

「手編みのてぶくろ」(嶋田俊之著)という本を参考にしました。冒頭に出てくる、一番簡単そうなミトンを編みました。かわいい手袋の編み方がたくさん載っています。

編み物自体はしたことがあるのですが、手袋は初めてだったので、一番簡単な形にしました。

当初、本に載っている製図通りに編んだら、ぶかぶかサイズになってしまったため、36目から26目に目の数を減らして編みなおししました。2本あわせた太い毛糸で編んだためだと思います。

手にぴったりサイズ、若干小さめに作ったこともあり、手にはめると親指のところが内側に入りすぎている感じがします。次に作る時は、難易度が上がりますが、横に親指が来る形にしたいと思います。その形もその本にのっていました。

多少の心配はあるものの、自分で染めて編んで手袋が完成したので、うれしいです!これから日常的に使います。