2024年10月13日(日)セイタカアワダチソウ染めワークショップ開催報告(岡山)

セイタカアワダチソウ染め体験作品

セイタカアワダチソウ染めのワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

今回染めた布小物はすべて持ち込み。身近にある植物から、お家にあった物たちが、素敵な黄色&カーキに染まりました。

今回の参加者は初参加の2人。2人とも県外から、草木染めに興味を持って来てくれました。今月は昼休憩ありで1時間長い会なので、じっくり楽しんでもらいました。貴重な三連休にご参加ありがとうございます。

※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ

染料の雑草、セイタカアワダチソウ

秋の雑草、セイタカアワダチソウ。田舎ではたぶん、あっちにも、こっちにも、そこらじゅうに黄色い花を咲かせています。

背高泡立草

雑草からも鮮やかな色が取れること、草木染めってすごいですよね。

今回は前日に採取しておいて持参しました。満開手前、つぼみに近いお花が多めでした。そのほうが虫が少ないかも。

背高泡立草の花

ワークショップの雰囲気

簡単な説明をしたら、煮出す準備からしました。まずは、お花を水洗い。

花を洗う

ハサミで少し小さくしました。

花をカット

寸胴鍋1個で煮出しました。背高泡立草の名前のごとく、泡立っているかも。

染液煮出し

煮出している間に布の準備。今回はすべてコットンだったので濃染処理をしました。写真撮り忘れました。濃く染める方法はこちら参照→ 草木染めを濃く染める方法

煮出し終わった染液。黄色い液がとれました。

染液を濾す

染液ができて、染め始めたところ。徐々に色が入っていきます。

染液で染める

草木染めでは媒染をすることで色を定着させるのですが、その媒染液を作っているところ。焼きみょうばんを使いました。

媒染液作り

媒染しているところ。それぞれの布で色の入り方が違います。

アルミ媒染作業
アルミ媒染作業

媒染した後に、再び染液へ。ちょっと染液を工夫して染まりやすくしました。

泡立ってますね。色づきが薄かった熊さんにも色が入っていきました。

再度染液で染色

黄色で終わるの場合、水洗いしているところ。かなり泡立っていて、あれ?タライを洗った時の洗剤落ちてなかったかな?と思うほどでした。

トートバッグは鉄媒染も重ねて模様を入れました。鉄媒染をすると暗い色に発色します。

鉄媒染後の染色

できあがり!トートバッグと巾着とペンケース。1つの植物からとれた染液で、それぞれ違う色あいに染まりました。

セイタカアワダチソウ染め体験作品

濡れた状態なので、乾くと少し色が落ち着きます。参加した方はよければお時間がある時に乾燥後のお写真をお送りください。参考のためこのページに追記します。

お昼休憩とお弁当

中牧(もう1つの開催場所)では何度か昼休憩あり&弁当予約可能の会を開催したことがありますが、この岡山東口でははじめての試みです。

草木染めや田舎暮らしの話をしたりしながら、染色の合間にお昼を食べました。

今回は、希望者には「びおねする」さんのオーガニックと自然派食材、手作りにこだわったお弁当をご用意しました。おいしかったです&喜んでいただけてよかったです。

お弁当

秋晴れのちょうどよい季節に、秋の花で草木染めをゆっくり楽しんでもらうことができました。草木染めをやってみたかった、ずっと来てみたかった、という気持ちに答えられる場所を提供できてよかったです。

ぜひお家でも玉ねぎ染めなど、気軽に楽しんでいただけたらと思います。

次回のワークショップ

もう1回、24日に背高泡立草の会を中牧でします。自然豊かな場所なので染料植物の観察も(できたら採取も)する予定です。参加者募集中です!→ 2024年10月草木染め体験ワークショップ参加者募集(岡山)

来月はまだ考え中ですが、ウールや毛糸を染める会を1回はやりたいと思っています。ご要望があれば、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。

まだ日程も決めてないので、「旅行のついでに参加したい」などあれば、場所が空いていれば日程調整可能です。

乾燥後の色あい

乾燥後のお写真を送っていただきました。

トートバッグとペンケース。

背高泡立草染めトートバッグとペンケース

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。