2023年11月24日(金)ログウッド染めワークショップ開催報告(岡山)

ログウッド染め体験作品

11~12月の草木染め体験ワークショップは、ログウッド(ロッグウッド)染め。芯材を煮出して、素敵な青紫~紺色を染めました。

今回の参加者は初参加の1名。媒染や藍染について調べていて見つけてくださった方でした。濃色にもチャレンジ。持ち帰った染液や煮残りの染料でお家でも楽しんでいただけたらと思います。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

染料のログウッド

ログウッドはマメ科の木の芯材。青紫、紺色、黒染めに使われる伝統的な染料の1つです。草木染めでは青系に染まる染料が少ないので、ありがたい存在です。

ログウッドを使ったワークショップは東京で何度か、植物液体染料を使ってしたことがありますが、芯材を煮出して染める会は初めて。

染液の色は液体染料とは少し違いましたが、染まる色あいはそんなに変わらないと思いました。

ワークショップ風景

今回使ったログウッドの芯材はこれだけ。少量の染料からたくさんの色が取れます。鍋はステンレスです。

濃い色の液がとれました。これは1回目の煮出した液です。今回は2番液まで取りました。

ロッグウッドの染液抽出

まだまだ煮出せるので、終わった芯材も大切に。参加者に持ち帰ってもらいました。乾燥して保存できます。

ロッグウッドの芯材

布を下準備して水洗いしたところ。麻紐は地の色が濃いです。

布や紐の下処理

焼きみょうばんを使って、アルミ媒染液作りをしているところ。

鍋で煮出した染液は紫色でした。液体だと茶色っぽいので、その差が何なのか。

ログウッド染液

染め途中の麻紐。青紫色になっています。さらに液体染料も追加して濃色を目指しました。

ログウッド染め麻紐

こちらは木綿生地。少し染液を工夫して濃い色を目指しました。

ログウッド染め作業

染め上がり。麻紐は濃紺に、綿のふきんも濃い色になりました。ぬれた状態なので、乾くとまた色あいが変化します。

ログウッド染め作品

ログウッドは他の草木染めと染め方が少し違っていて、マンツーマンだったこともあって、いつもより詳しく説明できました。

楽しみつつ、いろいろな草木染めを体験できる場所を提供できたらいいなと思っています。

次回のワークショップ

12月10日にもう一度やります。

今年のワークショップは12月10日で最後の予定です。

お友達同士やご家族などで集まっての個別開催も場所があいていれば対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

乾燥後の色あい

参考のため乾燥後のお写真を送っていただきました。

ワークショップで染めた、綿ふきん、麻紐、木綿の布。

ログウッド染め作品

自宅にて持って帰った染料で、同じ綿ふきんを銅媒染、鉄媒染で染めたものを並べた写真。銅媒染は緑味の強い青、鉄媒染は灰色に近い青とのことです。

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

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