JUKIミシンHZL-F400JPを1年使った感想

部屋の片隅のHZL-F400JP

ミシンをHZL-F400JP(エクシード ドレスメイク)に買い替えてから1年以上が経ちました。よい点や不満点、購入時に欲しかった機能のその後の活用状況などを書きます。

おおむね気に入っていて、ずっと使い続けようと思っています。他の同レベルの機種を使っていないので比較はできませんが、よいミシンだと思います。

購入時の話はこちらをお読みください→ JUKIのHZL-F400JP ミシンを購入した時の話

HZL-F400JPで気になる点

縫いはじめの縫い目

自動糸切りした後、手動で下糸を上に引き上げない場合、縫い始めの裏側が汚いです。糸が絡み合った感じになります。

下の写真は、折り返し縫いをして縫い始めた場合の縫い目です。手動で下糸を引き上げた場合(写真上)と比べて、自動糸切りしたあとにそのまま縫い始めた場合(写真下)は、糸がからまって汚くなります。

HZL-F400JPの縫い目

また、手動で糸を引き出した場合でも、からまった縫い目になることがある気がします。前に使っていた安物のコンパクトミシンでは、自動糸切り機能がなかったからか、このような事もありませんでした。この点が残念です。

自動糸切り機能がある他のミシンを使ったことがないのですが、そういうものですか?もしご存知でしたらぜひ教えてください。

ボタンホール作りが特殊

家庭用ミシンならほとんどのミシンにあると思いますが、ボタンホールを作る機能があります。かなり高機能ですが、わたしは使いこなせていない部分があります。

使うボタンを所定の場所に置くと、勝手にサイズを判断して、縫い始めから縫い終わりまで全自動でボタンホールを作ってくれます。なので、同じ大きさのボタンを置けば、複数のボタンホールを作る際、大きさが自動で均一になります。

HZL-F400JPのボタンホール押さえ金

でも、このミシン、ボタンホール用の押さえ金が大きいです。押さえが大きすぎて布がよく見えません。まっすぐに布を置いているのか判断しにくいです。そこが使いにくいです。

押さえ金の下に「固定版」という板が付いていて、そこに乗せると布の動きがスムーズになるのですが、ボタンホールを作る位置が制限されます。布端でない場所には生地が置けません。固定版をはずす事もできるのですが、そうすると生地によっては動きがイマイチになります。

また、置いたボタンよりやや小さめにボタンホールが作られるので、使うボタンより大き目のボタンを置くようにしています。(私の穴の切り方が下手なせいかもしれません)

前のミシンは、昔ながらの、上側→右側→下側→左側を縫うという操作で、自分の好きな長さに調整してボタンホールを作成するものでした。方法が違うので使い始めは戸惑いました。

今までどおりシンプルにボタンホールが作れる「手動ボタン穴かがり押さえ」も付いています。手動でもボタンホールが作れることに、このブログを書くために説明書を見て、初めて気がつきました。

そして、ボタン穴のメス幅調整機能というものもあることも初めて知りました。ボタン穴の横幅が調整できるという機能です。今まで、「このミシンは、ボタンホールの穴の横幅が小さくて穴が切りにくい」と思っていたんですが、私の認識不足でした。

かなり高機能なのですが、私がその機能を使いこなせていないようです。説明書をざっと読んだだけで、DVDを見ていないからかもしれません。

※このミシンで作ったボタンホールについてはこちらにも書いています→ 服を作るときのボタンホールでの失敗

返しぬいの停止が遅い(1目多い)

返し縫いボタンを押している間は返しぬいになるのですが、自分の感覚で「3目戻そう」とすると4目戻ります。なので、返し縫いボタンをはやめに離すようにしています。

HZL-F400JP返しぬいボタン

HZL-F400JPの気に入っている点

布送りの強さ

以前使っていた安いミシンは、布送りが弱いので布端を縫う作業が上手くいかず、「薄い紙をひいて一緒に縫う」などの裏技を使って縫っていました。上手くいかないことも多く、衿のステッチなどは何度もやり直していました。

このHZL-F400JP(エクシード ドレスメイク)に買い換えて、逆に紙を置くと上手く縫えないことを発見しました。普通に縫えばいいだけでした。

ミシンのメーカーとしてJUKIを選んだのも、ボックス送りという布を強く送る機能があったからです。

あまりにも細い生地(例えばキャミソールの肩紐など)は端っこでは布送りが進まないことがありますが、普通のものは普通に進みます。厚みのある段差なども結構縫えます。

おかげで、作業時間ロスと心のストレスが減りました。

フットコントローラー

新しいミシンを購入して、フットコントローラーのありがたみを実感しました。

HZL-F400JPのフットコントローラー

普通のミシンはフットコントローラー付きですが、安物はついていません。今まで使っていた安い小型ミシンは、フットコントローラーがない上に、速さが2段階しかない事が不満でした。

スイッチが手元にあってそれを押すとスタートするのですが、片手でスイッチを押すので、スタート時とストップ時には片手しか使えなかったんです。縫いはじめや縫い終わりは細かい作業が多いので、「片手作業」と「速さ調整ができない」点がつらかったんです。

でも今は、フットコントローラーがあるので、ゆっくり縫い始められます。縫い位置を決めたら右手でしっかり押さえながら縫い始められます。当たり前といえば当たり前なんですけど、それがありがたいです。

自動糸調子

フットコントローラー同様、ミシンとして当たり前なのですが、自動で糸調子があいます。調節する場合もダイヤルひとつです。少し調整することが多いです。

HZL-F400JPの糸調節のダイヤル

前のミシンは古くて糸調子が悪く、糸が切れる頻度も高かったんです。ミシンのご機嫌をとることに時間を費やしていました。今のミシンになって、そのストレスがなくなりました。

押さえ圧が調整できる

HZL-F400JP(エクシード ドレスメイク)を購入した理由は、押さえ圧調整がある機種だからです。ニットや薄手の生地を縫う時は、針板を直線専用針板に取り替えて、押さえ圧を弱くして縫っています。

前の安いミシンではまったくその機能がなかったので、ニットを縫うと生地が伸びて、波打っていました。

ニットソーイング初心者なので、まだ使いこなせてないため、細かい評価はできませんが、押さえ圧が変えられるミシンであることは確かです。

HZL-F400JPの押さえ圧のボタン

縫い目の種類が豊富

前のミシンにはなかった、3点ジグザグ縫いがあります。よく使っているのは、直線縫いと裁ち目かがりです。ボタンホールの種類も、ハトメまであります。(ハトメ用の穴開けパンチはついていません)

HZL-F400JP_縫い目

縫い目の幅や長さも、細かく数値で設定できます。

よく使う押さえ

裁ち目かがり押さえが標準で入っています。ロックミシン代わりに縫い代の始末に使っています。前のミシンではジグザグミシンで縫い代を始末していましたが、それに比べるとキレイに仕上がります。

HZL-F400JPの裁ち目かがり押さえ

ファスナー押さえも標準で入っています。以前のミシンではステッチ用の細い押さえでファスナーをつけていましたが、細くて不安定だったんです。ファスナーだけでなく、細い紐のキワをステッチしたい場合にも便利でした。

HZL-F400JPファスナー押さえ

ヘビーユーザーキットに入っていた、三つ巻き押さえもよく使います。まだ仕上がりは下手ですが、シャツのすそや、お弁当ナプキンの端の、細い三つ折を作るのに使っています。

HZL-F400JPの三つ巻き押さえ

ガイド押さえもステッチを入れる時によく使います。こちらもヘビーユーザーキットに入っていました。

HZL-F400JPのガイド押さえ

もっと押さえの種類はたくさんあるのですが、今のところ、よく使っているのは上記の押さえです。

下の写真は、販売店のオプションとして付いてきたヘビーユーザーキットです。6個の押さえのうち、ケースに入ったままの4つはまだ使っていません。使う押さえだけを単品で買ってもいいと思います。

HZL-F400JPのヘビーユーザーキット

※追記:その後、バインダー押さえで細いヒモが作れることに気がつきました。生地と同じ布で紐を作りたい時に便利です。

バインダー押さえで細紐作り

「ファスナー押さえ」といい、「バインダー押さえ」といい、「手動ボタン穴かがり押さえ」といい、押さえのネーミングと機能が一致しないというか、名称以上の機能があるように思います。

収納ケース

パコッと手前のケースを開けることができます。押さえ金などが入っています。

HZL-F400JPの押さえ

さらにあけると、針とボタンホール用のアダプターが入っています。

HZL-F400JPの収納ボックス

前に使っていたミシンは取り出しにくい形をしていたので、それに比べると便利です。

糸切りボタン

縫い終わった後に、糸切りボタンを押すと、裏面に少し残して糸がカットされます。別にハサミで切ればいいので、必須の機能ではありませんが、手間がはぶけるので便利といえば便利です。

HZL-F400JPの糸切りスイッチ

糸がカットされた裏面はこんな感じになります。

HZL-F400JPの自動糸切り

フットコントローラーの先を押すことで糸切りできる機能もありますが、わたしは上手くできなかったのでオフにしました。練習すればできるのかもしれません。

自動糸通し

自動糸通しができます。糸をひっかけてレバーを引くと、針に自動で糸通しできる機能です。

わたしは針に糸を通すのは上手なほうですが、この機能は便利だと思います。使い始めはレバーの力加減がよくわからなかったのですが、すぐ慣れました。

30番の太い糸を使った時など、時々上手く糸が通らないこともありますが、数回やると通ります。手で入れるより早いです。一度、装置が下で止まって戻らないこともありましたが、指ではじいたら戻りました。

手順としては、まず、糸をひっかけます。

HZL-F400JPの糸通し

横のレバーを押します。

HZL-F400JPの糸通しレバー

針に糸が通ります。入った糸をきちんとした位置(押さえ金の下)に移動する作業は自分でやります。

HZL-F400JPで糸を通したところ

可もなく不可もない部分

下糸の巻き方

下糸の巻き方が今までと違いましたが、慣れました。書いてある通りにすれば問題ありません。

ボビンの穴に糸を通す作業が不要なので、そこがいいです。

その代わり、糸巻きの下の部分に端の糸を引っ掛けて固定します。ひっかっけて糸をひっぱると糸が切れるはずなのですが、糸が切りにくいことが時々あります。私が不器用なだけかもしれませんが、きちんと固定されずに空回りすることも時々あります。

ボビン押さえというレバーを動かすことがスイッチになっていて、全部巻き終わると自動で止まります。少しだけ糸を巻きたい時は、手でレバーを戻していますが、いけないことをしているような気持ちがします。

HZL-F400JPの下糸巻き部分

気になるというほどのことではありませんが、他の便利な機能に比べると、下糸巻きはもっと進化すべきだと思います。

音は普通です。うるさいと思ったことはありません。普通の家庭用ミシンはこんな感じだと思います。

HZL-F400JPの置き場所

部屋の片隅の机の上がこのミシンの置き場所です。移動はしていません。持ち手が付いているので、移動しようと思えば移動可能ですが、9.8kgと重いので移動には向かないと思います。

HZL-F400JP

シンプルなケースが気に入っています。ケースのポケットに説明書を入れておいてわからない時に読みます。

低い位置でもフットコントローラを踏めるように、読まない本を積み上げて座台にして、そこに腰掛けてミシンを使っています。

当初は、床に座ってひざ押しにしようと思っていたのですが、フローリングだとつらいのでやめました。

以前使っていた安いミシンは、小さくて軽かったので、使う時だけ取り出して、低いアイロン台の上に置いてミシンをかけていました。HZL-F400JPは重いので、そういう使い方には向かないと思います。

買い換えてよかった

新しくミシンを購入することになったのは、それまで使っていたミシンが壊れたためです。

10年以上前に買った、コンパクトな安い電子ミシン「シンガーQtie Model-800」というミシンです。それが壊れました。

以前使っていたミシン

前々から糸調子が合わない、押さえの圧がおかしい、と思いながらも、ごまかしごまかし使っていました。洋服もこれで縫っていました。

今思うと、もっと早くミシンを買い換えるべきでした。このミシンで服を縫っていた自分はエライともいえますが、がんばりどころが間違っていました。雑巾や巾着を縫う程度ならまだしも、洋服を作るのには無理があったかなと思います。

ミシンがうまく縫えないと思った時は、自分の腕以上に、ミシンが原因かもしれないです。もし洋服を作ろうと思っていてミシンの購入を検討している場合は、安いコンパクトミシンはやめたほうがいいです。

HZL-F400JP(エクシード ドレスメイク)の実際の使い心地などで不明な点がありましたら、お問い合わせフォームから気軽に聞いてください。使いこなせていない機能もあるのですが、わかる範囲でお答えします。

購入した時の話はこちらに書いています→ JUKIのHZL-F400JP ミシンを購入した時の話