タデアイの発酵煮染めで赤紫染めのテスト

赤紫染めテスト

2025年、育てている藍の生葉を使った、発酵染めで赤紫染めチャレンジ。テストの様子も記録しておきます。

シルクは染まったけれど、染めたかった木綿は染まらず失敗でした。

※本番の様子と説明はこちら→ タデアイの発酵煮染めで赤紫染め。シルクは紫に

テスト1

テスト1スケジュール

  • DAY1 仕込み
  • DAY2 放置 
  • DAY3 放置
  • DAY4 放置
  • DAY5 放置
  • DAY6 水入れ
  • DAY7 放置
  • DAY8 煮染

仕込み

DAY1、時期は9月中旬、3番刈りシーズン。この辺の藍を使いました。

赤紫染めに使用した藍

そろそろ穂が出そうでした。

穂が出かけた藍

いろいろなことに使っていた漬物樽を熱湯消毒して使用。

藍を茎ごと刈り取って1kg強、水道水で洗って、カットせずにそのまま詰め込み。

簡単に水切りしましたが、水洗いの水分が付いてます。

水分が付いた藍の葉

樽の口のところを養生テープで2巻して塞いで、日なたに置きました。

テープで塞いだ容器

水入れ

DAY6、蓋を開けたら、元気なままの葉が多く、発酵が弱そう。発酵してるのか?疑問。

発酵後の藍の葉

汲み置きした水道水をひたひたに入れました。

水入れ

蓋をして日なたに置きました。テープはしませんでした。するべきなのかも?

水を入れた容器

煮染め

蓋を開けたら、藍が育ってました。上に伸びています。発酵というより育成?失敗した2年前も同じ現象だったことを思い出しました。

水入れ発酵後の藍

液色は薄いエメラルドグリーン。

発酵後の液色

取り出した葉っぱ。臭いです。茎から根が生えてて元気そうでした。

火力的に全部は無理そうなので、液の半分を鍋へ移動。

グツグツ煮ました。白泡が出ました。

発酵液の沸騰

ほんのりオレンジかな?と思った段階で染めることに。

シルク布が赤紫になったのを確認。

染めたかったコットンのトップスを入れました。

濡れた状態で、うっすらピンクがかった気がするような色でしたが、乾いたらほぼ白でした。

シルクなら染まるがコットンは染まらない、という結果でした。

テスト2

残った半分の液をさらに発酵させることにしました。

テスト2スケジュール

  • DAY8 テスト1の煮染め&テスト2仕込み
  • DAY9 放置
  • DAY10 テスト2の煮染め 

仕込み

DAY8、テスト1で使わなかった半分の液。

発酵不足かと思って、残った茎葉を残った液に漬けて、日数を置くことにしました。

残り液に入れた茎葉

重石もしました。蓋をして日向に置きました。

重石

煮染め

DAY10、液色が青っぽく濃くなりました。

追加発酵させた容器の中

表面がギラギラしていて、沈殿藍作りみたいです。

ギラギラ表面

発酵進んでそうな葉っぱでした。

追加発酵させた葉

液色は紺色っぽさが増しました。

追加発酵液の色

鍋液を移動。火力不足にならないように、テスト1より液量を少し減らしました。

液を入れた鍋

グツグツ煮て、粒も出てきて沈殿藍作りみたいになってました。

液色はずっと赤みが出てこなくて、染めてみることに。シルクが紺色に、木綿は水色になりました。

日が暮れて時間切れ。終了しました。

紺色になったと思ったシルクは、乾いたら紫でした。木綿はとても薄い水色。

発酵煮染めテスト2染まった色

煮染めの残り液と未使用の発酵液は、沈殿藍作りに切り替えることにしました。

テストで思ったこと

シルクは染まるが木綿はうまく染まらなかった。

テスト失敗だけでつまらないので、シルクを染めよう。というわけで、本番はシルク手袋を染めました。その話はこちら→ タデアイの発酵煮染めで赤紫染め。シルクは紫に

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