2025年11月22日(土)ログウッド染めワークショップ開催報告(岡山)

草木染め体験作品ログウッド染め

11月の草木染めワークショップは、ログウッド染めをしました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

それぞれ好みにあわせて模様を入れたり、無地のまま濃く染めて紺色っぽくしたり、手芸に使う布をグラデーションで染めたり。様々な素敵な青紫色が染まりました。

今回の参加者は、リピーター5名と初参加1名。初めての方はインスタグラムを見てくださっていた方で、「草木染めを気軽に参加できる場所」いうことが伝わっていて嬉しかったです。

ワークショップの雰囲気

ログウッドは中南米のマメ科の木の芯材。青紫~紺が染まる染料です。草木染めは青系の色が少ないので重宝します。

少量の芯材チップを煮出しました。持っていた在庫の全量です。

ログウッド芯材チップ

少量で濃い染液が取れます。

ログウッド染液煮出し

煮出し1回目の液色。

ログウッド1番液

煮出し2回目の液色。まだまだ濃いです。

ログウッド2番液

残った染料からもまだ色が取れそうです。みんなで分けるには少なかったので、私が持ち帰りました。

残ったログウッドチップ

これだけだと足りないので、固形のエキス粒も使いました。ログウッドから抽出されたヘマチン色素の塊です。

ヘマチン粒

熱湯で溶かすだけで染液になるので手軽です。コーヒーみたいな匂いがしました。

ヘマチン染液

ログウッドの色素について調べていくと思ったより奥が深くて、また次にワークショップをする時までに、もっとやり方を探求したくなりました。

布の前準備をしているところ。持ち込みの布や糸と、当日購入したストールなどがあります。

濃染処理
地入れ処理

模様入れもしました。これは5等分模様になるように折りたたんだところ。うまくいくかな?

洗濯バサミで模様入れ

焼きミョウバンを使った媒染液作りしているところ。

焼みょうばん媒染液作り

作った媒染液に浸しているところ。ログウッドは媒染が重要で、色は染まらないけれど、大切な作業です。

染液を作って染め始めたところ。

これはかなり染液が透明になっているところ。

染液は赤紫というか赤茶というか小豆色みたいな色でしたが、染まるのは青紫。不思議です。

染めあがり。素敵な青紫色に染まり、模様も入りました。コットンリネンストール、シルク靴下、木綿布、絹布、シルク手袋、晒し、シルクストール、シルクスカーフ、木綿糸など。全部把握できてないかも。

残った染液は希望者に持ち帰ってもらいました。ぜひお家でも染物をお楽しみください。

まだ暖房をつけるほどではなくて、でも手を入れた液の温かさが心地よい、そんな気温でした。三連休の初日、行楽日和の気持ちよい日。ご参加ありがとうございます。

次回のワークショップ

次回は、12月7日(日)にセイヨウアカネ染めをします。満席のためキャンセル待ち受付中です→ 2025年12月草木染め体験ワークショップ参加者募集(岡山)【キャンセル待ち受付中】

12月の開催日を増やしてほしいという要望があったので検討中です。増やすなら平日になりますが、日程の目処がたつのは11月末になります(増やせない可能性もあります)

大人がひとりでも気軽に草木染めを体験できる場所になればと思います。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。