2025年1月30日(木)茜染めワークショップ開催報告(岡山)

茜染めワークショップ体験作品

茜染めワークショップ2回目を開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。

晒し布、木綿糸、絹糸がそれぞれ違う、素敵な赤色に染まりました。

今回の参加者はリピーター2名、初参加1名の計3名でした。初参加の方は、インスタグラムを見てくださっていた方でした。手芸好きな方が多かったので手芸や岡山の話をしながら草木染めを楽しみました。

茜染めについて

今回使ったのはインドアカネ。根っこが染料になります。乾燥染料チップを使いました。

インド茜の乾燥染料

アカネは少しの量から結構染まる、きれいな赤色が染まる染料です。冬は赤系がきれいに染まる季節なので選びました。

アカネには、他に日本茜、セイヨウアカネなど種類があり、赤系ですがそれぞれに色が少し違います。インドアカネは赤みが強い(黄みが少ない)です。

ワークショップの雰囲気

インドアカネの根っこをステンレスの寸胴鍋で煮出し始めたところ。

インドアカネ煮出し

煮出し中。

インドアカネ煮出し

取れた染液1回目。赤茶な液です。

インドアカネ1番液

煮出して残った染料。これを使ってもう一度、煮出します。

インドアカネ残った染料

2回目の煮出した色。

煮出している間に染める前の準備をしているところ。

糸の前準備

焼きみょうばんを使って媒染液作り。媒染することで色が定着するのと、発色もします。

焼きみょうばん

作った媒染液で、アルミ媒染しているところ。今月は、染めるより先に媒染をする先媒染で染めています。

木綿糸のアルミ媒染

染液で絹糸を染め始めたところ。

インドアカネ絹糸の染色作業

糸が色を吸って、液色が薄くなっているところ。

晒し布を染めているところ。濃く入りました。

再び媒染しているところ。

アルミ媒染

作業後の媒染液は、少しオレンジがかってました。

媒染液残り

再び染液で染めているところ。

染液で染めた後

木綿糸はお家で豆乳下地したものと、当日濃染剤したもので、その差を見ているところ。大きな違いはない感じ。

インド茜染め綿糸下地違い

絹糸はちょっと暗い色に変えました。乾くとどんな色になるか楽しみです。

インドアカネ絹糸

できあがり。ちょっとずつ違う赤に、きれいに染まりました。晒し布には模様も入っていい感じです。

茜染めワークショップ体験作品

濡れた状態だと濃色に見えるので、乾くと少し色が落ち着くかと思います。

茜染めで腹巻きを染めたかったという話もきいて、体を温めるものを染める会とかできたら素敵だなと思いました。いつかやってみたいです。

あと還暦といえば赤なので、還暦記念染めもいつかやってみたいです。

いろいろ話しながら染めて、時間ちょうどよく終わりました。前回よりちょっと寒い日でしたが、エアコン暖房の温度を上げて、まだガスストーブ無しで大丈夫でした。

次回のワークショップ

2月も草木染めワークショップをします。日程だけ2/16(日)と2/20(木)に決めました。準備が遅れていて、染料未定です。半年以内にワークショップした染料以外にします。近日中に参加者募集をします。

乾燥後の色あい

乾燥後のお写真を送っていただきました。

晒し布。まだまだ赤いとのことです。

茜染め晒し布

木綿糸。豆乳下地と濃染剤下地の差はなさそうとのことです。

茜染め木綿糸

持ち帰った残液でお家で染めた木綿糸(濡れた状態)。左から豆乳処理、生成り、白(漂白)、白(漂白で短時間)。右はワークショップで染めた糸(上の写真と同じもの)

茜染め木綿糸

ご協力ありがとうございます。

※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて

※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次

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