2025年2月20日(木)セイヨウアカネ染めワークショップ開催報告(岡山)

西洋茜染め体験作品

セイヨウアカネ染めワークショップ2回目を開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

ミニトートバッグ、さらし、刺し子糸、織り糸、シルクストールや木綿の布がかわいいピンクや紫色に染まりました。

思った色にならない!となった瞬間もありましたが、運よくリカバリーできました。時間ギリギリでバタバタしましたが、楽しく染められたかと思います。

今回の参加者は初参加1名、リピーター3名の計4名。初めての方は染物に興味があって来てくださいました。ご参加ありがとうございます。

セイヨウアカネ染め

2月のワークショップはセイヨウアカネの根っこ、乾燥染料を使いました。きれいな色が染められる、濃淡や色あいの調整もしやすく、手に入りやすい。素敵な染料です。

西洋茜の乾燥染料

アカネという植物にも種類があり、1月のワークショップで使ったインドアカネ、今回のセイヨウアカネが入手しやすいです。

日本で採れる、ニホンアカネ(日本茜)という草もあります。ニホンアカネは岡山にも自生しているので、「見たことがある」という人もいました。私もいつか自生するものを見つけてみたいです。

ワークショップの雰囲気

染料を用意して、染液を煮出すところからしました。植物から染めていることを味わってほしいので、ワークショップでも煮出すところからやっています。ステンレスの水ます(計量カップ)を鍋代わりにしています。

染液作り

布の前処理しているところ。

染液ができて、染め始めたところ。かわいい淡いピンク色が入っていきます。これは刺し子糸。

西洋茜染色作業

これは刺し子糸と木綿の布かな。

西洋茜染色作業

板で模様入れしたものは浅いタライで染めました。晒しとミニトートバッグ。

西洋茜染色作業

焼みょうばんを使って、アルミ媒染の準備。アルミ媒染をすると明るい色に発色します。

アルミ媒染をしているところ。

さらに染めて、各自好みの色にしていきます。いろいろすると色も変わるので、不思議です。

西洋茜染色作業
西洋茜染色作業

鉄媒染もしました。鉄媒染をすると暗い色に発色します。

鉄媒染前の絹の織り糸。この糸は薄付きでした。

絹の織糸

鉄媒染しているところ。

さらに染めているところ。うまく入るかな?

濃い色になりました。乾いた後にどんな色になるか気になります。

絹の織り糸

刺し子糸の段染めにもチャレンジしました。

刺し子糸の段染め

布やバッグには模様入れもしました。どんな模様になるかな?

模様入れ作業
模様入れ作業

模様入れを外す時が楽しいです。晒しの白と桃色のコントラストが素敵です。

模様を外す作業

こちらは鉄媒染で染めた布。きれいなお花模様になりました。

模様

※模様入れの方法はこちら参照→ 布に絵を描く、模様を入れる

染め上がり。ミニバッグと三角模様(雪花絞り)を入れた晒し布がこちらで用意したもので、他は持ち込みです。

西洋茜染め体験作品

1つの染液から、いろいろなキレイな色に染まりました。

いろいろやっていたら時間ギリギリになってしまったのですが、素敵に染め上がりました。いろいろ体験してもらえましたが、細かい説明ができてなかったので、手順やお手入れ方法は資料をお読みいただけたらと思います。

午前中は気温が低かったので今季初めてガスストーブをつけました。晴天だったこともあって、染めているうちに暑いくらいになって、早めに消してもよかったかも。

次回のワークショップ

3月も草木染めワークショップを開催予定ですが、日程、内容ともに未定です。募集が遅れるかもしれません。

決まり次第、このブログで募集します。インスタグラム、フェイスブックでもご案内します。今まで申込み時にメール連絡OKの方にはメールでもお知らせします。

大人がひとりでも気軽に参加できる草木染めワークショップの場にしていきたいです。

乾燥後の色あい

乾燥後のお写真を送っていただきました。

帯揚げを使ったシルクストールと綿糸、木綿の布。

西洋茜染め体験作品乾燥後

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。