2023年9月23日(土)アボカド染めワークショップ開催報告(岡山)
アボカドの種と皮を煮出して染める、草木染めワークショップを開催しました。場所は岡山駅からほど近い貸し施設です。
6月もアボカド染めでしたが、その時とはまた違った色あいに染まりました。変化していく染液や布の色を味わってもらえたかと思います。
今回の参加者はリピーター2名と、初参加1名。初めての方は藍の生葉染めについて調べていて見つけてくださった方でした。ご参加ありがとうございます。
※ワークショップ最新情報はこちら→ つぎいろ草木染めワークショップ
目次
アボカドの種と皮
アボカドを食べた後に残る、種と皮。どちらも草木染めに使うことができます。
6月にもアボカド染めワークショップをしましたが、満席でキャンセル待ちして参加できなかった方もいたので、再度開催することにしました。
家で食べる分だけで貯めると開催がかなり先になってしまうので、今回はもらうことにしました。
今回のアボカドの種と皮は、倉敷駅にあるフレッシュジュース屋さん、マルゴデリさんすて倉敷店さんにいただいたものです。先日、倉敷まで受け取りに行きました。ついでに倉敷の美観地区を散策して帰りに立ち寄り、いちじくジュースで疲れを癒やしました。
一昨年、2021年にも同じように種や皮をいただいてワークショップをしたのですが、その時とも今回は違う色に染まりました。同じレシピでも同じ色にならない、草木染めのおもしろいところです。
※2021年の色はこんな感じでした→ 2021年9月17日(金)アボカド染め 2021年9月25日(土)アボカド染め
ワークショップの雰囲気
簡単に説明や自己紹介をしたら、さっそく作業開始。
まずは染料である種と皮の前準備から開始したのですが、想定外の事態が発生。なんとかキッチンバサミを使って、無事に準備することができました。
ステンレスの寸胴鍋2個を使って、染料を煮出しました。草木染めにはステンレス鍋がおすすめです。
これは出来上がり直後の染液。
煮出している間に、布の前処理もしました。木綿など植物繊維は濃染という処理をしたほうがよく染まります。
こちらは、自宅で豆乳下地をしてきたもの。よい状態な感じがしました。
2つの鍋から作った液を並べたところ。見た目は同じような感じがしました。
染色液ができたら、すぐに染め始めます。これは濃染剤で下処理したコットンのエコバッグ。
こちらも濃染剤で下処理したコットンストール(こちらで準備したもの)で、水洗いしているところ。思ったよりも濃い色が入りました。
こちらは豆乳下地したハンカチとシルクスカーフ。淡いピンクが入りました。こちらは別鍋の液を使ったので、色の違いが布の差なのか鍋の差なのかが判別できず。
草木染めでは媒染という処理もするのですが、焼きみょうばんを使ったアルミ媒染液作りもしました。色止めと発色の効果があります。
作ったアルミ媒染液で、媒染処理をしているところ。今までにない色の変わり方で、不思議でした。微妙な色具合がいい感じがしました。もっと生姜ガリのような色になることが多いです。
媒染中に少しずつ色が変化して、今まであまりなかった色になってました。コットンストールです。
草木染めのやり方もいろいろありますが、媒染で終わらせないやり方をしているため、もう一度染液に戻して染めます。
洗ったら、最後はバスタオルで脱水。濡れた状態で持ち帰って、お家で乾かしてもらいます。トートバッグに模様がくっきり入りました。
できあがり。左側のストール、トートバッグと、右側のハンカチ、シルクスカーフで色の感じが違いました。
濡れた状態なので、乾くとまた雰囲気が変わると思います。参加した方は、お時間がある時に、乾燥後のお写真を参考のためお送りいただけるとありがたいです。このページに追記します。
これからのワークショップ
9/29(金)にもう一度同じ内容でワークショップをします。
10月の募集は9月末までに開始できればと思って準備中です。そろそろ涼しくなってきたのでマルシェ出店でも草木染め体験をしたいのですが、準備が遅れています。
乾燥後のアボカド染めの色あい
乾燥後のお写真を送っていただきました。
コットントートバッグ。やさしい秋色とのことです。
残りを持ち帰ってお家で染めた、しっかりめのガーゼ生地。
木綿のハンカチとシルクスカーフ。
ご協力ありがとうございます。
※ワークショップ全体についてはこちら→ 草木染めワークショップについて
※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次
※不明点やアドバイスがありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。