2021年11月特別企画「ウールを草木染め」ワークショップ開催報告(岡山)

ウールを草木染めワークショップ風景

マフラーや羊毛(原毛)などを草木染めするワークショップを開催しました。蘇芳(すおう)の木のチップを煮出して、かわいいピンク赤系の色に染まりました。

ウールは染め方が違うので、特別企画として開催しました。簡易的な染め方にはなりますが、なかなかうまく染まったと思います。

今回の参加者は、リピーター2名と初参加1名。初参加の方は、10月の「おひさまアートバザール」出店時、草木染めの説明を聞いてくれた人でした。染物の合間に羊毛や岡山情報についておしゃべりしながら、あっという間の3時間でした。

ワークショップの雰囲気

開催場所は、岡山市北区中牧の民家。お庭や山の紅葉がだいぶ進んでいました。

山の紅葉

この日は近くの牧山クラインガルテン(岡山市の市民農園)で収穫祭があって、車の通りが普段よりは多かったです。

お会計や自己紹介などが済んだら、まずは湯通し。

バケツ1個で染める形にしたので、1人1バケツで作業。モノゲン(中性洗剤)も使って浸透しやすくしました。

もこもこしたマフラーも、水分を吸えば8リットルバケツに収まります。持ち込みの羊毛が入りきるのか不安でしたが、大丈夫でした。

ウール地入れ

みょうばんで先媒染。ウールは加熱しないと入らないので、できるだけ熱を逃さないように、毛布をかぶせて保温。

ウールのみょうばん媒染

媒染しながら卓上IHコンロで染料の煮出し。時間内に染めるべく、並行作業で進めました。

煮出し終わって、こしているところ。まだまだ色素は残っているので、煮残りは持ち帰ってもらいました。乾燥して保管できます。乾燥後は暗所に保管してください。

染液を熱湯で薄めて、バケツで染めていきました。赤みのある色が入ります。こちらも毛布で保温しながら。

羊毛は綿あめみたいな感じに。油分との関係か、色の入り方はマフラーより弱くなりました。

ウールのショールはいい感じのチェリーピンク系。

最後、マフラーを柔軟剤したら、また違ったきれいな色に変化しました。

洗濯機で脱水して、できあがり。ウッドデッキで自然光で撮影。右側のマフラーの色が少し違うのわかりますかね?

なんとか3時間で染めることができました。岡山の話を聞いたり、染物や繊維の話をしたり、情報を教えてもらって、岡山は奥深いなあとまた思いました。奥深いというか、表に出てない隠された魅力がたくさんありそうです。

※今回の染め方は、だいたいこれと同じです→ 草木染めでウールを浸し染め

ウールを染める会のこと

東京でウールの草木染めワークショップをした時は、液体の植物染料を使って染めていました。給湯器がなくお湯が出ない場所だったので、火力はお湯作りで手一杯。煮出す余裕がありませんでした。

液体染料では、ログウッドやラックダイ、クチナシブルーなど天然染料とは思えない鮮やかな色が気軽に染められます。混ぜて使うこともやればできて、おもしろかったです。これです→ 2020年10月特別企画「ウール染め」ワークショップ開催報告

今回は給湯器があるので、植物の乾燥染料を煮出すことに初チャレンジしました。かわいい色がいいと思って、蘇芳(すおう)を選びました。草木染めの中では褪めやすいと言われる染料ですが、伝統的に使われる染料で、きれいな色です。

お湯が蛇口から出るので、モノゲンも気兼ねなくできました。(前は、お湯で洗うためにはお湯を沸かさなくてはならなかったんです)

また頃合いを見て、ウールを染める会ができたらいいなと思います。いつか、身近な植物を煮出して染める会もしてみたいです。

次回のワークショップ

12月は、初心者向けの会をします。初めての方でもわかりやすい会を目指します。参加者募集中です→ 2021年12月(超初心者向け)草木染め体験ワークショップ参加者募集

12月は駐車場が準備できなかったので、1月以降は駐車場のある場所でも開催できるようにがんばります。よい場所があればぜひ教えてください。

乾燥後の色あい

乾燥後のお写真を参加した方に送ってもらいました。

羊毛(原毛)。左がワークショップで染めたもの(実物はもっと赤いとのことです)、右が残液で染めたもの。

蘇芳染め羊毛

マフラー。電灯の下で撮影。自然光よりも色ムラが見えやすいそうです。ムラがあった方が、自分で染めた感じがして好きなので、とても満足、とのことです。

蘇芳染めウールマフラー

ご協力ありがとうございます。


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※草木染めについて知りたい人はこちら→ 草木染めの目次