割り箸から編棒を作って手袋を編む

手袋の親指を編む

毛糸の手袋を編もうと思ったら、家に編み棒がありませんでした。20年以上編み物をしていなくて、断捨離したからです。

100円ショップで買うべきか悩んだ結果、自分で編み棒を作ることにしました。

本格的に編み物をはじめるなら買えばいいのですが、今はとりあえず手袋さえ編めればいいだけ。買うのはもったいないので、編み棒を手作りすることにしました。

編み棒の材料はワリバシ

「編み物が上手な人は箸で編む」という話を聞いたことがあって、それをヒントに家にある割り箸を材料にしました。

割り箸は家にあったので、それを適当な長さに切りました。鉛筆削りの要領で、普通のカッターで両端を細く削ります。

割り箸を削って編み棒を作る

先がとがりすぎて、編む時に手に当たって痛かったので、鉛筆よりは鈍角にしたほうがよさそうです。

スーパー西友の割り箸は、編み棒に適していると思います。くっついていない、割らなくていいタイプです。カドがない丸い形。竹製です。ひとつ問題があるとしたら、飾りなのか滑り止めなのか、二重線が入っているところ。そこに毛糸が引っかかりやすいので、サイズ的に問題なければ、そこを除いて使ったほうがいいです。

下の写真の両端、二重線入りのものが、西友の竹製。真ん中2本が普通の木製です。

竹製の箸と木製の箸

お正月に使う、お客さま用の使い捨て箸も丸いので、編み棒作りに適していると思います。

必要な本数だけ作れる

手袋は丸く編むので、輪編みにする必要があります。編み棒は2本だけでなく、何本か必要です。5本作りました。西友の割り箸は1個しかなかったので、他は普通の割り箸を使いました。

本数が足りない、と思ったら、割り箸さえあれば追加ですぐに作ることができます。

輪編みするための編み棒

輪編み用の輪針は失敗

最初、輪編み用のヒモがついているタイプの編み棒(輪針)にしようと思いました。そのほうが編みやすいと思ったからです。

両端だけ竹箸にして、間に家にあったヒモをセロハンテープでくっつけてみました。

手作りの輪編み針

これは失敗。これで何段か編んでみたのですが、セロハンテープの部分が毛糸にひっかかり、すべりが悪すぎてなかなか編めません。セロテープが何度もはずれるので、途中であきらめました。

自分で作ってみると、販売されている商品がいかに機能的なのかを実感します。

問題なく手袋完成

割り箸で作った編み棒でも、問題なく手袋(ミトン型)が完成しました。

蘇芳に藍染のミトン

最後に閉じる部分では、毛糸針とカギ編み棒を使いました。

カギ編み棒はなくても、別のはぎ方(メリヤスはぎ)をすればなんとかなりそうです。毛糸針は必要だと思います。