藍建てのこと
藍建てについて、今、思っていることを書きます。
今年やりたいこと
2025年は藍関連はペースをゆっくりにすると決めたので、藍建ても無理しないことにしました。
2024年秋にスクモ(蒅)を手作りしたので、次に藍建てするなら、今までのミニサイズから普通サイズ(75Lくらい?)に大きさをかえて、ズボンとか、ミニサイズでは入らなかった服も染めてみたいと思っていました。
でも、それを今できるか想像したらやっぱり準備が大変で、断念。
今手元にある藍がめバケツで染められるものを染める、今年はそれだけすることにしました。
手元にある藍がめバケツは、2023年に初めて建てた10L、それを分家した10L、2024年の25Lの3つあります。
冬眠というか、寒くなって放置していた藍甕です。6月になって目覚めさせることにしました。
ハギレを浸してみたら、2023年本家はほんの少し色がつきました。藍建て開始から723日目。

2024年のはくるくる混ぜた翌日にほんの少し色がつきました。藍建てから330日目。

ひとまず少しでも色が出る、という状態でよかったです。匂いも悪くない感じというか、前とあまり違わない感じがしています。
分家だけは真っ白で染まりませんでした。
分家というのは、当初、糊置きした板を染めようと思って、糊を藍甕に入れたら汚れそうだったので、一部液を分けたのがきっかけで分家させたものです。分家にはいろいろ混ざっています。以前自分で作ったあやしい沈殿藍、市販のインド藍粉末、黒砂糖も入っています。冬眠前は薄いですが色が出ていたもの。
どれもそんなに染められなかったので、インディゴ色素はまだ残っているはず。藍建てできたら定期的に染めるべきなのですが、それがなかなかできないです。
今年は今あるものを、今あるインディゴを染めることに注力することにしました。色が出てきますように。
重ね染めのこと
2024年の夏に藍染めしたダブルガーゼストールに、冬にコチニールを重ねたら、お気に入りになりました。
※コチニールで重ねた話はこちら→ 藍染めにコチニール重ね染めダブルガーゼストール
藍で薄い色を染めて、他の草木染めで重ねてみたいなと思っています。
※藍建てやスクモ作りの方法などについてはお答えしていませんが、その他不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。